神式の葬儀とはどんなもの?
初七日法要にも、本来お香典を出すのがマナーとされます。しかし、現実には葬儀の続きで行う法要であり、また、最近は葬儀の世界も短縮・縮小化傾向のため、葬儀の式中に初七日法要を済ませてしまうケースも多々あります。 「式中初七日」なんて言葉もあるくらいです。 そうした、従来仏教の教えとして必要であるから続いてきた物を、簡略化していく事の是非はともかく、現実にそのような流れで行う初七日法要では、改めてお香典を出すタイミングがない事も確かです。 アドバイスとしては、初七日法要まで参列される関係性であれば、マナーとして用意をしていく事が望ましいでしょう。 初七日の香典の書き方。初七日法要は御霊前?御仏前? 表書きこそが、法要によって書き方が異なる部分になります。 ほとんどの宗派では香典を忌明け前であれば「御霊前」、忌明け後であれば「御仏前」と呼びます。 つまり、初七日は忌明け前に行う法要であるため、香典袋には「御霊前」と書くのが正しいマナーとなるのです。 ただし、例外となる宗派も存在します。具体的には、浄土真宗の場合は忌明け前でも「御霊前」は適さないとされ、「御仏前」と書くのが基本とされています。 ちなみに、どちらにおいても「御香典」や「御香料」という書き方は通用しますので、宗派が分からない場合は、これらの文字を用いると良いでしょう。 葬儀のお香典は御仏前でもok? 少し話が前後しますが、葬儀のお香典は御仏前でも良いのか疑問の方もいらっしゃると思います。 浄土真宗(本願寺系)では、人は亡くなったらその時点で仏様、つまり成仏するという考え方の宗派です。 そのため、浄土真宗などの本願寺系の宗派では、葬儀の時から御仏前で用意しても問題はないと言われます。 しかし、大抵の場合は葬儀会場に行くまでどの宗派か分からない場合が大半であるので、御香典と表書きをしておくことが一番無難だと言えるでしょう。 香典袋の袱紗の包み方 香典は、最終的に袱紗という風呂敷のような布で包みます。 袱紗には簡易的に使用できるものもありますが、一般的な袱紗の場合は次のような包み方となります。 1. 袱紗の爪を左にして、ひし形状に広げる。 2. 袱紗の中央よりやや右側に香典を置く。 3.