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漫画・アニメ 2020年9月1日 スポンサーリンク Sponsored Link 天気の子を鑑賞した 絵がきれい、ストーリーは分かりやすいが疑問箇所もあり 『天気の子』を見てきました。 前作『君の名は。』は人気が爆発して話題になったことが、見に行った理由です。 今作も人気のようですが、それよりも監督の新海誠のインタビューをあちこちで見る機会があり、それで興味が出てきたからです。 前作を見て怒った人がいたので、今回はもっと怒らせようと思った 、とのことです。 君の名は。への批判の内容とは?怒りを買った点はどこだ?
7月19日(金)に公開された映画『天気の子』のネタバレ感想です。まだ映画を観ていない方は要注意!! (誰かに何かを物申したいという意図はありません。以下に書かれていることはすべて個人の感想と見解です!) ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 公開日のレイトショーで観て、帰りの電車に乗っている間も、家に着いてからもずっと『天気の子』について考えていた。 ラストはある意味 メリーバッドエンド で、『あげくの果てのカノン』みたいな終わり方が好きな私にとって性癖どついてくる結末だった。 メリーバッドエンド メリーバッドエンドとは、 物語のエンディング形式の一つで、登場人物の視点によってハッピーエンドであるかバッドエンドであるかの解釈が分かれるもののこと。 この作品の感想が賛否両論になっているのは、新海監督が元々描こうとしていたものが、人によって幸せかどうかの解釈が分かれる「メリーバッドエンド」だったからかもしれない。 『天気の子』は一見王道青春映画のようで、その結末はぜんぜん王道じゃない。 新海監督は、『君の名は。』を通して、王道でないものを王道ストーリーで描く手法を手に入れたんだと思った。 大切な人を救うために、世界を犠牲にする 前半については、陽菜に危機が訪れるまでのポイント(観客が「これどうなっちゃんだろう」と思うまでのシーン)が、正直とても長く感じられてじれったかった。ただ、どこかのエピソードを削れたかというとまったく無駄はなかったと思う。なんだろう、テンポかな?
天気の子観てきました! (C)2019「天気の子」製作委員会 リンク なので、今回は『天気の子』について感じた事を書いていきます! 追記:小説版も読みましたので、それについての記事はこちら 1. 感想 大ヒットした『 君の名は。 』の 新海誠 監督の最新作で、現在話題沸騰中の映画、『天気の子』 観た感想としては、 映像綺麗すぎ!!! 個人的にはストーリーは『 君の名は。 』より好き! でも賛否両論分かれそう! という感じです。 映像は圧巻でしたね。 水の表現だったり、空の描写だったりはものすごく綺麗でした。 時には実写なんじゃないかというぐらい、リアリティがありましたね! 天気の子感想文 絵、ストーリー、結末の考察、評価。ネタバレ少し - 令和太郎のきままなブログ. 大袈裟じゃなく。 音楽を担当したのは RADWIMPS 。 前作でも世界観を作る一端を担っていましたが、今回も大活躍でした。 RADWIMPS は、せつなく、繊細で綺麗な表現を作るのが上手なので、 新海誠 監督の作風にマッチするのでしょうね! そして、肝心なストーリーですが、僕は好きでした。 主人公の帆高の家出した理由や、ヒロインの陽菜の厳しい環境の理由だったり、割と大事そうな所をあまり描いていなかったのが気になりましたが、そこはそんなに監督としては描かなくてもいい所だったのでしょうかね。 実際にこの映画は無駄を省いて、 伝えたいメッセージだけをストレートに伝える映画 という印象を受けました。 それも理由の一つなのか、世間では賛否両論あるようです。 しかし、これは 新海誠 監督も、自分で賛否両論になると言ってるみたいなので予想通りといったところでしょう。 とまあ、ざっくりと感想を書いてきたわけですが、もっと丁寧な感想や解説は、僕よりも全然できる人が沢山いると思うので、ここからは僕なりに受け取ったメッセージを書いていこうかなと思います。 2. 受け取ったメッセージ 帆高を応援したくなる理由 まず、『天気の子』のパンフレットにこのような 新海誠 監督のコメントがあります。 悩みに悩んで最後に思い至ったのは、狂っていくのは須賀ではなく、帆高なんじゃないかということ。客観的に見て、おかしなことをしているのは実は帆高のほうなんじゃないか。それに帆高と須賀を対立させるとなると、須賀も空の上の世界を信じてなければいけないことになってしまう。でもそれはどうも違う。なぜなら、須賀は アウトロー だけど観客の代弁者でもあるからです。須賀はむしろ常識人で、世間や観客の代弁者でもあって、社会常識に則って帆高を止めようとはするけれど、最後はやっぱり味方なんだということにしたんです。帆高と真に対立する価値観があるんだとしたら、それは社会の常識や最大多数の幸福なんじゃないか。結局この物語は、帆高と社会全体が対立する話なのではないか、それに気付けたことが、今回の物語制作でのいちばんのブレイクスルーだった気がします。 このコメントを聞いて考え直してみると、確かに客観的にみておかしいのは帆高の方なんですよね。 しかし、多くの人は帆高を応援して観ていたのではないでしょうか?
※この記事は作品のラストに関わる重要なネタバレを含みます。 2021年、明けてすぐの1月3日に新海誠監督作品『 天気の子 』がはじめて地上波放送されていた。筆者の感覚からすると、いわゆる「メリバ」な作品だった。 ※メリバ ……「メリーバッドエンド」の略。視点を変えるとハッピーエンド(ハピエン)にもバッドエンド(バドエン)にも、受け手の解釈によって捉えることができるような物語のこと。第三者から見ると不幸だけど当事者たちは幸せといった物語なので、だいたい後味が悪い。 物語に時間を使ったりお金を払うのだから、できればその時間を得した気持ちで終わりたいと思うのは自然の摂理ではないか。そうすると人は自然とハッピーエンドを求める傾向にある、と筆者は思っていた。 筆者自身『天気の子』のラストを見るまでは、ハッピーエンド以外の物語は苦手だと思っていた。ところが、10年ぐらい前に『秒速5センチメートル』を見てラストの展開に深く心を抉られていたはずの筆者は、『天気の子』を見て「おれたちの新海誠監督が帰ってきた!」と喜んでいた。知らないうちにメリバの耐性がついていたのか。こんなはずでは……! 『天気の子』はメリバ?
『天気の子』のハピエン・バドエン・メリバ展開を考えてみた 『天気の子』で雨が降り続いて街は最悪だけど、人はその中でも生活を続けているし、帆高と陽菜はまた出会うことができる。ふたり的にはハッピーエンド……だけどこの選択をしたことを「街を犠牲にして、本当にこれで良かったんだろうか?」とは心のどこかでずっと思い続けるんだろう。劇中でも雨が降り続くまま3年もの時間が経っている。うーんめっちゃトロッコ問題。 ※トロッコ問題 ……「多くの人を助けるためにひとりを犠牲しても良いのか」という倫理学上の課題。 この100%ハッピーエンドとは言えないラストも、要素が少し違っていたらハッピーエンドにも、逆にバッドエンドにも簡単に転がれそうだと思い、『天気の子』におけるハピエン・バドエン・メリバ展開を考えてみた。 ◇ ハピエン : ふたりはまた出会えるし、奇跡が起こって雨は止んで東京は救われる メリバ : ふたりはまた出会えるけど、雨は降り続け東京は大変なことになる バドエン: ふたりはもう出会えない。雨は降り続け東京は大変なことになる ッカーーー! 自分で書いてて『天気の子』がこの解釈のバドエン展開じゃなくて良かったと心から思った(昔の新海誠監督ならやりそう感ある)。 メリバの解釈は人によるので難しいところだが、いわゆるメリバに分類されがちの物語は、本人たちは幸せだとわかっていても後味は悪いので心がざわざわする。そしてこの心に引っかかる感じ、なんなら数日そのことを考えて引きずってしまう感じ、 メリバ嫌いじゃない……。 今までメリバは割と避けてきた要素だったけど、どうやらメリバの扉を『天気の子』でこじ開けられてしまったようだ。そして、もうひとつ触れなきゃいけないのが、上記以外の4つ目のパターン。 第4パターン: ふたりはもう出会えない(or 陽菜が犠牲になる)けど、雨は止んで東京は救われる こちらの本人たちは不幸、でも世間的にはハッピーエンドという 第4パターンも「メリバ」にあたるようだ。 メリバの世界は奥深いなー……!
まとめ 今回は『天気の子』の感想と感じたメッセージについて書きました。 観た後にそれぞれ感じる事があると思います。 各々の感じた事が正解だと思うので、一概にこれが正解というのはないと思います。 また、前作『 君の名は。 』がすごい評判だったこともあって期待はずれという人もいたかもしれません。 僕は、逆に楽しめましたが! とにかく話題の作品なので、一度は見てみる事をオススメします! twitter やってます! しょう (@sho2019blog) | Twitter まで何かあればどうぞ!