私はいつも「出そうなオナラを我慢する感じで、肛門を締めてください」と説明しています。肛門を意識するのが一番やりやすいんですよ。その時に肛門の少し前、膣のあたりも意識しながら、巾着袋を締めるイメージで「キュッ」と力を入れます。 具体的なやり方は、3秒締めて、3秒緩める。「3秒、3秒」を繰り返します。 インターネットやテレビでは「5秒、2秒」や、「10秒締める」、「仰向けで膝を立てる」など、いろいろな方法が紹介されていますが、自分でやってみたら複雑さに息が苦しくなってしまったので(笑)、私のクリニックでは簡潔に「3秒、3秒」でお伝えしています。3秒でもしっかり効果はありますよ。 気づいた時に10回ずつでOK! この「3秒、3秒」を1日50~100回やってください。まとめてやろうとすると大変ですから、10回1セットで、気づいた時にやれば大丈夫です。しばらく続けると、尿漏れの症状も少しずつよくなってくるはずですよ。座っている時、立っている時、電車やお風呂の中、テレビを見ながらなど、いつでも構いません。 でも、よくなってくると、皆さんサボり始めちゃう(笑)。クリニックでも「体操やってますか~」「ごめんなさい、忘れてました」というやりとりをよくしています。やらないとまた元に戻ってしまいますから、日々の習慣にしましょう。 骨盤底筋は肛門と膣と尿道が通っている筋肉なので、この筋肉が緩むと尿だけでなく、便も漏れやすくなってしまいます。老後のためにも普段から骨盤底筋を鍛えておくことは、すごく大事ですね。 3.腹圧性尿失禁の治療期間は? 骨盤底筋体操を続けることで一ヶ月ほどで治る人もいますし、なかなか改善されない場合は薬を使うこともあります。ひどい方ではごくまれに、括約筋を引っ張り上げて尿道を締める手術を行うこともあります。 尿漏れは、恥ずかしさから誰にも相談できず、そこから「自分だけなのでは?」と思ってしまう人が多いみたいで、うちにも泣いて来られる方がいます。そういう方に「大丈夫ですよ。私もなりましたし、そういう患者さんは多いですよ」と言うと、「そうなんですか?」と驚かれたり、「先生も⁈ 良かったー!」とホッとされたりします。自分だけじゃないと分かるだけで、気持ちにも変化が生まれますよね。そういったことも、早く治ることにつながっていきますよ。 取材・文/梅田千恵(スタジオ・コル) イラスト/徳丸ゆう 構成/山崎恵 close 会員になると クリップ機能 を 使って 自分だけのリスト が作れます!
無意識にしてしまってることの改善ってなかなか簡単ではありませんよね。ただ、 『意識をする回数を増やす!! 』 だけで、少しずつ良い方向へと変化していきます。 普段からもしかしたらあなたも、ついついしちゃってる行動があるかもしれませんよ。 骨盤にとっての NG習慣 を順番にチェックしてみましょう。 NG習慣:足を組んで座る。 座るときにいつも同じ方向に足を組んで座っていませんか?足を組むことで色っぽく見せることもできますが、骨盤にとってはかなりダメージが大きい座り方になっていますよ。 足を組む時は左右どちらかに偏って組むことが多く、体重の負荷がかかってしまい、左右差が出てしまう原因になります。 NG習慣:横向き・うつ伏せで寝る。 寝ているときの体勢は自分でコントロールできない分、なかなか改善が難しいです。寝始めはあお向けで寝ていても、朝になるとうつ伏せや横を向いているといった経験がしたことはありませんか? 自分の体重が骨盤の前側や左右どちらかに負荷としてかかってしまうため、少しずつ負荷が骨盤に蓄積されてしまい、腰痛の原因になってしまいます。 NG習慣:片足に重心をかけて立つこと。 立ち仕事をしている時など、左右どちらかに重心をかけて立っていると、骨盤が歪んでしまいます。自分の靴底を見てみるとどちらかに歪んでいるかがcheckできますよ。どちらかにだけ偏ってすり減っていたり、凹んでいるならば、無意識に身体の重心を傾けて立っている証拠になりますよ。 NG習慣:姿勢が悪い事。 立っている時と座っている時に共通している事が、姿勢の悪さになります。猫背になっていたり、腰が反って立っていることってありませんか? 猫背の人は、パソコンを使う仕事をしている人に多く、体の前側の筋肉がどんどんと衰えてきてしまい、脂肪や老廃物が下半身に流れてしまう原因になります。 1度猫背になってしまうクセがついてしまうと、立っている時の状態でも肩が内側に入って、首が前に出ている姿勢になってしまいます。 NG習慣:ヒールのある靴を履く事。 女性でよくヒールのある靴を履く人は、体の重心が前側に傾いてしまいます。骨盤もその影響を受け、前側へと傾いてしまいます。 骨盤が前側に傾くことによって、おしりは上向きになりますが、その分太ももの前側が張ってきてしまい、筋肉が目立つたくましい脚になってしまう原因になります。 あなたはいくつNG習慣をしていましたか?当てはまる項目が多い人は日頃から意識する事を心がけ、なるべく骨盤に負担のない生活を身につけてみてはいかがでしょうか。 骨盤トレーニングを始めよう!!
レッグレイズ 1. 仰向けの状態で脚を伸ばし、床に両手を置く。 2. 両脚を浮かせ、かかとをくっつける。 3. かかとを離さずに、地面と太腿が90度になるまで上げていく。 5. 脚を地面ギリギリまでゆっくりと下ろして止める 腹直筋 の下部を意識しやすいエクササイズです。動作中は腰を反らせないように注意してください。膝をまっすぐにして動作を行うと腰が反りやすくなります。そのため、初心者は軽く膝を曲げたまま脚を上げ下げすると、 腹直筋 下部を意識しやすくなるでしょう。 \動画で動きをチェック/ ツイストクランチ 1. 仰向けになり、両足を90度に曲げる。両手は頭の後ろへ。 2. 起き上がりながら、右ひざと左ひじを引きつける。 3. 左右交互に繰り返す。 クランチ同様、起き上がることよりも反動を使わずに行うよう意識しましょう。 ツイストレッグレイズ 1. 仰向けになり両手を開く。 2. 両足をまっすぐ上げる。 3. 上半身は固定し両足を閉じたまま、左右交互にギリギリまで振る。 ▲スタートポジションで息を吸い、足を横に倒したときに吐く 動作スピードをコントロールすることが重要です。脚を真横に倒せない人は、軽く膝を曲げて行ってみましょう。 ドローイング 1. 姿勢をまっすぐにして、肩を下げ、力まないようにする。 2. お腹に空気をため込むように、大きく息を吸う。 3. 息を止めてキープする。 4. 膨らませたお腹が凹むように、思いきり息を吐き出す。 5. 凹ませた状態で20秒キープ。 デスクワーク中や通勤・通学中なども、意識してお腹を凹ませれば腹横筋を刺激できます。 プランク 1. 両肘を床につけ、うつ伏せになる。 2. 腰を浮かせる。 3. 頭、 背中 全体、腰、かかとが一直線になるように意識する。 4. その姿勢のままキープする。 体幹 を鍛え、 腹筋 のみならず二の腕や 背中 、お尻の筋肉まで鍛えることができる万能 トレーニング です。お尻を高く上げない、頭・肩・腰・膝・カカトは一直線にする、頭は床の方向に向けることを意識しましょう。 プランク はできるものの、足や腕を持ち上げるなどの負荷のかかるメニューができないという人は、肘を伸ばした「ストレートアーム プランク (ハイ プランク )」もおすすめです。 次ページ: 上半身と腹筋全体を鍛える「逆立ち」のやり方
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