さすがに手術が始まると世間話はない。 医師の手の動き、実際には聞こえない息遣い、看護師の気配が気になる。 眼前には相変わらず万華鏡の模様が展開される。 手術は15分~20分ほどで終わると聞いていたが、なかなか終わらない。 しばらく沈黙が続いていた手術室内に密やかな会話が始まる。 目が見えない分、聴覚が研ぎ澄まされる。 「先生・・・どうしますか?」 「先生、〇〇▽はやりますか?」 「先生、空けていいですか?」 そうした看護師の問い掛けに不安が募る。 一体、何があったんだろう?手術は順調なのか? そして時間が進むにつれて視界は崩壊していき、万華鏡ではなくなる。 眼の中心部では、CGでできた卵の黄身がグチャグチャに掻き回され続ける。 それはカエルの卵か、子供のころに理科のテキストか何かで見た細胞分裂も思わせる。 手術の後半には眼の中に何かが差し込まれる感触があり、 それ以降はCGの周辺部に手術室の天井らしきものと医師の頭のようなものがリアルな画像で見える。 一つの眼の中で、二次元と三次元が一緒に見えるという体験したことのない画像になる。 しばらくすると、外国語のガイダンスと電子音がピピーと鳴り響いているのに気付く。 「ピピー」というのはOKの合図なのか、非常事態なのか? 完全に崩壊した画像からすると、これは緊急事態ではないのか? 進歩した白内障手術だが…患者の不満・後悔が増えているワケ | 富裕層向け資産防衛メディア | 幻冬舎ゴールドオンライン. 一生、このグチャグチャな映像と共に生きていくのか・・・ 「もうすぐ終わりますよ。」 見えている景色は変わらない。 これで終わりなの?これで完成なの??? 先生~何も見えてないよ、失敗したの?裁判なの? 手術の同意書って裁判での効力はどうなの??? そんな不安やら葛藤やらを抱えながら手術は終わった。
私は東京の調布市の片隅に住む年金生活11年生の70歳の身であるが、 ここ数か月前の頃から、朝のひととき小庭にあるテラスに降り立ち遠方を眺めると、 少し擦(かす)れた状景を見たりし、やがて数分後には鮮明な景観となったりしてきた。 或いは平素の買物専任老ボーイの私が、家内から依頼された品を求めて、 スーパーに向い前方の状景を眺めたりして歩いている時、 こうした時、高齢者は白内障になる人も多い、と学んだりしてきたので、 私も白内障になってしまったかしら、と思ったりしてきた。 私は6年前に総合病院で健康診断を受診した後、 白内障の症状が少しみられます、と診断されたりした。 翌年からの健康診断は、我が家から近い内科専門医院で受診してきたが、 眼科に関する検査はなく、いずれ眼科専門医院で検査すればよい、と私は放置してきた。 その上、私は酷(ひど)い近眼で0. 03ぐらいの視力で、メガネを掛けて0.
12月6日<手術後4日目> 透明眼帯 を 付ける。 (昼間はメガネで代用) 洗面・入浴・洗髪 ができる。 点眼3種類 を続ける ●ベガモックス 1日3回 (抗菌剤・感染予防 手術の3日前から点眼開始) ○リンデロン 1日3回 (目の炎症を抑える点眼薬) ●ブロナック 1日2回 (手術後の炎症を抑える点眼薬) <術後に思うこと> 白内障の手術は簡単よ! と言われる方が多数だが、 怖かった!と言われる方がある。 実際に手術を受けて、 どちらも間違いではないと思う。 〜日帰り手術〜 ネットで、ある眼科医の 「日帰り手術の流れ 」 を見ると リクライニングできる 歯科のような椅子で手術。 9:00来院 →9:30点眼→ 10:00手術 →10:15終了→ 10:30帰宅 とあり 1時間半ですべて終了。 なんと簡単で短いことか・・・ 手術には痛みは無く こんなに早く終われば 「簡単よ〜」 と思うのは当然! だが、 片目眼帯のままで帰宅し 翌朝、外来検診が必要 なので、 比較的若い方や、健康な方、 付添人があるなら 日帰りでもいいだろう〜 〜1日入院手術〜 病院の1日入院手術では 手術の3日前から 「ベガモックス」を1日3回点眼 入院後は術前に 2種の点眼薬を指示どうりの順に 15分間隔で10回以上 約2時間半かかって点眼 徹底的に眼を殺菌。 手術台はベッドで 身体には ○心電図 ○酸素濃度測定 ○血圧測定装置 が付けられ、 左手甲には ○ 点滴用の針 常に体調を管理されていた。 手術は約30分。 術後は2時間の安静 。 決して簡単な手術とは思えない。 眼は脳に近く、 高齢者や 高血圧など何か薬を常用されている方 一人暮らしの方、遠方の方は 1日入院がオススメ 。 「怖かった〜」 というのは 麻酔がかかっているのは 手術を受ける眼だけ。 意識がはっきりしている中での 手術なので音や会話が聞こえる。 痛みはないが、真っ暗なわけではなく 光源を見つめる眼には 焦点を結ばない 得体の知れない光模様が見える。 31年前に受けた子宮ガンの手術では 全身麻酔で約6時間。 家族には心配をかけたと思うが 本人は手術中は眠っていて 痛みも精神的不安もなく 起こされたときには全てが終わっていた。
15) 裸眼視力がいいのにいろいろなレンズを入れて視力をはかられるので、何の検査か質問しました。 乱視がどの程度かを見ているのだそうです。納得しました。 とても経過が良好です。 何か目に症状が出たときに点眼する目薬を3本だしておきます。 ヒアルロン酸の目薬(ティアバランス)で、とても保湿効果があります。 症状がないときはささず、症状のある時は1日3回程差してください。 次回は2か月後に受診してください。 術後4か月の受診 裸眼視力 1. 15) 何か目に症状が出たときに点眼する目薬を6本だしておきます。 経過がよいので今後は年に2回の診察で経過をみましょう。 自覚症状 2か月前に比べ、多少のこわばり感があるものの、見え方にはなんの問題もありません。 つまり、目のカスミ、二重に見える、目の疲れなど術後続いていた症状はなくなりました。 結局、遠くも近くもクリに見えるのでメガネは不要になりました。 あまりに視界がクリアなのでセピア色に見えていた以前の色合いが落ち着きます。 ・外は意外と眩しい。 ・友人はたいがい高齢者なので、あまりにしわや、シミが見えすぎてとても正視できない。 (自分の顔は見えないのが救いです。) なので、 外に出る時や、人と会うときはごく薄い色のサングラスを使用しています。 結論 この手術は、80歳過ぎるとすべての人に起こる白内障とどう向き合うかを、 各自真剣に考えておく事をお勧めします。 辛くなった時に手術を受ければいいと思いがちですが、術後のケアの複雑さや頻繁に通院しなければいけない事を思えば 知力、体力のあるうちに受けるというのも一つの考えです。 特に私のように一人暮らしの高齢者は、早めの決断をお勧めします。 手術の経過は人それぞれです。 人の体験は決して参考にならないことをお伝えして、最終報告とします。
「眼内レンズ」のメリット・デメリットとは?