いつもありがとうございます!! ポップで爽やかな心躍る作品!
そうですね。僕は言葉にしてしまうと言いたいことが減ってしまうという考えがあって……。くるりさんの歌に「言葉はさんかく こころは四角」というのがありますが、まさにそんな感じ。だから、どうしても会話がうまく成り立たないことがあるんです。でも行定監督とはとても楽しく現場で話ができました。 Q: 行定監督の作品は以前から好きだったのですか? 行定監督の作品は、情報が「too much」にならないというか、役者に任せてくれているという感覚がありました。話さなくても目を見つめ合っていれば伝わる……みたいな形が理想だと思うんです。 Q: 成田さんもそういう作品が好き? 作品のなかで伝えなければいけないことはあると思うのですが、あまり説明セリフが多いと面白くないと感じてしまいますね。 映画とドラマの違い Q: 行間を読むような作品が好きなんでしょうか? そうですね。でも自粛中、結構家で映画を観ていたのですが『ワイルド・スピード』とかめちゃくちゃはまって……(笑)。観るのは、情報があふれていたり、スピード感があったりするようなエンタメ作品も好きです。でも自分が演じるとなると、『窮鼠はチーズの夢を見る』のように、繊細な心情の変化を丁寧に描いていく作品は好きですね。 Q: 確かに成田さんが出演する作品は、そういった映画が多いですね。 意識しているわけではないです。いまは映画ではなくドラマの「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」と朝ドラ(「おちょやん」)の撮影が入っています。ドラマをやると「難しい」と思うことが多いです。 Q: どういった部分が難しいのでしょうか? 2019年に「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」というドラマの現場に行かせていただきました。そのとき情報を短時間に詰めて表現する方法が難しくて、かなり年下の桜田ひよりちゃんに「どうやって芝居している?」と相談しました。そのあと彼女にお芝居の先生を紹介してもらいました。 Q: ドラマと映画はやっぱり違いますか? やっていることは一緒だと思うんですけれど、やっぱり違うなと感じます。とにかくドラマだと流れについていくことで精いっぱい(笑)。一発でOKが出ちゃうと「本当に大丈夫かな」って不安になるんです。地方ロケで映画を撮っているというのが一番落ち着きますね。作品に集中できるという意味で。 井浦新とまた対峙したい! Q: ドラマ、映画と作品が続いていますが、いまはどんどん経験していくことが大切だという考えですか?