ミスタが仲間になるのは最後だし。 しかしはっきりと、二人の間には信頼はあっても絆はなかったと書かれていたことが寂しかった。 6部メンバーの集い方と似たようなところがあり、みんなバラバラにブチャラティを慕って寄せ集まっただけだったからか… それとも、二人の心の闇が深すぎて、捻くれすぎていて、「馴れ合いたくない」と意地を張った結果がそういう関係性を生んだのか。 p98 ブチャラティの方はまったく動じずに二人を手招きして、自分のところに運ばれてきた皿をナランチャに差し出した。フーゴの方を見もしない。 そこだよ、私が惚れるのは。 それはフーゴが遅刻したのを誤魔化すためにやったことだといえないこともなかったが、… オイオイ、フーゴォ! そりゃ照れ隠しと受け取っておくよ、心の中での照れ隠しと(笑) フーゴは、ナランチャを通して自分を見ていた。 ならばなぜあの時、「トリッシュの傷はオレの傷」と言ったナランチャを、理解できなかった? つまりはフーゴの傷でもあるということに… それに気づくまでの物語か。 あの時は、ブチャラティを説得して引き止めたい思いでいっぱいだったんだね。 思えばジョルノ以外のメンバーはみんな、ブチャラティに裏切られたようなものだったからね。 振り回されたというか。 ジョルノのせいで。 ちょっと飛んで、 p308 「……ひとつは仲間たちを死に追いやった憎むべき黒幕を倒して、これまでのすべてを清算すること。」 作中、最も私が悲しいと思ったセリフだった。 5部を読破して誰もが思うこと、それは… 結局、ジョルノのせいでブチャラティ、アバッキオ、ナランチャは死んだのではないか? ブチャラティはジョルノにたぶらかされ、ブチャラティに心酔する仲間たちが巻き込まれたようなもの。 みんな、ジョルノに利用されただけなのでは? 『集英社文庫 恥知らずのパープルヘイズ―ジョジョの奇妙な冒険より―』 上遠野浩平 （著） 荒木飛呂彦（作） 【日刊マンガガイド】 | このマンガがすごい！WEB. ちょっとは、こう思うよね? もちろんそんな単純じゃないし、ジョルノだって心有る人間だ。 結果的にブチャラティがジョルノについて行く形にはなったが、ジョルノはブチャラティを心から信頼していたし、 他の仲間も同じように大切に思っていた。 例え新人いびりをされても。 ジョルノは生まれ持ったカリスマと強運、そして自ら育てた黄金の夢と覚悟で、この結果を手に入れたと私は思う。 だから、ジョルノ自身が自分をこう語ることが悲しかった… 全てお見通しなんだな。 全て抱えて、それでも立ち止まらず前に進めるんだな、ジョルノは。 p111 「つまり人がジョルノ様を見るとき、そのあまりにも巨大な"器"を前にして、ついそこに自分自身を反映してしまうのよ。」 とんでもない16歳だな。 アバッキオは、最後までジョルノをとにかく気に入らない、信頼できないといった態度だったはず。 彼は自分を死ぬまで信じることができなかった、ということか。 ブチャラティはジョルノに黄金の夢を見た。 自分の中に眠っていた、放っておいたら腐っていくだけの夢を掘り起こすことができたのか。 ナランチャは、オレが年上だ!敬え!としきりに言っていた。 自分を、礼儀のない年上を敬えない奴だと感じてたってこと?
「このジョルノ・ジョバァーナには夢がある!」 「覚悟とは!! 暗闇の荒野に!!
……うばぁしゃあああああああッ! たまげた。 あまりにも面白くて。 一晩で読み切ってしまうほどに! 最近は漫画ばかり(100%ジョジョ)読んでいたので久しぶりの小説だったが、イタリア舞台のマフィア物の割にとても読みやすく書かれていた。 漫画を読んでいるようだった。 まず、著者のジョジョに対するリスペクトっぷりにリスペクトした。 ノックして、もしもぉーし でクスッと笑い。 ミイラ取りがミイラに… 麻薬をやりたいヤツが… 弱者を利用し踏みつける… ヘリコに決まってんだろ この人にだけは失望されたくない クレバスのような闇 頭ではなく心で実感した などなど、誰かさんのセリフを思い出すような言い回しが至る所に散りばめられていて、嬉し懐かしい気持ちに。 そっくりそのまま同じセリフから、どことなく似ているものまでいろいろと、楽しませてもらった。 タイトルのとおり、この作品はフーゴの成長、魂の救済、覚悟を決めるまでの過程を描いた物語だったように思う。 ムーロロの言葉を借りるなら、恥を知るまでの物語か。 しかし最初から最後まで、胸がギュッとなるような悲しい物語だった。 5部って本当にハッピーエンドだったの?と疑ってしまいたくなるほどに。 誰の心にも、深い深い悲しみの大穴が開いているではないか。 夢を実現した(まだ途中?
イタリア南西はシチリア島の伝統菓子だ!! 「小さな筒」という意味であり、小麦粉でできた生地を金属の棒に巻き付けた後に油で揚げ!! 空洞部分にクリームなどを詰めて完成だ!!! どうどう、どうどう・・・ (背中?なでなで) あ~、 久しぶりすぎて弾けた か・・・ < ↑気絶 > さ、さて・・・(背中さすりながら) スタンドは 群体型 、「情報収集」と当人は言っています 実際にこのスタンドの「人形劇」でフーゴたちは 敵の情報や居場所を知りますが 実際のこのスタンドは 「暗殺」任務が主な仕事 でした ん・・・ 「暗殺」 だと? そう、彼は暗殺チームとも コネクション があり・・・ 漁夫の利目的 で チームに情報を流して結果、本編のあの有様になってしまったという 「暗殺チーム離反の元凶」 ですね、つまり さすがにこいつは 言い訳の仕様も同情の余地もない わけだが ジョルノは この任務への参加 と 「とある任務への参加」 を依頼して こいつを諭して許した 結果、 ムーロロは本当に心の底から ジョルノへ忠誠を誓った というわけだ ただし 麻薬チームの「コカキ」 はそれを許すことができず シーラ・Eもフーゴも命は助けるつもりだったものの ムーロロだけは殺すつもりで向かってくることに・・ ちなみにジョルノは 「ジョルノ様」 ミスタも 「ミスタ様」 と呼ばれています 元々は下っ端チームの構成員だったのに 大出世 だ ・vs麻薬チーム フーゴたちを迎え撃つのは 護衛役リーダー の ヴラディミール・コカキ 能力が 「範囲攻撃」でなおかつ「固定系」 という 凶悪コンボ だったりします ちなみに彼はこの能力を自分に使い 第二次大戦中に死亡した妹が幸せな人生を送ったという感覚を 自分に固定 していました 「感覚を固定」 か・・・ いっそ殺せ!! あ~、 事の重大さ を 経験 含めて物凄く理解してますねアルボアさん ・・・ 拷問や攻撃 だけではないですよ 逆に「自分は死なない」とかを固定すると 「死を恐れない狂戦士」 ができあがったり 「これで死ねば天国に確実に行ける」を固定すれば 「自爆も辞さない鉄砲玉」 も作れますし・・・ アルボアを安心させるために言っているんだろうが 今この時ほど お前に この能力がなくて安心した ことは ないぞ! ; (どうしてコイツは 当のスタンド本体が思いつかない もしくは 思いついても実行しない だろう 能力の凶悪無比な使い方 をポンポン思いつくんだ?)
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