名札は、新学期や新しい園で子どもたちとの距離を縮めるために欠かせないアイテム。さまざまな素材があるなかで、フェルトを使った作り方を知ってかわいいキャラクターなどを作りたいという保育士さんもいるかもしれません。今回は、フェルトを使った簡単な名札の作り方を、手作りするときの注意点とあわせて紹介します。 OnlyZoia/ 保育士にとっての名札の重要性とは?
『うーたん』(NHK:いないいないばあっ!)
(5)の縫い方で土台の周囲を縫い合わせる前に、2cmほどの隙間を開けておき、そこから綿を入れます。 7. 綿を入れたら(6)の口をふさぐように縫い合わせてできあがりです。 名札の土台に綿を詰めると、ふっくらとした仕上がりで目を惹くデザインになります。 子どもたちが握りたくなる場合もあるため、糸の始末をきちんと処理したり、かがり縫いやバックステッチなど丈夫な縫い方をしたりと工夫しておくとよいですね。 保育実習の名札は子どもたちの興味を惹くデザインに 今回は、保育実習でつける手作り名札のねらいやポイント、簡単な作り方を紹介しました。 保育学生さんの名前を早く覚えてもらうためにも大切なフェルトの名札ですが、大きさや安全ピンの位置、フルネームでの表記など、配慮しておくことはたくさんあります。 くまやうさぎなど子どもに人気のデザインやモチーフを用いることで、話のきっかけになる楽しい名札を手作りすることができるので、作り方を参考にしてみてくださいね。 手作り名札の簡単な作り方やポイントを知って、保育実習を成功させましょう。
はじめに かわいい名札を手作りしよう! 幼稚園や保育士実習、子供さんの持ち物に付ける名札。かわいくて子供たちウケする目立つものでと思うと、キャラクターものになって他の人と被ってしまいがち。それでは小さな子供にアピールできる良い名札とはいえませんね。 オリジナリティが大切です。手作り名札のデザインや素材に悩んでいませんか?個性的なかわいい作り方とデザインヒントをご紹介します。 幼稚園や保育士さんにおすすめ手作り名札 幼稚園の指定や保育士実習は手作りの名札を求められることがあります。いざ作ろうとするとどう作っていいのか迷う人も。名札はどのような物が良いのか見ていきましょう。 幼稚園用のおすすめ名札 子供の好みを聞いて作るとどうしても今人気のキャラクターデザインになってしまう幼稚園用の名札。ひらがなが読めるようなった大きなお子さんなら良いのですが、名札のデザインで自分の持ち物を判断する年齢では市販品は荷物の取り違えの原因にも。手作りの名札なら同じキャラクターでも個性が出て自分の物がわかりやすいです。 保育士さんの名札も手作りで!
デザインに合わせて、名札の型紙をパーツごとに用意します。 2. パーツごとにフェルトの上に乗せ、チャコペンでなぞります。 3. (2)をハサミでカットします。名札の土台になるパーツは、同じものを2枚作って重ねて補強しましょう。 4. アイロンでフェルトを接着します。パーツごとにアイロンをかけてから組み合わせていくときれいに仕上がるでしょう。 5. はみ出た部分をハサミでカットして整えます。 6. 名札の裏側とエプロンの名札をつける位置に、それぞれマジックテープを接着してできあがりです。 作り方のポイント フルネームの表記の場合は名札自体が大きくなったりすることが考えられます。 使っているうちにパーツが剥がれてしまわないように、デザインはシンプルなものにしたほうがよいかもしれません。 名札の土台を2つ作るのが大変という方は、重ねずに直接エプロンに貼りつけることで補強するという方法もあります。 中級者向け:簡単な名札の作り方【ふちどり付き】 名札は糸でしっかり縫い合わせることで、子どもに触れられたり、洗濯したりしても問題ない丈夫なものを作ることができるでしょう。 中級者向けに、周囲をふちどりする丈夫な名札の作り方を紹介します。 刺繍糸 アイロン接着テープ 1. デザインに合わせて、パーツごとに型紙を用意します。 2. 型紙を切り抜き、フェルトの上に置いてチャコペンで型を写します。 3. (2)をハサミでカットします。 4. 名札の土台となるフェルトにアイロン接着テープを貼り、パーツを配置してアイロンで固定します。 5. 名札の土台を2枚重ねて、周囲を刺繍糸で縫い合わせましょう。 6. アイロン接着テープでフェルトを貼り合わせてできあがりです。 安全ピンを使用する場合は、名札の裏面に小さく切ったフェルトを針と糸で縫い合わせて、安全ピンを差し込む部分を作りましょう。 強度を向上させるには、刺繍糸を使って縫い合わせるのがよさそうです。縫い方はブランケットステッチ(縁かがり)するときれいに仕上がりますよ。 上級者向け:簡単な名札の作り方【ふっくら仕上がる】 フェルトの中に綿を入れて、ふっくらと仕上がる名札の作り方を見てみましょう。 綿を詰める工程があるため上級者向けですが、縫い方に注意すれば簡単に仕上げることができますよ。 綿 5. 名札の土台を2枚重ねて、周囲を刺繍糸でかがり縫いをしていきます。 6.
今まで普通に学校に通っていたのに、ある日を境に行けなくなってしまう… 「なぜ?」 「どうして?」 親からすれば、問い詰めたくなる状況ですが、決して 子どもを責めないこと です。 まず、最初に考えるべきは 原因を探ること ではないでしょうか。 今回は、様々な不登校の会に参加させて頂いた時のことや、今まで拝聴した講演から不登校になりやすい性格の子どもについて考えてみました。 不登校になりやすい子どもの性格とは?
中学生時代に不登校だった人たちが中学校卒業後に進んだ道は? 上記は、20歳を迎えた時点の状況でした。 ここからは時代を遡り、 中学生時代の当時の状況 を見ていきましょう。 中学3年時に進んだ"進路" 高等学校などへの進学………約85% (就学のみ、就学+就業含む) 進学せずに就職………………………6% 進学も就業もしない ……………8. 4% 8割以上の人が高等学校への進学 を選択しています。 高い進学率は世間一般の「中学を出たら高校に進む」という流れに沿ったものもあるでしょう。 他にも、適応指導教室やフリースクールなどの不登校支援による効果もありますが、 高等学校は全日制ではなく通信制を選べるなど、 子ども本人が自分に合う進学先を選べる ことが影響しているとも考えられます。 また、高等学校卒業後の大学・短大・専門学校への進学率も20%を超えています。 「不登校だから高校に進学できない」「大学に入れない」ことはない のです。 2-3. 高校からは思い通りの進路に…とも限らない 中学校卒業時の進路について 希望どおりだったか・違っていたか を調査した結果、約半数ずつで答えが別れました。 中学校を卒業したとき、希望どおりの進路に進めた? " 希望どおりの進路だった…43. 8% 希望とは違っていた ………54. 3% なんと、本来希望していた進路には進めなかった と、 半数以上 の人が感じているのが実情です。 最終的に進学を決めたのは自分自身のはずなのに、希望とは違うことになったのはなぜなのでしょうか。 2-4. 希望した進路に進めなかったのは、不登校の影響? 「 希望していた進路に進めなかった 」人たちのうち、 「不登校」が影響していると感じている割合は、7割を超えます。 希望どおりの進路でないことに"不登校"が影響している? 影響がある …………76. 5% 影響していない……23. 5% 「希望どおりの進路に進めなかったのは、不登校がなにに影響したからなのか」を 聞き取り調査の回答から見ていくと、 進路選択 と 勉強面 に強く影響していることがわかります。 不登校による勉強不足 は、「その後」の高校生活でも「勉強についていけない」感覚を生じさせるなど、 長期的な後悔を生み出す ことになるのです。 数字が示すように、 希望する進路に進めなかったことには不登校が影響する と考えて間違いはないでしょう。 3.
中学生時代に不登校経験があった子どもは「その後」どうなった? ここからは、 中学生時代に不登校経験があった人たちの「その後」 を見ていきましょう。 この調査は、文部科学省が平成23年〜24年(2011年〜2012年)に行った調査です。 調査の対象は、平成18年(2006年)時に 中学3年生で不登校だった子どもたち。 5年後、 20歳を迎えた段階 での 現在の状況・不登校当時のこと・卒業後の状況 を調べています。 2-1. 中学生時代に不登校だった人たちの「その後」からわかること 20歳を迎えたかつての不登校経験者たちも、ごく当たり前に「今」を生きています。 不登校だった人たちも、働いていたり勉強を続けているのです。 学校に通っていた人たちとなんら違いがないことが見て取れのではないのでしょうか。 20歳現在の就業・就学状況 就業のみ ……………34. 5% 就学のみ ……………27. 8% 就学・就業 …………19. 6% 非就業・非就学……18. 1% (専業主婦・主夫、会社経営者含む) 半数以上の約55%の人が仕事に就いて働いており、 約48%の人が学生として学んでいる ことがデータ上の数字からわかります。 雇用形態は以下の通りです。 20歳現在の就業状況 正社員 ………………………9. 3% パート・アルバイト …32. 2% 家業手伝い・会社経営…3. 4% 就学先の内訳はこちら。 20歳現在の就学先 大学・短大・高専 ………22. 8% 高等学校 ………………………9. 0% 専門学校・各種学校等…14. 9% この追跡調査では、単なる就業・就学の状況だけではなく、 中学校卒業後と20歳の今を比較して 自分が成長したと認識している点 も調べられています。 それぞれ成長した点に違いがありますが、 就業もしくは就学・就業者は、就学のみの人に比べて、 成長したと感じられることの数をより多く挙げているのが特徴です。 就業・就学状況と成長したところ 就業・就学者 自分で働いて収入を得る、学力が身についた、将来への希望が持てる、 身体の健康、自分に自信が持てる 就業者 自分で働いて収入を得る、生活リズムが整う、人と上手く付き合える、 家族間の関係改善、身の回りのことをじぶんできる 就学者 学力が身についた、将来の希望が持てる 就業者の方がより自分への自信を取り戻していることが特徴的です。 仕事は学校の課題とは違い、単純にこなすだけで済むものではありません。 成果を出すことで「自分にもできることがある」と実感し、 さらに対価として金銭をいただくことが自分への自信にもつながることで、 自分が成長していると認識しているのでしょう。 2-2.
?」 「どっちの味方なの! ?」 と、突然キレられる事もありました。 今までそれが普通だったので、自分ではあまり気にしていないつもりだったのですが、ある朝突然お腹が痛くなって吐きそうになりました。 その日は、大事を取って休むようにとお母さんに言われ、 休めることが分かったら途端に痛みも吐き気も引きました。 次の日、学校に行くと悪口を言っているグループの子が私の顔を見ると駆けてきて 「ねぇ、ちょっと聞いて! !」 と、すぐさま悪口を言い始めました。 私が休んだことなんて、この子にとっては 「悪口を聞いてくれる子が居ない」だけの感覚 なんだと解りました。 話が長くなるにつれ、腹痛も、吐き気も増して 「なんで私ばっかり、色々言われたり、気を遣わなくちゃいけないんだろう?」 と感じました。 そこからは、どんなに仲良くしていた子の言葉であっても、うるさいと感じたり、イライラすることが多くなりました。 徐々に学校に行くこともばかばかしくなり、不登校になりました。 フリースクールに通い始めたのはたまたま、親戚で不登校だった人がいた事がきっかけでした。 その人は従姉で、母のお姉さんの子どもです。 母と叔母さんは仲が良く、お互いの家庭のことでも相談し合っていて、会う機会も多く、いつも遊んでくれるお姉ちゃんは、 私にとっても何でも話せる存在 でした。 私が不登校になってしまったことを知った時に、フリースクールのことを事細かに教えてくれました。 ここに通うようになって、同じような境遇の子も多く居ることを知りました。 新しい友達もできて、自分の感情を素直に出すことができるようになってきたと思います。 自分の感情を出せるようになってからは体調不良になる事もなくなったので、学校に戻る事も考えられるようになってきたところです。 事例3:学校に行くことって必要ですか?
読了予測時間: 約 9 分 3 秒 お悩みポイント 子どもが中学生の不登校だけど「その後」が心配で… 中学生で不登校経験をした人の「その後」ってどうなっているの? やっぱり「中学生時代の不登校」って、子どもの人生に影響するのかな… この記事では、不登校の子どもをお持ちの親御さんが気にしている 「中学生時代に不登校経験がある子どもの「その後」について 不登校経験者が解説しています。 この記事でわかることは、次の3つです。 ・中学生時代の不登校経験は、子どもの人生に良くも悪くも影響する ・不登校を後悔するかしないかは「今と過去の自分を受け入れられるか」 ・子どもが求めているのは「心のケア」「人とのつきあい方」「勉強のサポート」 将来、 子どもが中学生時代を振り返ったときに「不登校だったから…」と後悔しないためのサポート方法 についてもお話しています。 子どもの「その後」を心配している親御さんの不安が少しでも軽くなれば幸いです。 1. 不登校だった中学生の「その後」の実態と心情は? 短期的に見れば中学校卒業後の進路選択、 長期的に見れば中学校卒業後から続く人生… と、不登校経験はなにかしらの影響を与えます 。 そして、 不登校経験の「影響の大きさ」や「影響がプラス・マイナスになるか」は、 子ども本人の不登校に対するとらえ方・解釈の仕方次第です。 不登校という「つまずき」を乗り越える・学ぶことができれば、 子どもは不登校経験をチカラに変えて成長することができます。 もし仮に、似たような状況になっても、問題解決のために努力できますし、 少なくともはじめから諦めてしまう可能性は低くなると言えます。 反対に不登校という「つまずき」を乗り越えられない・なにも学ぶことができなかった場合、 不登校体験は「挫折」として、子どもの心に深く残ります。 不登校期間が長引くほど学校復帰が難しくなるのと同様に、 不登校に対する「挫折」を放っておくほど、 「その後」に与えるマイナスの影響も大きくなります。 不登校に対するとらえ方・解釈の仕方を思春期の子ども1人の力で得るのは至難のワザ。 そこで必要になるのが、 親御さんのサポート です。 不登校経験が子どもの「その後」に与えるマイナスの影響を小さくするためにも、 経験者たちの実態や求められている支援を把握したうえで、子どもには今のうちから可能な限りのケアとサポートを行っていきましょう。 2.