フォア文庫版 ベロ出しチョンマを購入する
以前、新聞の本の紹介記事に「ベロ出しチョンマ」という変わった題名の絵本が紹介されていました。ものすごく悲しい話で、書評を読んだだけで本気で涙が出てきてしまいました。 うろ覚えですがこんな感じの物語です。 あ、これから自分で読んでみたい方はネタバレになってしまうので読まないでくださいね。 物語の舞台は江戸時代くらい。 厳しい身分制度のあった時代です。 仲の良い兄と妹がいました。 兄は妹思いで、妹が泣きそうになると面白い顔をしては妹を笑わせていました。 べろ(舌)を出しておどけた顔です。 あるとき、兄と妹とその家族は何かの理由で(年貢が払えなくて? )お上に捕まってしまいます。 そして無情にもはりつけにして処刑されることになりました。 処刑の日、木に括り付けられて処刑の瞬間を待っているとき、妹は怖くて泣いています。 兄は妹を笑わせようとして、べろを出して精一杯愉快な表情を作り、その表情のまま処刑されました。 妹は兄のおかしな顔を見て吹きだし、泣き笑いのまま処刑されました。 悲しすぎますね。 書いているだけで泣けてきましたよ。 私は大人になってからこの絵本のことを知りましたが、子供のころにこの話を聞いていたらどう思っていたんでしょうか。 小学校低学年くらいの子なら号泣してしまうんじゃないか、と思うほどの話です。 絵本の表紙はベロをだしたかわいくておかしい男の子の絵です。 表紙からは内容が想像できません。 子供に読み聞かせする機会があったとしても、かなり躊躇してしまいそうです。 というか、最後まで平静に読み切る自信がありません。 作者は名作絵本「モチモチの木」と同じ方です。 やっぱり読み聞かせするならハッピーエンドのモチモチの木のほうがよさそうだなぁ。
童話?民話? 『べろ出しちょんま』という話についてです。 30年程前には、小学校の国語の教科書にも載っていたのですが、ご存知の方いらっしゃいますか?
私もブログを書き始めて1年以上経った今、読み返してみると、 「あらっ、こんな本も紹介しちゃったーっ!」って反省する記事も多くて(泣) でも最近になって、漸く良い本ってものがすこ~し判ってきたかな~(????) そして、良い本を朗読する事が大切。 それは決して上手く読むことではなく・・・人に感動を与える読み方をする事だそうです。 それは、先日の講演会で、小林豊さんも言ってたなあ・・・ 「本が語り手に渡った時、それは作者のものから、語り手のものになる」 って。 亀山先生のように語る事は難しいですが、読み語りの際、ある程度自分の物にして望みたいですよね(^^) 今日の天気では、たいちを存分に遊ばせてから開場に入る事が出来ませんでした。 なので、主人がお守り役。 主人も楽しみにしていた「ベロ出しチョンマ」の話。 私だけ聞いちゃって、ごめんっ! 来年は、交代しま~す。 最後まで読んでくださって、ありがとうございます。 本棚はこちら ↓ ↓ ↓ ブクログ/絵本のおかあさん ランキングに参加していま~す お帰りの際に、ポチッとよろしく~!! あなたの一票が明日への励みに繋がりま~す(^^) ↓ ↓ ↓