相手に自分のテリトリーに入ってほしくない 初めて会った人と話す時や、知らない人に急に話しかけられたりした時は、無意識に相手を警戒しています。 「この人はどういう人なんだろう」という不安があるため、 必要以上に近づいてほしくない のです。 腰に手を当てる仕草をすることで、自分だけのテリトリーを確保し、「これ以上は近づいてこないでほしい」という心理が働いている可能性があります。 腰に手を当てながら不機嫌な表情ををしているなら、拒否の意味合いで距離を置きたいと考えている場合もあるでしょう。 腰に手を当てる人の心理を大公開! よく腰に手を当てる仕草をする人は、単に癖になっているだけという場合もあります。 しかし、大抵は 様々な心理が無意識に腰に手を当てるという仕草となって出てきている ことが多いです。 腰に手を当てる人の心理とはどういったものなのか、10種類の心理をご紹介します。 腰に手を当てる心理1. 自分の存在を周囲にアピールしたい 腰に手を当てるという仕草は、体よりも両腕が大きく左右にはみ出す形になるため、自分のいるスペースを広くとることを意味します。 自分のテリトリーを広げることで存在を大きく見せて、注目さやすいようにアピールしているのです。 ファッションモデルがショーで自信たっぷりに腰に手を当ててポージングするのと同じで、「私だけを見てほしい」という 目立ちたい欲求を表している と言えます。 腰に手を当てる心理2. 怒ったり、イライラしたりしている 精神的に落ち着いている時、人は自然体で立ったり座ったりしています。相手の意見をきちんと聞こうと集中していて、自分が今何を考えているかを相手に伝える意味がないからです。 しかし、相手の主張や意見に反対でイライラしている時は、自分の思い通りに状況を進めたいと思っているため、相手の話を聞きたくないという気持ちが強まります。 「これ以上はこちらに入ってこないで」という 相手を拒否したい心理 が、腰に手を当てるという仕草につながっていると言えるでしょう。 腰に手を当てる心理3. やる気や向上心がポーズに表れている 気合を入れるためのスイッチとして、腰に手を当てる仕草をする時があります。 これから集中して仕事をしようと考えたり、初めての人と会って話す前に、「よしやるぞ!」と言いながら腰に両手を当てると、やる気が上がると感じる人が多いようです。 自分に自信があって行動力があるタイプの人は、この仕草が習慣化していることも多く、 真剣に物事に取り組もうとする気持ちの表れ と言えます。 腰に手を当てる心理4.
『エキスパートナース』2015年9月号<根拠に基づく転倒予防Q&A>より転載。 転んでしまったとき、どのように起き上がらせ、介助するとよい? について解説します。 柗下紗矢佳 国立病院機構東名古屋病院リハビリテーション科 転んでしまったとき、どのように起き上がらせ、介助するとよい? 〈目次〉 患者を安全に床から起こすことは、介助者の身体の安全も守ること 入院中の患者の転倒や、 車いす ・ベッドからの転落事例は少なくありません。起居や移乗、歩行などの介助を行うなかで、特に患者を床から起こす場合は、 患者の身体機能レベルや転倒時の環境によって介助量が変化 します。 そこで、臨床現場で役立つ「床からの立ち上がらせ方・起こし方」の具体的な内容を紹介していきます。 また、医療現場では、 介助時の腰痛が原因で体を壊し退職される方も多くみられます 。安全に患者を起こすための前提として、はじめに介助時の 腰痛 予防対策についても紹介したいと思います。 介助による腰痛への対策「重心を接近させる」 介助者の腰痛対策は非常に重要です。腰椎はただ前屈しただけで腰痛になるわけではありません。直立姿勢を基準にしたとき、20°以上の前屈み姿勢( 図1 )になるだけで 第3腰椎への負担が約1. 5kg に、さらにその姿勢で20kgの重りを持つと 負担は約2.