終戦の放送をきいたあと、なんとおろかな国にうまれたことかとおもった。 (むかしは、そうではなかったのではないか) とおもったりした。むかしというのは、鎌倉のころやあら、室町、戦国のころのことである。 やがて、ごくあたらしい江戸期や明治時代のことなども考えた。いくら考えても、昭和の軍人たちのように、国家そのものを賭けものにして賭場にほうりこむようなことをやったひとびとがいたようにはおもえなかった。(あとがきより) 長年の間、日本の歴史からテーマを掘り起こし、香り高く豊かな作品群を書き続けてきた著者が、この国の成り立ちについて、独自の史観と明快な論理で解きあかした注目の評論。月刊文藝春秋の巻頭エッセイ。1986~1987 目次 この国のかたち 朱子学の作用 "雑貨屋"の帝国主義 "統帥権"の無限性 正成と諭吉 機密の中の"国家" 明治の平等主義 日本の"近代" 尊皇攘夷 浄瑠璃記 信長と独裁 高貴な"虚" 孫文と日本 江戸期の多様さ 若衆と械闘 藩の変化 土佐の場合 豊臣期の一情景 谷の国 六朝の余波 日本と仏教 日本の君主 若衆制 苗字と姓 あとがき【商品解説】
ホーム > 和書 > 文庫 > 日本文学 > 文春文庫 出版社内容情報 十年間続いた「文藝春秋」巻頭エッセイの、未完の絶筆原稿を収録。日本の未来に警鐘を鳴らし続けて逝った、不世出の作家の白鳥の歌 内容説明 巨星、墜つ―。1996年2月12日、十年間続いた『文芸春秋』の巻頭随筆「この国のかたち」は、筆者の死をもって未完のまま終わることになった。本書は、絶筆となった「歴史のなかの海軍」の他、書き言葉としての日本語の成り立ちを考察した「言語についての感想」「祖父・父・学校」などの随想、講演記録「役人道について」を収録。 目次 歴史のなかの海軍 随想集(旅の効用;うたうこと;声明と木遣と演歌;醤油の話;言語についての感想 ほか)
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0g 国際花と緑の博覧会記念5, 000円銀貨幣 平成2年 <表>人間の生活と自然界、植物界との調和を表わす花冠の少女 <裏>シンボルマーク 30. 0g 裁判所制度100周年記念5, 000円銀貨幣 平成2年 <表>大法廷 <裏>大はんごん草と職員マーク 30. 0g 議会開設100周年記念5, 000円銀貨幣 平成2年 <表>国会議事堂 <裏>有翼の獅子 30. 0g 天皇陛下御即位記念500円白銅貨幣 平成2年 <表>特別御料儀装車 <裏>菊花紋章と束帯の紋様 30. 0g 沖縄復帰20周年記念500円白銅貨幣 平成4年 <表>首里城正殿 <裏>昇龍 30. 0g 皇太子殿下御成婚記念500円白銅貨幣 平成5年 <表>瑞鳥の鶴2羽と波 <裏>菊花紋章と梓 26. 5mm 7. 2g 関西国際空港開港記念500円白銅貨幣 平成6年 <表>関西国際空港俯瞰図と飛行機 <裏>地図と祝意を表すリボン 26. 2g 第12回アジア競技大会記念500円白銅貨幣(走る) 平成6年 <表>走る <裏>シンボルマークと紅葉(広島県の県花・県木) 26. 2g 第12回アジア競技大会記念500円白銅貨幣(泳ぐ) 平成6年 <表>泳ぐ <裏>シンボルマークと紅葉(広島県の県花・県木) 26. 2g 第12回アジア競技大会記念500円白銅貨幣(跳ぶ) 平成6年 <表>跳ぶ <裏>シンボルマークと紅葉(広島県の県花・県木) 26. 2g 長野オリンピック冬季競技大会記念(第1次)5, 000円銀貨幣 平成9年 <表>アイスホッケー <裏>かもしか(長野県の県獣) 30. 0g 長野オリンピック冬季競技大会記念(第1次)500円白銅貨幣 平成9年 <表>スノーボード <裏>らいちょう(長野県の県鳥) 26. 2g 長野オリンピック冬季競技大会記念(第2次)5, 000円銀貨幣 平成9年 <表>バイアスロン <裏>かもしか(長野県の県獣) 30. 0g 長野オリンピック冬季競技大会記念(第2次)500円白銅貨幣 平成9年 <表>ボブスレー <裏>らいちょう(長野県の県鳥) 26. 2g 長野オリンピック冬季競技大会記念(第3次)5, 000円銀貨幣 平成10年 <表>パラリンピック・アルペンスキー <裏>かもしか(長野県の県獣) 30. 0g 長野オリンピック冬季競技大会記念(第3次)500円白銅貨幣 平成10年 <表>フリースタイルスキー <裏>らいちょう(長野県の県鳥) 26.
―すかしの登場― E一万円券のすかし 現行の日本銀行券には、偽造防止策の1つとして「すかし」が施されています。「すかし」は、紙の厚さを部分的に薄くする「白すかし」と、逆に部分的に厚くする「黒すかし」があり、日本銀行券には、この両者を組み合わせた精巧な「白黒すかし」が使われています。手抄き和紙の伝統技術に支えられたわが国のすき入れ技術は、濃淡の差がシャープで立体感があり、世界ナンバーワンと言われています。 「すかし」の技術は古く、中国では10世紀から、ヨーロッパでは12世紀から、わが国でも15世紀から存在していたとされています。 もっとも、「すかし」がお札に使用されるようになったのは17世紀からと言われており、例えば、スウェーデンのストックホルム銀行(1661年に世界で最初の銀行券を発行)が1666年に発行した銀行券に、「 BANCO 」の文字がすき入れられています。 「白すかし」は、便箋などにも使われていますが、「黒すかし」は、わが国では「すき入れ紙製造取締法」によってその製造が規制されています(政府または特別に許可を受けた者以外は作る事が出来ません)。 では、わが国で「すかし」がお札に登場したのはいつ頃だったのでしょうか? 江戸時代中期頃に発行された藩札の一部や、為替会社(殖産興業政策の一環として1869年 ( 明治2年 ) に設置された金融機関)が発行した紙幣には、簡単な文字や模様がすき入れられていました。また、1882年(明治15年)に発行された「 神功皇后 ( じんぐうこうごう ) 像」の「改造紙幣五円券」(政府紙幣)には、トンボと桜花が「白すかし」ですき入れられています。 改造紙幣五円券 ところで、日本銀行券の場合はどうだったのでしょうか? 日本銀行券の「すかし」は、最初の日本銀行券、つまり1885年(明治18年)に発行された「旧十円券」(通称「大黒札」)から採用されています。この銀行券には、「黒すかし」で分銅や打ち出の小槌、巻物などが、「白黒すかし」で日本銀行券の文字と桜花がすき入れられています。それ以降、日本銀行券には、戦後間もなく発行された「A十円券」、「A五円券」、「A一円券」、「A十銭券」、「A五銭券」の5種類を除き、ほぼ一貫して「すかし」が使われています。 旧十円券 このアルファベットと数字は「記番号」と言います。現在発行されているお札は、アラビア数字6桁の数字を挟んでアルファベット24文字が、頭に1ないし2文字、末尾に1文字組み合わされていて、「A123456B」や「CD777777E」というように表されています。アルファベットは全部で26文字ありますが、I(アイ)とO(オー)は数字の1と0に間違いやすいために使われていません。数字は、「000001」から「900000」までの90万記号が使われています。 これらの組み合わせにより、記番号は、129億6千万枚で一巡します。なお、一巡後は記番号の色を変えて表示されます。 お札にはどのくらいの数の色が使われているのですか?