宮路: そうそう、そうですね! かつては現代のように簡単に旅行できる時代ではありませんから、もはやそれは冒険ですよね。時に命がけです。なので、歴代の地理学者はみんな冒険者でもあるんです。 これは机の上で教科書を読みながら「山の名前や川の場所を覚える」という姿とはずいぶん違います。本来、地理学とは巡検してなんぼの世界。体験して初めて実感するものです。 それが本当の意味での地理ですが、学校教育ではなかなか実感するところまでいけない。それはすごく残念ですよね。ただ、巡検といってもそんな大げさなことではなく、 旅行へ行ったり、近所を散歩するだけでも地理を実感することはできる と思っています。 ──身近なところで地理を体験するとしたら、どういうことが挙げられますか? 宮路: たとえば「渋谷」という地は、その名の通り「谷」なんです。渋谷には渋谷川が流れているので、たくさんの雨が降ると、川へと水がどんどん流れ込んでいきます。そんなことを思いながら町を歩いてみるだけでも、地理を実感することができます。 またスーパーに行って鮮魚売り場でタコを見つけたら、ぜひ輸入物のタコを探してみてください。すると、そのタコの多くがモロッコ産かモーリタニア産だったりするんです。 ──へぇ、全然知りませんでした。 宮路: 普通はそうですよね。そのときに「なぜモロッコ産やモーリタニア産ばかりなのだろう」と考えることが地理ですよね。モロッコやモーリタニアの海域でタコが捕れるのはどうしてなのかな。モロッコやモーリタニアの人たちはタコを食べないのかな、と自分なりに想像してみて、実際にいろいろと調べてみる。 そういう実感を伴った体験が地理を学ぶということです。「山の名前」や「川の名前」を覚えるのが地理ではなくて、 「地域を描いたもの」「それぞれの地域の人の生活を描いたもの」が地理 だということを、ぜひ多くの人に実感して欲しいと思っています。
本書では、新たに追加取材を行い、番組で放送できなかった内容までフォロー 来るべき都市直下地震を見すえ 今、命を守るために何をすべきなのか その対策を、提示します。 ********************************** 「本当にこんなものが残っていたとは……」(本文より) 阪神・淡路大震災 21年目に初めて明らかにされた 当日亡くなられた5036人の「死体検案書」のデータ。 死因、死亡時刻を詳細に記したデータが物語る「意外な」事実。 一人ひとりがどのように死に至ったのか。 「震災死」の実態をNHKの最新技術(データビジュアライゼーション)で 完全「可視化」(巻頭カラー口絵8P) 震災死の経過を「3つの時間帯」で検証した。 【3つの時間帯とその「意外な事実」】 21年間「埋もれていた」5036人の死因、死亡時刻を詳細に記した検案書データ。 そこには地震発生から「3つの時間」経過とともに 犠牲者の実像、その「意外な事実」が明らかにされた。 1 地震発生直後:当日亡くなられた76%(=3842人死亡)の死因 なぜ、圧死(即死)はわずか8%だったのか! 2 地震発生1時間後以降:85人の命を奪った「謎の火災」の原因 なぜ、92件の火災が遅れて発生したのか! 阪神・淡路大震災に関するトピックス:朝日新聞デジタル. 3 地震発生5時間後以降:助けを待った477人が死亡した理由 なぜ、救助隊は交通渋滞に阻まれたのか! 本書はこの「3つの時間帯」で起こった意外な事実を科学的に検証。 浮き上がった「命を守るための課題」と「救えた命」の可能性を探るとともに 首都直下地震など、次の大地震に向けた対策を提示する。 【目次】 カラー口絵 序 章 5036人の死 そこには救えた命があった 第1章 命を奪う「窒息死」の真相 自身発生直後 第2章 ある大学生の死 繰り返される悲劇・進まない耐震化 コラム1 被害のないマンションでも死者が 現代への警告 第3章 時間差火災の脅威 地震発生から1時間後以降 第4章 データが解き明かす通電火災21年目の真実 第5章 通電火災に備えよ コラム2 〝命の記録〟を見つめる 新たな分析手法と防災 第6章 渋滞に奪われた命 地震発生から5時間後以降 第7章 いまだ進まない根本的対策
Japan Data 防災 社会 暮らし 2020. 阪神・淡路大震災の教訓「防災教育としての地理」とは? | だから、この本。 | ダイヤモンド・オンライン. 01. 15 東北地方の太平洋沿岸部を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災の衝撃があまりにも大きく、阪神・淡路大震災の記憶が薄れている人もいるかもしれない。しかし、いつか首都直下型地震が来るかもと考えるならば、私たちはまだまだ阪神・淡路大震災から学ぶべきことがあるのではないだろうか。 English 日本語 简体字 繁體字 Français Español العربية Русский 阪神・淡路大震災は1995年1月17日午前5時46分に発生。兵庫県淡路島北部を震源とする都市直下型地震で、地震の規模を表すマグニチュードは7. 3、観測史上初の震度7を記録した。死者6434人、住宅被害は約64万棟に及び、当時としては、戦後最大規模の地震災害だった。 2万人近い死者を出した2011年の東日本大震災は津波被害が甚大だったが、大都市直下型の阪神・淡路大震災は建物の倒壊とそれに伴う火災が深刻な被害をもたらした。市街地には耐震基準を満たさない古い木造住宅が多く、犠牲者の大部分は圧迫死だったことから、その後の、国による建物の耐震強化の推進につながった。98年には災害で家を失った被災者を救済する「被災者生活再建支援法」が成立した。 95年は「ボランティア元年」とも呼ばれる。震災復興のため、多くのボランティア団体が設立され、延べ100万人以上が支援活動に携わった。98年には議員立法による特定非営利活動促進法(NPO法)が成立し、災害ボランティアが社会に根付く契機となった。その後の東日本大震災や熊本地震などでも、こうした活動に従事するNPO団体が復旧・復興の一翼を担う存在となっている。 バナー写真: 神戸市のポートアイランドから長田区方面を望む(兵庫県提供、1995年1月17日撮影) 地震 東日本大震災 阪神・淡路大震災 防災対策
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から25年を前に、朝日新聞デジタルは、ビジュアル特集「1.
『経済は地理から学べ!』著者・宮路秀作インタビュー 地理とは「地球上の理(ことわり)」である。 この指針で現代世界の疑問を解き明かし、ベストセラーとなった 『経済は地理から学べ!』 。著者は、代々木ゼミナールで 「東大地理」 を教える実力派、宮路秀作氏。また、 日本地理学会企画専門委員会 の委員として、大学教員を中心に創設された「地理学のアウトリーチ研究グループ」に参加し、精力的に活動している。2022年から高等学校教育で「地理総合」が必修科目となることが決定し、地理にスポットライトが当たっている。 今、ビジネスパーソンが地理を学ぶべき理由 に切り込んだ。(取材・構成/イイダテツヤ、撮影/疋田千里) そもそも「地理」って何ですか? ──恥ずかしながら、「地理」と聞いても受験のときの選択科目くらいのイメージしかありません。そもそも、地理とはどういった学問なのでしょうか?
便器と床の隙間(付け根)から水漏れしている場合の直し方(DIY)を、なるべく分かりやすく説明するために写真沢山撮ってきました!
■複数社から見積もりを取る キッチン(台所)の水漏れは、自分で比較的簡単に修理できるものが多いですが、初めての場合には難しいと思われることもあるでしょう。観察しても水漏れしている箇所や原因がわからない。交換部品を用意できない。修理方法がわからない。作業に自信がない。以上のような理由で自分では修理できないと感じたら、無理をしないで業者に修理依頼しましょう。 修理を依頼するときは複数の業者から見積りをとって、料金や対応を比べて納得のできる相手を選んでください。見積りを依頼するときは、「現地見積り無料」であること、「修理依頼しない場合も見積もり費用が発生しない」ことを事前に確認しておきましょう。 ■ホームセンターのサービスを賢く利用 地元の水道工事業者や修理専門業者の他、水回り設備の修理や交換に出張サービスで対応しているホームセンターもあります。近隣にホームセンターがある場合は、出張サービスの有無やサービス内容を確認すると良いでしょう。 ロイヤルホームセンターでは、年中無休、24時間受付の『ロイサポート』で各種の修理や器具交換に対応しています。初期の現地調査と見積もりは無料で、修理依頼したときの出張料金もかかりません。見積もりの依頼先としてリストアップしてはいかがでしょうか。 【ロイサポートコールセンター】 フリーコール 0120-00-6186
トイレの床からじわじわ水漏れ?たまに濡れているときの対処法を紹介 説明 トイレの床から水漏れしていてお困りではありませんか?床から水漏れが起きた場合、「原因がどこなのか」「どんな対処をすればいいのか」など、どうしていいのかがわからないと不安ですよね。そこで今回は、トイレの床からじわじわ水漏れしているときの対処法をご紹介いたします。 トイレの床から水漏れが起こっていてお困りではありませんか?
トイレタンク下側の床に水が溜まっていたら、大変、水漏れだ! と驚かれるかと思います。でも、慌てないでくださいね。トイレタンク下側の床に水がたまる水漏れの原因はいくつかに限られています。ほとんどはパーツの劣化です。 劣化したパーツさえ交換してしまえば修理ができるのです。 修理はわたしたちプロの水道修理業者にお任せください!