幻冬舎ルネッサンス新社 私たちは、著者と真摯に向き合い、著者と読者の双方が満足できる1冊を作り上げます。書籍では、作品のクオリティが一定以上のレベルに達してなければ、著者の想いを読者に届けられず、ましてや手に取られることさえも叶いません。そのため、私たちは編集力・販売力・プロモーション力を磨き続け、他にはない出版体験を求め続けます。
「息子が居ない!
1981年結成、1986年にデビューし現在も活動を続ける4人組ロックバンド「エレファントカシマシ」(通称エレカシ)。 デビューしてもうすぐ30年が経とうとしていますが、その音楽性も時期によって異なります。 「今宵の月のように」でブレイクを果たしたあと、レコード会社が変わりしばらくメディアから姿を消していた時期があります。 今回はその時期からのおススメ曲を時系列順にご紹介します。 この時期の特徴 新しいレコード会社「東芝EMI」に移籍し、いきなりファンの度肝を抜くシングル「ガストロンジャー」がリリースされます。 この曲に関しては後述しますが、原点に立ち返りながらバンドとして洗礼されていく時期だったように思います。 リリースする作品はそこまで売れはしなかったのですが、かなり熱のこもった時期です。 1.
ヴォーカルの尾崎は、生活の何気ない瞬間の中から物語を描くのが上手いんです。この歌詞も、一緒にテレビを見ながら「このモノマネ似てないね」と話している。そういう普通なら通り過ぎてしまうけれど、誰でも経験したことがあるような出来事が描かれているのでアニメともリンクしますし、たくさんの方に共感してもらえると思います。 それと、この曲は以前リリースしている「ボーイズENDガールズ」の続編にもなっているので、そういった目線でも楽しんでもらえればと思います。 ――MVも、メンバーが海外ミュージシャンのモノマネをしていて、インパクト大でした! モノマネをするアーティストが決まった時点で、ドラムの拓さんのチャド・スミス(レッド・ホット・チリペッパーズのドラマー)だけは想像が出来なかったんですけど似合っていて、みんなで「イケますね!」と盛り上がりました(笑)。僕たち自身も楽しんで取り組めた作品になったので、ぜひ聴いていただければと思います。 誰にも求められていない。そんな不安を払拭してくれたエレファントカシマシの「ハロー人生」 ——では、ここからはバイトの思い出や、当時を思い出す"あの頃のナンバー"について伺いたいと思います。 バイトは、高校生の頃に初めて焼肉店で働きました。コピーバンドをしていたので、バンド機材等のお金が欲しかったんです。他にも、コンビニや居酒屋などでも働きました。その後、高校を卒業してフリーターだった時期は、バンドとの両立のために時間に融通の効く、人材派遣に登録して色々な仕事を経験しました。 ――その中でも、バイト時代の思い出の曲といえばなんでしょうか? 22〜23歳の頃によく聴いていた エレファントカシマシの「ハロー人生」 です。その頃は、歌詞に出てくる、世間に求められていなくても生きるといった内容や、《オレ這いつくばって》というワードが刺さって、すでに世間に認められている方でさえそういう自問自答のなかで生きていることを知ったんです。 当時やっていたバンドが上手くいかなくて"自分たちの音楽は誰にも求められてないのか…"と不安になっていたところに、宮本さんの生々しい歌声、音楽や表現に向き合う姿勢に触れて、自分も這いつくばってでも夢を追いかけたい、未来の可能性を捨てたくないと思いました。 自分自身の状況で感じ方が違って聴こえる。それも音楽の魅力の1つだと思う ――具体的に、どんな状況だったのでしょうか?
ただでさえハイペースな曲なのにライブでは超ハイスピードで一気に繰り広げられる。 どこがいちばん見たかったかって、ラストです。ラスト。 ♪それが俺さー ♪嘘じゃないさーあぁぁっ! ここです。みやじさんのシルエットとドヤ顔 観たかったの観たかったの! 観たかったの! 観られた。 嬉しい!