第一種衛生管理者は、有害業務に対応するため第二種に比べれば出題範囲も広く、偏差値も第二種が42に対し第一種は49と高いと言えます。 しかし、一般的な国家資格の難易度から言えば、決して難しいとは言えません。 衛生管理者の第一種には受験資格が必要なのか 第一種衛生管理者にはどんな受験資格が必要なのでしょうか。 受験資格は大きく分けて、以下の3つがあるようです。 大学、短期大学、専門学校を卒業後、労働衛生の実務経験1年以上 中学、高校卒業後、労働衛生の実務経験3年以上 10年以上の労働衛生の実務経験 このなかの一つを満たしていれば受験資格は得られます。 衛生管理者の第一種は一発合格は可能なのか? 第一種衛生管理者の一発合格率は実はそれほど高くはありません。 衛生管理者の資格は会社から言われて受験する人が多い事や、試験は年に100回以上行われるため、一度に賭ける人という緊張感は低く、複数回受ける人も多いようです。 そのため、一発合格は合格率の半分ほど、 20% ほどと言えるのではないでしょうか。 しかし、全体の60%が取れればいいのですから、集中して過去問題集を解き、最新の試験情報を講習などで得るなど、きっちりと試験対策とスケジュールを組んで勉強すれば、一発合格も可能と言えるでしょう。 衛生管理者の難易度まとめ いかがでしたでしょうか。 衛生管理者の資格は、企業が大きくなればなるほど必要な資格ですので、持っていて損はない資格です。 難易度も決して難しくはないので、スキルアップの一つとしてチャレンジしてはいかがでしょうか。 JobQ では、衛生管理者以外のスキルに関するキャリア・転職の相談も行なっています。ぜひご覧ください。 スキルに関するキャリア・転職の相談 最後までお読みいただき、ありがとうございます。 この記事に関連する転職相談 今後のキャリアや転職をお考えの方に対して、 職種や業界に詳しい方、キャリア相談の得意な方 がアドバイスをくれます。 相談を投稿する場合は会員登録(無料)が必要となります。 会員登録する 無料
続いて、選択肢にある「管電圧」について確認しましょう。 エックス線発生装置から発生するエックス線は、エックス線管という真空管に、電圧を加えることによって発生します。 このエックス線管に加える電圧を、管電圧といいます。 管電圧の単位は、V(ボルト)で表されます。 ちなみに、エックス線作業主任者が扱えるエックス線発生装置は、管電圧が1000kV(キロボルト)未満の装置に限ります。 これ以上の管電圧が必要となる装置を取り扱う場合、エックス線作業主任者の免許とは別の免許が必要になります。 ただ、管電圧が1000kV以上のエックス線発生装置は、特別な場合を除いて使用することはほとんどありません。 各企業で使用されるエックス線発生装置は、管電圧が50kVから200kVが多いでしょう。 また、管電圧が大きくなると、空気カーマ率は増加します。 具体的には、空気カーマ率は、管電圧の2乗に比例します。 ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ (これメッチャ重要です!) 例えば、エックス線発生装置の管電圧を、100kVから200kVへと、2倍にしたとします。 すると、空気カーマ率は2乗に比例するので4倍になります。 さらに、エックス線発生装置の管電圧を、100kVから300kVへと、3倍にしたとします。 すると、空気カーマ率は2乗に比例するので9倍になります。 このように管電圧が増えれば、すごい勢いで空気カーマ率も増加するのがわかります。 そして、もともとのエックス線の強さが大きくなれば、必然的に散乱線の量も増えます。 そうすると、前方散乱線や後方散乱線の空気カーマ率も増えることになります。 このように、管電圧の増加に伴って、散乱線の空気カーマ率は増加します。 ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ (これメッチャ重要です!) ここで、今回の選択肢に戻りましょう。 すると、 「後方散乱線の空気カーマ率は、管電圧が増加するに従って増加する。」 という選択肢は、正しいことがわかります。 後方散乱線の空気カーマ率と管電圧との関係は大切です。 覚えておきましょう。 >>関連記事 ■散乱線と板厚 ■散乱線と散乱角 ■散乱線と材質 >>それぞれの科目の目次はこちらからどうぞ。 ●【目次】[X線]エックス線の管理 ●【目次】[X線]関係法令 ●【目次】[X線]エックス線の測定 ●【目次】[X線]エックス線の生体 ※本ブログでは、わかりやすいように比喩的表現を、使用することがあります。それらは、実際の事象を、完全に表現したものではありませんので、ご了承下さい。
仮に、GM計数管に入ってきたエックス線の量が100だとしたら、そのうち1くらいしか電離を引き起こさないということです。 もちろん、これでもエックス線量を、正確に測定する事ができます。 ちなみに、放射線検出器には、内部が固体でできているものもあります。 GM計数管のように内部が気体でできている放射線検出器は、内部が固体でできている放射線検出器よりも計数効率が悪いのが特徴です。 ここで、今回の選択肢に戻りましょう。 すると、 「GM計数管のエックス線に対する計数効率は、10~20%である。」 という選択肢は、誤っていることがわかります。 先ほど見たように、GM計数管のエックス線に対する計数効率は1%程度でした。 したがって、 「GM計数管のエックス線に対する計数効率は、1%程度である。」 という選択肢であれば、正しいことがわかります。 GM計数管の計数効率に関することは大切です。 覚えておきましょう。 >>それぞれの科目の目次はこちらからどうぞ。 ●【目次】[X線]エックス線の管理 ●【目次】[X線]関係法令 ●【目次】[X線]エックス線の測定 ●【目次】[X線]エックス線の生体 ※本ブログでは、わかりやすいように比喩的表現を、使用することがあります。それらは、実際の事象を、完全に表現したものではありませんので、ご了承下さい。