医療用医薬品は、医師が患者さまの症状や年齢等に合わせて処方しています。効き目が強く、ときに重大な副作用を起こす危険性があるので、処方された医療用医薬品に関して不明点等がある場合には、自己判断せずに、担当の医師又は薬剤師にご相談ください。 【点眼薬の使い方】 1. 指が目薬の容器の先に触れて汚染されることがないよう手をきれいに洗ってください。 2. キャップを外して、開口部を上向きにして清潔なところに置くようにします。 3. 下まぶたを軽く引いて、白目と瞼の境目あたりに1~2滴点眼してください。 4. 目のまわりについた目薬は清潔なガーゼやティッシュでふき取ってください。 ※2種類以上点眼する場合、5分以上の間隔を空けるようにしてください。 非ステロイド性抗炎症点眼剤 ステロイド剤ではなく抗炎症作用がある非ステロイド性抗炎症点眼薬です。 ステロイド点眼薬に比べて、術後の合併症「嚢胞様黄斑浮腫(黄斑部に花びらのよう見える浮腫)」の発症が少なくなります。 また、ステロイド目薬による眼圧上昇の副作用はありません。 非ステロイド性抗炎症点眼剤は、 目の炎症をしずめて、目の腫れや痛みを抑え、急性結膜炎、慢性結膜炎、アレルギー性結膜炎、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎や、白内障などの眼手術における炎症などの治療に使用するお薬になります。 アズレンスルホン酸ナトリウム水和物 AZ点眼液0. 02% ジェネリック アゾテシン点眼液0. 02% ジェネリック グリチルリチン酸二カリウム ノイボルミチン点眼液1% ジクロフェナクナトリウム ジクロフェナック点眼液0. 1% ジェネリック ネパフェナク ネバナック懸濁性点眼液0. 非ステロイド性抗炎症薬(皮膚疾患治療薬・外用薬)の解説|日経メディカル処方薬事典. 1% プラノプロフェン ニフラン点眼液0. 1% プラノプロフェン点眼液0. 1% 「日新」 ジェネリック プラノプロフェン点眼液0. 1% 「わかもと」 ジェネリック プロラノン点眼液0. 1% ジェネリック ブロムフェナクナトリウム水和物 ブロナック点眼液0. 1% ブロムフェナクNa点眼液0. 1%「日新」 ジェネリック
Lancet, 359: 14-22, 2002. 日本消化器病学会編:消化性潰瘍診療ガイドライン,南江堂,東京,2009.塩川優一,他:非ステロイド性抗炎症剤による上部消化管障害に関する疫学調査.リウマチ,31: 96-111, 1991. 出典 内科学 第10版 内科学 第10版について 情報
胃潰瘍の場合,PPIあるいはPG製剤により治療を行う.複数の文献によると,NSAIDs継続投与下での胃潰瘍の8ないし9週治癒率はPPI常用量で73~87%,ミソプロストール(800 μg/日)で62~73%,ラニチジン(300 mg/日)で53~64%,プラセボで19~32%である.これらの薬剤のうち,ランダム化試験(RCT)でプラセボに優る潰瘍治癒効果が証明されている薬剤はPPIとPG製剤である.スクラルファートを含む粘膜防御系薬剤の治療効果は,エビデンスが十分でなく確立していない.また,NSAIDs継続投与下では,PPI,PG製剤および倍量のH 2 -RAに再発予防効果が示されている. 2)予防: NSAIDs潰瘍の予防には,高用量のNSAIDsの投与を避け,PPI,PG製剤(ミソプロストール400~800 μg/日)を投与する.3カ月以上の長期的なNSAIDs投与による潰瘍に対する胃粘膜保護薬の抑制効果については確固としたエビデンスは乏しい.前述したように,NSAIDs潰瘍の危険因子として,潰瘍の既往,高齢,糖質ステロイドの併用,高用量のNSAIDsの内服などがあげられている.2010年以降,PPI(ランソプラゾール15 mg/日,エソメプラゾール20 mg/日)が,NSAIDs投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制の適応を取得しており,潰瘍既往がある高リスク患者では,潰瘍再発の予防を目的として前記のPPI投与が可能である.また,NSAIDs潰瘍の予防にCOX-2阻害薬の代替使用は有用である. LDAを服用する患者は消化性潰瘍の発症率,有病率が高い.高齢といった平均的なリスクのLDA内服者では,H 2 RA(ファモチジン)あるいはPPI(エソメプラゾール,ランソプラゾール)により上部消化管病変が予防される.また,潰瘍,消化管出血の治療後のLDA内服患者ではH. 非ステロイド抗炎症薬 貼薬. pylori陽性の場合除菌が勧められる.しかし,除菌単独では再発の予防効果は不十分であるため,PPIによる維持療法を行うことが妥当である.さらに,潰瘍,消化管出血などの既往のある患者では,PPI(パントプラゾール,ランソプラゾール)に二次予防が証明されており,わが国でもランソプラゾール(15 mg)およびエメソプラゾール(20 mg)がLDA投与時における潰瘍の再発抑制の効能を取得している. [平石秀幸] ■文献 Huang JQ, et al: Role of Helicobacter pylori infection and non-steroidal anti-inflammatory drugs in peptic ulcer disease: a meta-analysis.
臨床症状 一般の潰瘍患者では,食後・空腹時の心窩部痛を2/3以上で認め,無症状は8~12%である.対照的に,NSAID潰瘍では心窩部痛は36%にとどまり,無症状が40%をこえる.NSAIDsの鎮痛効果のため疼痛の自覚が少ないと推定され,出血,穿孔で急性に発症しうることに留意が必要である. 診断 NSAIDs潰瘍の診断は,病歴と消化管内視鏡検査が中心となる.幽門部から前庭部に多発する比較的小さな潰瘍,あるいは前庭部の深い下掘れ潰瘍,不整形の巨大潰瘍などが特徴であるが,特異的ではない.NSAIDs潰瘍の危険因子として,高齢,潰瘍の既往,糖質ステロイド・抗凝固療法の併用,高用量・複数のNSAIDsの使用,全身疾患の合併,H. pylori感染などがあげられており,近年,これらのリスク因子の重みとリスクの数を考慮して,高,中程度,低リスクに分類する試みも提唱されている(表8-12-2).なお,H. pylori感染は独立した相加的なリスク因子であり,ほかのリスク因子とは分けて対処する必要があるとされる. 非ステロイド抗炎症薬 看護. 治療方針 NSAIDsの主要な傷害機序の観点から,予防および治療方針は酸分泌抑制およびPG投与が中心となる.日本消化器病学会では,消化性潰瘍診療ガイドラインを作成しており,その後集積されたエビデンスを含め診療指針を紹介する. 1)治療法: まず合併症として,噴出性あるいは湧出性出血,露出血管を有する出血性潰瘍では,原因のいかんを問わず内視鏡止血の適応となる.内視鏡止血ができない出血性潰瘍に対してはIVRあるいは外科手術が適応となる.60歳以上の高齢者では外科手術の適応は早期に決定すべきである. 出血のない消化性潰瘍が確認された場合,まずNSAIDsの中止あるいは減量を試みるが,基礎疾患をもつ患者ではNSAIDsの中止が困難である場合が多い.NSAIDsの継続投与が必要な場合には以下の治療選択をとる. 十二指腸潰瘍の場合,プロトンポンプ阻害薬(proton pump inhibitor:PPI),H 2 受容体拮抗薬(H 2 RA)あるいはPG製剤の投与を開始する.欧米の報告では,投与後の8週治癒率は,オメプラゾール(20 mg/日)で93%,ラニチジン(300 mg/日)で79%,ミソプロストール(800 μg/日)で79%とされる.ただし,ミソプロストール投与では,投与中断に至る腹痛,下痢の頻度が高いとされており,女性では子宮収縮作用に留意が必要である.
nonsteroidal anti-inflammatory drug,NSAID ステロイド 構造以外の、抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用を有する薬の総称。非オピオイド鎮痛薬の多くがこれに分類される。 プロスタグランジン (PG)類を生成する シクロオキシゲナーゼ ( COX )を阻害することが共通の作用機序としてあげられる。 COX -1, COX -2両者を阻害する代表的薬物として、イブプロフェン、ピロキシカム、 アスピリン などがある。 COX 1は胃壁に防御的に働くため、 副作用 として消化管障害が起こる。 COX -2阻害薬(コキシブ系)は、胃への刺激が少ない。 頭痛 や生理痛、関節痛などさまざまな種類と程度の痛みを軽減するほか、解熱にも使われている。アセトアミノフェンは、臨床用量において抗炎症・抗リウマチ作用が認められないため、NSAIDに含まないことが普通である。(2005. 10. 非ステロイド抗炎症薬 副作用. 25 掲載) (2009. 1. 16 改訂) IndexPageへ戻る
病原体検出マニュアルは、感染症法に基づいて感染症の報告がなされる際の検査の標準化のために、国立感染症研究所と全国地方衛生研究所の共同作業で作成されたものであり、感染症対策に係る行政対応における大きな根拠となっております。本マニュアルを使用し、常に評価し、科学の進歩にあったものに改善していくことが常に求められています。 更新情報 2021. 07. 16 5類感染症 の 「感染性胃腸炎 –サポウイルス–」 を追加しました 2021. 04. 23 5類感染症 の 「侵襲性肺炎球菌感染症」 を追加しました 2021. 02. 23 「感染研・地衛研専用」SARS-CoV-2 遺伝子検出・ウイルス分離マニュアル を更新しました 2020. 12. 25 5類感染症 の 「侵襲性髄膜炎菌感染症」 を更新しました 2020. 11 5類感染症 の 「破傷風」 を更新しました 2020. 11. 09 2類感染症 の 「ジフテリア」 を更新しました 2020. 09. 28 3類感染症 の 「腸チフス」「パラチフス」 を更新しました 2020. 10 5類感染症 の 「百日咳」 を更新しました 2020. 08 5類感染症 の 「ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く)」 を追加しました 2020. 04 4類感染症 の 「レジオネラ症」 を更新しました 2020. 08. 12 4類感染症 の 「重症熱性血小板減少症候群(病原体がフレボウイルス属SFTSウイルスであるものに限る。)」 を追加しました 2020. インフルエンザの感染経路、潜伏期、周囲へうつす可能性のある期間 | 内科総合クリニック人形町. 06. 12 5類感染症 の「RSウイルス感染症」を追加しました 2020. 04 5類感染症 の「薬剤耐性菌感染症」(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症、バンコマイシン耐性腸球菌感染症、薬剤耐性緑膿菌感染症、薬剤耐性アシネトバクター感染症、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症)を更新しました 2020.
感染済みでも免疫を強化できるうえ、変異にも強い 米国カリフォルニア州のプロビデンス・ウィルミントン健康活動センターで、正看護師のダリル・ハナさんがコンセプシオン・ウィトロンさんに米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを打っている。すでに発症したことがある人でも、ファイザー製などのmRNAワクチンを1回接種するだけで、この致命的な病気に対する免疫を高めることができる。(PHOTOGRAPH BY MARIO TAMA, GETTY) [画像のクリックで拡大表示] すでに新型コロナウイルス感染症にかかったことがある人も、ワクチン接種を受ける必要があるのだろうか?
非結核性抗酸菌症は、非結核性抗酸菌というタイプの菌が肺に住み着いてしまう病気です。長年症状のない人から、命に関わる人まで病気の進み方はさまざまです。ここではその原因、症状、行われる検査や治療について解説します。 非結核性抗酸菌(NTM)症とは:原因、症状、検査、治療など 非結核性抗酸菌(NTM)症の症状について:咳、痰、体重減少など 非結核性抗酸菌(NTM)症の検査について:胸部CT検査、喀痰検査など 非結核性抗酸菌(NTM)症の治療について:薬物療法、手術など 非結核性抗酸菌症(NTM)症で知っておきたいこと:感染性、予後(寿命)など
6%にあたる12件で、インドで確認された変異ウイルス「デルタ株」が検出されたということです。 12件のうち11件は、8日から確認されている中学校で起きたクラスターです。中学生やその家族の感染が相次いで確認されています。 このほか、50%にあたる19件は、イギリスで見つかった変異ウイルス「アルファ株」が、また、残りの7件は従来のウイルスがそれぞれ検出されたということです。 都の「専門家ボード」の座長で東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は、「デルタ株」が3割余りとなったことについて「クラスターの発生が大きく影響しているものと考えられ、この数値だけをもって市中に広がっていると判断することはできない。ただ、『デルタ株』は『アルファ株』に比べて1. 5倍の感染力なので、今後、置き換わる可能性は高く注意しなければならない」と話していました。 また、都は都内でのウイルスが、「アルファ株」にほぼ置き換わったとして、「アルファ株」かどうかを調べていたスクリーニング検査を「デルタ株」へ切り替える方針を明らかにしました。 感染力は従来のウイルスの1. 78倍 この変異ウイルスの感染力は、どれほどなのか。 北海道大学の伊藤公人教授と京都大学の西浦博教授らのグループが行った分析の結果が9日の厚生労働省の専門家会議で示されました。 グループでは新型コロナウイルスの国際的なデータベースを使って、日本国内から登録された変異ウイルスの数の変化を分析。その結果、インドで確認された変異ウイルス「デルタ株」の国内での感染力は、従来のウイルスと比べて「1.
従来の新型コロナウイルスの「1.
03. 31 4類感染症 の「コクシジオイデス症」を更新しました 2020. 24 5類感染症 の「感染性胃腸炎 –アデノウイルス下痢症–」を追加しました 2020. 19 指定感染症 の「新型コロナウイルス感染症」を更新しました 2020. 18 指定感染症 の「新型コロナウイルス感染症」を更新しました 2020. 05 指定感染症 の「新型コロナウイルス感染症」を更新しました 2020. 25 指定感染症 の「新型コロナウイルス感染症」を更新しました 2020. 17 指定感染症 の「新型コロナウイルス感染症」を更新しました 2020. 15 指定感染症 の「新型コロナウイルス感染症」を更新しました 2020. 14 指定感染症 の「新型コロナウイルス感染症」を更新しました 2020. 12 5類感染症 の「麻しん」「風しん」に付属資料「系統樹作成用の参照株FASTAフォーマット」を追加しました 2020. 06 指定感染症 の「新型コロナウイルス感染症」を更新しました 2020. 04 指定感染症 の「新型コロナウイルス感染症」を追加しました 2020. 01. 09 4類感染症 の「Bウイルス病」を更新しました 2019. 伝染性単核症 診療科. 16 4類感染症 の「炭疽」を更新しました 2019. 22 5類感染症 の「後天性免疫不全症候群」を更新しました 2019. 10. 15 5類感染症 の「髄膜炎菌性髄膜炎」を更新しました 2019. 25 3類感染症 の「腸管出血性大腸菌感染症」を更新しました 2019. 04 5類感染症 の「風しん」を更新しました 2019. 28 4類感染症 の「つつが虫病」「日本紅斑熱」「ロッキー山紅斑熱」を追加しました 2019. 19 5類感染症 の「感染性胃腸炎 –ロタウイルス–」を更新しました 2019. 11 5類感染症 の「感染性胃腸炎 –ノロウイルス–」を追加しました 2019. 16 5類感染症 の「インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く)」を更新しました 2018. 07 5類感染症 の「播種性クリプトコックス症」を追加しました 2018. 07 4類感染症 の「A型肝炎」を追加しました 2018. 07 4類感染症 の「E型肝炎」を追加しました 2018. 31 5類感染症 の「後天性免疫不全症候群」を更新しました 2018.