(2) 練習問題9(売価と売上値入率から求める) 練習問題の解答 上記練習問題の解答は、全て下記の表となります。 (値入額) 原価値入率を値入率として採用している場合 原価値入率の表は、あまり使われることはないと思いますが、計算するための表を下記に示します。 売価率 例えば、原価=800円、値入額=200円とすると、下記のように赤字部分が計算できて、 0. 25(25%) 1. 25(125%) と表が完成されます。 売価値入率の場合の練習問題と混乱するので、原価値入率の練習問題はあえて割愛いたします。
こんにちは!第10回は原価から値入率を用いて売価を計算する方法について書いていきます。 まず、値入率を求める計算について覚えていきましょう。 原価が100円で売価が150円の場合の値入率は、150(売価)-100(原価)=50(値入高)です。 よって、50(値入高)÷150(売価)×100=33. 【重要】値入率と粗利益率の違い【ロスを見込んだ売価設定が必要】 | ベジふる. 333333%です。だからこの商品の値入率は約33%ということになります。 商品によっての値入率は様々ですが、どの商品も大体30%~40%くらいの間が妥当だと思います。 では次に本題に入って、値入率をこれだけいれたいけど、売価をいくらにしたらいいのか?という問題を解決していきます。 例えば、原価が350円の商品があったとします。この商品に35%の利益を足して売りたいとします。 こういうときの計算方法を説明していきます。 すごく簡単です。計算式は350(原価)÷(1-0. 35(値入率))=538.46円(売価)(値入率を35%で設定したときの値段)です。 忘れてはいけないのが1から値入率を引くことです。1=100%です。だからこの場合、35%=0.35です。 この答えがあっているかわからないときは初めに書いた値入率を求める計算式を当てはめるとあっているかどうか確認できます。 538(売価)-350(原価)=188(値入高)です。 188÷538=0. 34944です。四捨五入すると0. 35になりますね。 あっているかわからなければこの方法をためしてください。 それではこれで第10回の原価から値入率を用いて売価を計算する方法についてを終わります。 【このカテゴリーの最新記事】 no image no image
事例⑦:チラシ価格98円で販売する際、荒利を15%確保するには原価はいくらか? バイヤー目線ですね。 チラシに載せる商品を売価と荒利ありきで、仕入れの原価をコントロールする場合に使います。仕入れ原価というより仕入れそのものを担当して原価交渉の際に使えますね。 次に、実際どのように計算するか解説します。 どうやって計算するの? 事例の解答編になります。 もう一度、図を見てみましょう。 ◆値入と利益の関係 値入と利益の関係 ◆仕入れ原価と値入率から売価を求める公式 売価 = 原価 ÷(1-値入率) この図と公式ひとつがすべてです。 これさえ頭に入っていれば全部解けます。 事例をひとつずつ解説します。 ※売価はすべて税抜で表示しています。 事例①:仕入れ原価150円のキャベツを20%の値入で販売しなさい。 売価 = 原価 ÷(1-値入率) の公式を使用する。 150 ÷ ( 1 - 0. 2 ) =150 ÷ 0. 8 =187. 5 ≒ 参考売価 188円 原価から指定された利益率で売価を算出することができます。 事例②:ロスを5%と見込んで、荒利が30%とれるようにするには原価300円の弁当を最低いくらで販売すればいいか? 図を見てください。 ロスと荒利を足すと値入になります。 ロス + 荒利 = 値入 です。 5% + 30% = 35% 値入率は35%必要ということです。 売価 = 原価 ÷(1-値入率) を使用します。 300 ÷(1-0. 35) =300 ÷ 0. 65 =461. 原価から値入率を用いて売価を計算する方法!: 水産部門の為の勉強部屋!. 5 ≒ 参考売価 最低462円 ロス率分を考慮に入れた値入率を求めた上で、売価を算出します。 事例③:原価450円の刺身を680円で販売している時、荒利を25%確保するには、ロスは何%以内に抑えるべきか? 図を見てください。 値入から荒利を引くとロスになります。 値入 - 荒利 = ロス 値入率は、売価 = 原価 ÷(1-値入率)を変換すると 値入率 = 1-(原価 ÷ 売価) 1-(450 ÷ 680)=0. 338=33. 8% 値入から荒利を引けばロスになります。 33. 8%-25%=8. 8% ロス 8. 8%以内 値入率を求めてから、確保する荒利率を引いてロスを算出します。 事例④:売価350円のいちごの原価が250円の時、値入率と高はいくらか? 値入率は、売価=原価÷(1-値入率)を変換すると 値入率=1-(原価 ÷ 売価) 1-(250 ÷ 350)=0.
01です。%に変換するためには、100倍するということですね。 計算機でパッパと計算できるように特訓するには、次の練習問題のやり方で計算練習するのがよいと思います。 どの項目がどの項目とどの項目から計算されるのか覚えておけば、穴埋めで計算できて、その作業で計算の方法を身につけることができます。 売上値入率を値入率として採用している場合 ワークシートとして、下記の表を使います。 この表を使って計算すると方程式を使わなくても計算できます。 原価率 売上値入率 1(100%) 上記の表の2項目がわかれば、他の3項目が計算できます(よく考えれば明らかですが、例外として原価率と売上値入率の2項目からは原価、値入額、売価を計算することができません)。 例えば、原価=800円、値入額=200円とするとこの表は、 800円 200円 売価? 原価率? 売上値入率? 1 となりますから、「売価? 」のように「?」のついている項目は計算できるはずです。 実際に計算すると次の表(赤字が計算した部分)ができあがります。 (原価) (売上値入率) 1000円 (売価) 0. 8(80%) (原価率) 0. 2(20%) 以上が例題の説明になります。 以下に練習問題を掲載しますので、暗算で表中の「?」部分が計算できるように練習すると、計算に慣れてきます。 計算するためのヒントとして、「? 」記号の横に「(1)」「(2)」「(3)」の番号をいれておきました。 この数字が示す順番の場所から求めていくと簡単に計算できます(同じ番号のところはどちらを先に計算してもかまいません)。%記号を使うと、100倍したり、100で割る計算が生じますが、この計算は簡単ですし、式が複雑になるので%は使わない表としています。 練習問題1(原価と値入額から求める) 売価? (1) 原価率? (2) 売上値入率? (2) 練習問題2(原価と売価から求める) 売上値入率? (1) 練習問題3(原価と原価率から求める) 売上値入率? (3) 売価? (2) 80% 練習問題4(原価と売上値入率から求める) ? (2) 原価率? (1) 20% 練習問題5(値入額と売価から求める) 原価? (1) 練習問題6(値入額と原価率から求める) 原価? (3) 練習問題7(値入額と売上値入率から求める) 練習問題8(売価と原価率から求める) 原価?