すごくしっかりしていて、仕事に対する責任感もある。20歳に見えないほど無邪気で天真爛漫な一面もありますが、驚かされたのは、やろうとしていることに自分で責任を取る。言うべきことはきっちり言ってきますし、色んなことを知っていますね。幅広い好奇心を持って吸収しているし、頭の回転も早い人でした。 ──演技に関してはいかがでしたか? 作品HPには監督が振りをつけているスナップもあります。 演技は相手役とのコラボレーションなので、調整することは多々ありました。撮影や照明、美術や録音スタッフというサポートする人と一緒につくり上げるものでもあるし、スタッフもまた演技によって力を発揮する。そのコラボレート、掛け算になるように意識しました。そういった微調整はしましたが、本人がずっと演じたかったというくらいなので、まさに適役でした。何も言うことが無いほど成り切ってくれていたし、基本的なことはまったく問題ない状態でした。あとはもう現場の演出でどれだけ良くなるかでしたね。 ──本作には、ファム・ファタルものとしての愉しみもあると感じました。二階堂さんにアンナ・カリーナの面影が見えたり。 ああ……、それはありますね(笑)それを言われれば白状しますけど、『女は女である』(1961)、それから『恋人のいる時間』(1964)もとても好きで、あの感じは明らかに本作に入っていますね。自分で見てわかるくらい(笑)。「女性をこう描きたい」、あるいは「男女の関係をこんな風に描きたい」という思いはつねにあります。映画でどう表現するか? 私たちと俳優さんで、どうすればいちばん力を持ち得るのか?
『蜜のあわれ』 石井岳龍監督インタビュー 『ソレダケ/thats'it』(2015)に続く石井岳龍監督の新作『蜜のあわれ』が、神戸でも封切られた。室生犀星が昭和34年に発表した原作は、作家と金魚の化身である少女が織り成すシュールな恋愛劇。男女の戯れを会話だけで構成した小説を、二階堂ふみと大杉漣を主演に迎えて活写した本作は、これまでとは異質の軽やかさと官能性を感じさせる仕上がりだ。神戸芸術工科大学着任からちょうど10年。その成果も反映させた新作について、監督に話を訊いた。 ──原作は室生犀星の作品群のなかでも異色な、幻想文学のカテゴリーにも属する小説です。どのあたりが監督に響いたのでしょう? まず、こんな小説を読んだことがなかったですね。ときには幽霊も出てきますが、犀星さんと思しき老作家と、金魚の化身の少女がとことん会話を繰り広げるだけ。小説はなんでもアリだと思いますが……、戯曲でもないし詩でもない。それでいてすごくチャーミング。男の本音を集約したような作家の本音は、開き直りとも受け取れるけど、ピュアで心に響く。それが会話で巧みな言葉遣いで語られる。いままで感じたことのない、眩暈にも似た愉しさを持つ作品でしたね。監督オファーを受けて、映画化するのは非常に難しいだろうけど、幻想小説やSFなど極端に非日常的なものは大好きだし、ぜひやりたいと思いました。 ──鍵括弧で括られた言葉が続く会話劇です。原作を読まれた段階で、ある程度、映像イメージは頭に浮かびましたか? それはまったくなかったですね。二階堂ふみさんが以前からこの作品をやりたいと思っていたそうで、私のもとへ映画化の話が来たのとほぼ同時に彼女のことも聞いて、ピッタリだと思いました。大杉漣さんは、前々から一緒にお仕事をしたいと考えていた人。「大杉さんと二階堂さんなら間違いない」と思ったので、具体的にどう画(え)にしていくかを考えたのは、そこからでしたね。 ──今回は港岳彦さんが脚本を書かれています。 本作の話が来たときに一緒に仕事をしていたのが港さん。そのときつくっていた純文学作品は残念ながら実現しませんでしたが、引き続き彼に書いてもらいたかった。ドラマの構築に関しては、港さんが存分に力を発揮して組み上げてくれました。 ──2014年9月、『ソレダケ/that's it』のクランクアップ直後に、神戸映画資料館で 「撮影所としての大学」というテーマで監督にお話しを伺いました 。あのときに「次はエロスだ』とおっしゃっていたのが、港さんとの企画だったのでしょうか?
その脚本を港さんが書いていたんです。大人の男女の逃避行もので、成瀬巳喜男監督の『浮雲』(1955)のエロス版みたいなね(笑)。2014年の夏には、とても面白い脚本が出来上がりつつあった。でも、とある事情で秋の終わり頃にダメになって、その直後に本作の依頼を受けたんです。プロデューサーは同じ小林千恵さんで、私が乗り気で取り組んでいたところだったし、「残念なので代わりにこれはどうか」と『蜜のあわれ』を持ってきてくれた。それで、読んだのとほぼ同時期に、現場を任せようと考えていた森重晃プロデューサーが、「二階堂さんがこれをやりたいと言っていると夏に聞いた」って(笑)。そこで合体したんですね。「じゃあすぐにやろう」となって、二階堂さんが2015年の4月なら空いているということだったので、依頼から数ヶ月後にクランクイン。これまでにない異例のスピードでした。 ──犀星が『後記 炎の金魚』に、「この物語は一体何を書こうとしたのか(…)或る一少女を作りあげた上に、この狡い作者はいろいろな人間をとらえて来て面接させたという幼穉な小細工なのだ、これ以上に正直な答えは私には出来ない」と記しています。本作も、まず二階堂さんが演じる赤子のキャラクターづくりからでしたか? いや、演出はそうですが、脚本はそういうわけにはいかなかったですね。何を芯にしていくか?
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そうなのです!アルコールはこのことから「代謝されない栄養素」「エンプティカロリー」と言われています。このことから、アルコール=太る・・・というのは認識が違うことが分かりますね。 ただ、肝臓がアルコール解毒処理を行っているときは、他の栄養素の代謝はどうしても後回しになります。そのため、アルコール分は消費できてもそれ以外の栄養素はきちんと代謝されにくくなって脂肪に蓄えられやすくなるのです。 ハイボールはダイエット中に飲んでも大丈夫?
爽やかで飲みやすいハイボール。居酒屋で頼む定番という方も多いでしょう。ブームになるなど高い人気があるハイボールですが、太りにくいというのも人気がある理由のひとつ。ただし、果たしてハイボールは本当に太りにくいお酒なのでしょうか? この記事では、ハイボールのカロリーはどのくらいなのか検証してみました。さらに、ダイエットに良いハイボールの飲み方や飲む際に注意したいことも紹介します。 ハイボール一杯のカロリーは?
この記事の監修ドクター 「世界一受けたい授業」減量外来ドクター。「ホンマでっか! ?TV」肥満治療評論家・漢方治療評論家。その他、テレビや雑誌で多数出演・監修。 ※この記事は、栄養士資格を持つライターが書いています。 糖質制限ダイエットが流行り始めてから、にわかに注目され始めた「ハイボール」。 蒸留酒のウィスキーを炭酸水で割ったものなので、糖質を含まないこと、炭酸が胃内で膨れるためにたくさん飲めないというメリットがあると言われています。 ダイエットにアルコールは厳禁と言われていたのが、ハイボールの存在で救われた人達もたくさんいらっしゃることでしょう。反面、アルコール度数が高いウィスキーはカロリーが高いなんて話もちらほら・・・。 ハイボールのカロリーや糖質量、ダイエット中でも飲めるのか? お酒好きの人、お付き合いでアルコールが外せない人は必読です。今記事では居酒屋にあるおつまみのおすすめもご紹介しています。 ハイボール(ジョッキ1杯)のカロリー・糖質量は? ハイボールのカロリー・糖質量は?ダイエット中に飲む注意点10個【医師監修】 | Cury. ジョッキ1杯はおよそ350~400ml程度なので、今回は350mlをジョッキ1杯とします。 ハイボールというのはウィスキーを炭酸水で割った飲み物なので、正直どのくらいの割合で割ったかによってカロリーは変わってきます。居酒屋などで飲むハイボールは少し薄いので、およそ炭酸水:ウィスキーが4:1と考え、ジョッキ1杯に炭酸水およそ280ml、ウィスキーはおよそ70ml程度含まれるものと思われます。 それで計算してみると以下の通りです。 <炭酸水280ml、ウイスキー70mlの場合> ・エネルギー166Kcal ・炭水化物(糖質)0g ハイボールの黄金比と言われる炭酸水:ウィスキーが3:1で計算すると、ジョッキ1杯に炭酸水270ml程度、ウィスキーは90ml程度の量になり、次のようになります。 <炭酸水270ml弱、ウイスキー90ml弱の場合> ・エネルギー213Kcal ・炭水化物(糖質)0g 二次会以降に行くスナックなどではこちらの割合が多そうですね。 ハイボールは糖質0だというのは間違いなさそうです。 市販の缶入りハイボールのカロリー・糖質量は? では、ついでに市販の有名なハイボールのカロリーと炭水化物(糖質)量も確認してみましょう。 種類 メーカー エネルギー(kcal) 炭水化物(g) 角ハイボール缶 サントリー 171.
すっきりとした味わいと程よい爽快感が人気のお酒「ハイボール」。最近では特に人気が高まっており、「最初の一杯はハイボール!」という方もいらっしゃるかもしれません。 性別・世代を問わず人気のあるハイボールですが、実はダイエットに向いている、という話を聞いたことはありませんか?ハイボールはカロリーや糖質が低く、ダイエット中でもお酒が飲みたい方にとっては強い味方なのです。 今回は、そんなハイボールの特徴とダイエット中に飲むときの注意点についてご紹介します。 ハイボールとは? そもそもハイボールとは、どのようなお酒なのでしょうか?
続いての注意点は、おつまみについてす。 お酒を飲むときには、必ずと言ってもいいほどおつまみを一緒にいただくことでしょう。このとき、唐揚げやフライといった揚げ物の食べ過ぎに注意しましょう。 いくらお酒のカロリーや糖質を抑えても、おつまみで大量に摂取してしまっては元も子もありません。ダイエット中に選ぶおつまみは、枝豆や野菜サラダ、適量のチーズなど、なるべく低カロリーで高タンパク、ビタミン・ミネラルを含む食品がおすすめです。 適量を守って正しく飲酒しよう! ハイボールは低カロリー&低糖質のお酒ですが、ダイエット中に限らず飲み過ぎはNGです。 厚生労働省が推進している「健康日本21」では、1日のアルコール摂取量の目安を20g程度までとしています。アルコール度数が40度程度のウイスキーであれば、1日に60ml程度が目安となるでしょう。 これをハイボールに換算すると、シングルのハイボールで2杯程度の量になります。 低カロリーとはいえ、ハイボールは0kcalではないため、飲めば飲んだぶんだけカロリーを摂取することになります。 また、アルコール自体のカロリーはエネルギーとして発散されやすいといわれていますが、アルコールを分解するためには内臓に負担がかかります。 そのため、アルコールを多量に摂取すると糖質や脂質の代謝が滞りやすく、結果的にダイエットにとってはマイナスになってしまうのです。 こうしたことを踏まえて、アルコールを摂取するときには内臓に負担をかけすぎない適量で楽しみましょう。 ちなみに、もともとお酒に弱い方や普段あまり飲まない方、身体の小さい方は、上記のアルコール摂取の目安量に満たない量であっても、身体に負担がかかる場合があります。ご自身の体質や体調に合わせて、お酒の量をコントロールしてくださいね。 ポイントを抑えて、ダイエット中にもお酒を楽しみましょう! ハイボールがダイエットに向いているといわれている理由と、ダイエット中にお酒を飲むときの注意点についてご紹介しました。 すっきりとした味わいと程よい爽快感で、性別や世代を問わず人気のあるハイボール。低カロリー&低糖質で、「ダイエット中だけどお酒は飲みたい・・・」という方にとっては強い味方です。 とはいえ、飲む量やウイスキーを割る飲料、一緒に食べるおつまみによっては、ダイエットにとって逆効果になってしまう場合もあります。ハイボールを飲むときのポイントを抑えて、ダイエット中でもお酒を楽しんでくださいね!