内容简介 · · · · · · 書き下ろしを含む全六篇を収録。今村夏子史上最高の作品集が登場! 店を畳む決意をしたパン屋の父と「私」。父は残った材料が尽きるまで、最後の営業としてパンを焼き続けるが、「私」がコッペパンをサンドイッチにして並べはじめたことで予想外の評判を呼んでしまい――。(「父と私の桜尾通り商店街」) 全国大会を目指すチアリーディングチームのなかで、誰よりも高く飛んだなるみ先輩。かつてのトップで、いまは見る影もないなるみ先輩にはある秘密があった――。(「ひょうたんの精」) ほか、書下ろしを含む全六編を収録した、今村夏子史上最高の作品集!
株式会社KADOKAWAは、作家・今村夏子氏の書き下ろしを含む最新小説集『父と私の桜尾通り商店街』の発売を記念して、現在『父と私の桜尾通り商店街』応援団 団員募集!キャンペーンを実施中です。 3/20~4/15まで、『父と私の桜尾通り商店街』応援団 団員募集!キャンペーン実施中 収録された6編の短編のなかで、気になる作品、応援したい作品を1つ選んでご応募ください。一番たくさんの票が集まった作品の「団員」のなかから抽選で5名様に、今村さんセレクトのささやかなお礼を差し上げます。応募詳細は下記応募フォームをご覧ください。 『父と私の桜尾通り商店街』応援団 団員募集! 応募フォーム 文芸情報サイト「カドブン」にて、6つの短編それぞれの魅力を紹介中 ■今村夏子インタビュー 6つの作品で書こうとしたこと ■私たち、『父と私の桜尾通り商店街』応援団です! 父と私の桜尾通り商店街. 各界の読み手も大絶賛!寄せられたコメントの一部をご紹介します 穏やかな文体にすーっと世界に持ってかれて 、登場人物に自分をシンクロさせて、ふんふんと読み進めていくと、「あれ? ま……そうね……」程度のちょっとの違和感は感じるけど、騒ぎ立てることでもないしとスルーしてたら、 とんでもないところに来ちゃってます。私はこの感じが大好きなのです。 ――光浦靖子氏(オアシズ・「ダ・ヴィンチ」4号より抜粋) このザワつく気持ちはなんだろう。 平凡な日常にある違和感。 心がかき乱されるのに何故か嫌じゃない。こんな本に出会ったのは初めてです。 退屈を感じる全ての皆さんにオススメします。 ――田島芽瑠氏(HKT48 ・「ダ・ヴィンチ」4号より抜粋) 主要人物となる女性たちの行動は、どうにもこうにも危なっかしい。 それを「狂気」だの「天然」だのといった言葉で片づけられないのは、 ルールにとらわれない彼女たちの行動に、どうしようもない純粋さの欠片を見出してしまう から。その欠片が、こちらの心の非常に繊細な部分に突き刺さる。 ――瀧井朝世氏(ライター)※「本の旅人」3月号より抜粋 日常と隣り合わせの違和感を絶妙に物語に昇華。 思いもよらない確度で生々しい現実を突きつける。この企みには舌を巻くばかりで見事という他ない。 いま最も油断ならない作家、今村夏子の真骨頂!
1 369 人 3. 93 小説(翻訳を含む)とエッセイと短歌の3本立て。それぞれ、読むときのバランスをよく考えた配置がされていて、リーダビリティが高い。 「こちらあみ子」の今... 310 人 芥川賞受賞作。 芥川賞受賞作は何年か、読むことにしていましたが、最近はほぼ諦めてました。私にはあまりピンと来ないかな…?と。 これなら読めそうかな~と... 227 人 3. 38 小さい頃に体が弱く、子供の為になんでもすると決めた親が出会ったのが、水。 その水からどんどん宗教に入っていく。 宗教に入ってから、姉が家でしたり、食べる... 151 人 3. 91 こちらあみ子。 ?? ?悲しいような、は痒いような〜 まだまだ今村夏子ー一つや二つの作品を読んでもわからない、が惹きつけられる あみ子がもし身近にいたら、... 146 人 3. 父と私の桜尾通り商店街 文庫版. 67 日常の景色を使って何かもっと奥深いことを伝えようとしているところに、ちょっと怖ささえ感じた。その伝えようとしていることは何なのかまでは、読み取れなかった。 102 人 3. 92 平成28年上半期 芥川賞候補。村田沙耶香さんの「コンビニ人間」と賞を争う。僕はこちらの方が好きかも。 短編集。達観というか、ある種の感情が欠落していると... 木になった亜沙 (文春e-book) 87 人 3. 70 『ざわざわざわ~~~』 そんな空気の中読み終えた作品。 今村夏子さん。相変わらず心を騒がす。 〜ジャックの柔らかな髭が私のほおに触れて〜 隣に猫が眠る幸... 21 人 2. 33 ずっと気になっていた今村夏子さん。想像以上の読み心地のよさにほぼ一日で一気読みだったのだけど、ラストはおおこれで終わるのかという、衝撃のラスト慣れした人間... 今村夏子に関連する談話室の質問 もっと見る
違和感を抱えて生きるすべての人へ。不器用な「私たち」の物語。 桜尾通り商店街の外れでパン屋を営む父と、娘の「私」。うまく立ち回ることがきず、商店街の人々からつまはじきにされていた二人だが、「私」がコッペパンをサンドイッチにして並べはじめたことで予想外の評判を呼んでしまい……。(「父と私の桜尾通り商店街」) 全国大会を目指すチアリーディングチームのなかで、誰よりも高く飛んだなるみ先輩。かつてのトップで、いまは見る影もないなるみ先輩にはある秘密があった。(「ひょうたんの精」) 平凡な日常は二転三転して驚きの結末へ。 『こちらあみ子』『あひる』『星の子』と、作品を発表するたびに読む者の心をざわめかせ続ける著者の、最新作品集!
潤 沢の「秘すれば花」を純烈が歌ってみた。 - YouTube
7歳〜 本人の好きなようにやらせる。 ひとりでやりだしたことの中に得意な良い所があり、 自然に子供がやりだす風情ある芸 を先ずそのまま放任する。 あまり善い悪いと教訓すると子供の意気を消沈させてしまう。 2. 12〜13歳 この頃は先ず第一に、可愛いい児姿であるから、何をやらせても 幽玄(=趣き深い) である。 しかし、それは真の花ではないので、型(基本)をしっかりと念入りに稽古すること。 3. 17〜18歳 声変わりや成長期により、以前の花は失せてしまい、時として嘲笑されたりもするが、 そこを堪えて、無理せぬ音程で稽古すること、 将来の成功を分岐するのは今 と覚悟して能を捨てずにかじりつくのみ。 4. 24〜25歳 一生の芸能の成否が定まる最初の時期。 声と身なりが定まり、年盛りに適合する良い芸能が生まれる時であり、時として名人にも競演で勝つこともあるほどだ。 しかし、これも新鮮さゆえの珍しさという年齢の盛りによる 一時の花 であるから、慢心せずにいっそう稽古が必要な時期。 5. 34〜35歳 盛りの絶頂 であり、今まで習得した芸能を完全に我がものとし、又今後の手立てをもさとる時分である。 この時期に花を究めなければ、それ以後に天下の名声を得ることはできないだろう。 6. 【作品づくり】『風姿花伝』をもとに作品づくりの失敗例② | どまっぷ | よさこいのチームや運営に役立つ情報を発信するサイト. 44〜45歳 能のやり方を変えるべきで 芸は控えめ にすると良い。 自然と身の美しさも、見物人の感ずる花も失せてくるのであり、もしこの時代まで滅びない花があるなら、それこそ 真の花 だろう。 7. 50歳以降 この頃には大体「 せぬ 」という方針をとる以外に手段がない。 しかし、真に得法した名人ならば花という妙趣は残る。 真に会得された花は、枝葉も少なくなり、老木になるまでも、花は散らずに残るのだ。 ざざっとこんな感じです。 面白いですね!
世阿弥が能の理論をまとめた「風姿花伝」。 700年以上も前に書かれた本ですが、ビジネス書として今改めて注目されています。 中に収められていることば「秘すれば花」、聞いたことがある人も多いかもしれません。 この記事では、「秘すれば花」の意味と、今でも通用する使い方についてお伝えします。 「秘すれば花」意味を簡単にいうと? 芸は人々に感動を与えるものです。 思いもよらない感動を与えられたとき、それを「花」といいます。 軽々しく人に話してしまってはどんなにすばらしい演出や演技であったとしても「花」ではなくなります。 見る人が、この場面のこの表情こそが、「役者の花だった」と感じてもらえたら成功です。 役者にとって「花」は、観客に感動を与えるキモであり、お家芸として大事に守っていかなければなりません。 人には話してはなりません、と世阿弥はいいます。 観客に期待をもたせずに、思ってもいない感動をもたらすことができるのが本当の「花」 なのです。 思いもよらない感動、目新しさを呼び起こす芸こそが、能における花 です。 現代のことばにおきかえると、「花」とは「サプライズ」のようなものでしょうか。 不意打ちで、思いがけない感動を与える。 相手に心の準備をさせることなく不意打ちに受け取った感動は、何倍もうれしいはずです。 手の内を明かさずに、感動を与える。 そのこころが「秘すれば花」です。 確かに、サプライズは不意打ちのほうが驚きと感動も大きいですね! 「秘すれば花」で世阿弥が伝えたかったことは?
「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず(風姿花伝)」 こちらは風姿花伝の中にある一文です。 「秘密にするならば花となり人を魅了する。秘密にせずに公開してしまうと、花ではなくなる」 このような解釈になるかと思います。 私が初めてこの一文を目にしたのは、高校生の時だったと思います。古文の資料の中にあったと思うのですが、初めてこの一文を見た時は「なるほどそうか」と。秘密は公開してしまうと力が失われていくものなのだ。一子相伝というけれど、やすやすと公開してはいけないのだな、と考えたことを覚えています。 先日、風姿花伝を読み返したところ、この一文のあとに、このような文章が続いていることに気がつきました。 しかれば秘事といふことをあらはせば、させることにてもなきものなり。 (風姿花伝) 「秘事」と聞くと、とんでもなく 貴重な秘訣であり期待してしま けれども、実際には「たいしたことない」ものなのである。だからこそ 「秘密にしておく」ことそのものに意味があるのだ。 そのように解釈できると思います。 成功者しか知らない『秘密』があるのでは?
西田敏行 演じる寿三郎、またの名をジュディー、ジュネ、ジュマンジによる、観山家一同を巻き込んだ「浮名を流した男の最後の謝罪行脚の旅」は、 太宰治 の『グッド・バイ』に例えるほどカッコイイものではなく、どっちかと言うと『男はつらいよ』の寅さんか!と突っ込みたくなるような展開で、女たちはちゃんと、それぞれの人生を逞しく生きていたのであった。 それぞれに「わりきれない思い」を抱えた観山家一同は、旅先で、 阿部サダヲ 演じる強烈すぎるキャラクター、ムード歌謡グループ「潤 沢」のメンバー・たかっしと出会い、ますます混沌の域に達する。謎の曲「秘すれば花」(なかにし札作詞、筒美洋平作曲!