保存療法 と 手術療法 とに分けられます。 それぞれについてご説明します。 保存療法 安静・・・局所を使わないように安静にする 生活指導・・・過度な運動を制限・肥満解消など 物理療法・・・温熱療法や冷療法など 運動療法・・・筋力トレーニングや関節可動域訓練などを 装具療法・・・サポーターなどを装着し、動きを補助 薬物療法・・・疼痛に対して鎮痛薬を使用・炎症が激しい場合はステロイド注入療法 手術療法 骨切り術 ・・・高位脛骨外反骨切り術 人工関節置換術 ・・・人工膝関節に置き換え、関節を固定 という方法があり、それぞれ患者に合った治療法を選択します。 症例 70歳代女性 右変形性膝関節症 内側の膝関節のすり減った部分を人工関節に置き換える人工膝関節単顆置換術(UKA=Unicompartmental Knee Arthroplasty)が施行されました。 関連記事) 変形性股関節症の手術や費用は?痛みの原因など徹底まとめ 変形性膝関節症のリハビリは? できることなら、手術をせずに済ませたいという方が多いですよね?
いざという時のために 自宅診察を知っておきましょう。 夜間・休日専門 救急窓口 自宅往診のファストドクター ファストドクターは夜間・休日に診察が必要なとき、医師が自宅で診察(往診)することを案内する夜間・休日の救急窓口です。 ご自宅往診についての詳細は下記をご覧ください。 下記の方は、すぐに救急車か 救急医療機関を受診してください。 中等症〜重症の方 意識がない 頭を強く打った ろれつが回らない 手足の動きが悪い、または動かない 吐血している 頭がひどく痛い 我慢できないひどい痛み けいれんをおこした、けいれんしている 下記の方は、救急医療機関か 夜間往診をご検討ください。 軽傷〜中等症の方 高熱 感染症の疑い 喉の痛み、激しい咳 今までに経験のある頭痛 今までに経験のある痛み めまい、嘔吐、下痢 アレルギー
皆さんはこのような経験がありませんか? 他院で筋力低下が原因と言われスクワットや膝・股関節の屈伸運動、ストレッチを行っているが効果があるのかよく分からずにやっている。 筋力は運動をしなければ落ちるし一生続けないといけないのか? 当院に来院された患者さんがおっしゃった言葉です。 筋力低下が原因と説明された変形性股関節症の患者さんは、 真面目に毎日言われた通りにトレーニングを行い痛みが少しでも楽になればと思って頑張っていたようですが、変化のない症状に疑問を感じ知人の紹介で当院に来院されました。 一般の方が勘違いしている変形に対する考え方を今一度考え直してみましょう。 そもそも筋力低下とはどのように判断するのでしょうか? その方法にはいくつかのテストや計測があります。 高価な機械で筋力を測定することもありますが、臨床で広く用いられているのは徒手検査(手で行うテスト法)が一般的です(・MMT・抵抗テスト・大腿周径など) これらは特殊な検査でもありません。 関節を動かす際に抵抗を加えたり、筋力の低下による左右の大腿周径の違いを見たりするものです。 私は以前これらのテストを多くの患者さんに実施してきました。 ほとんどの場合が正常である。 ということしか分かりませんでした。 周径に関しては左右差があることはありましたが、 変形性股関節症の場合、筋力低下によって変形性股関節症が起こっていると考えるよりは 痛みによって動かせないために筋力低下が起こっている と考える方が自然かと思います。 私の経験上ギプスなどで固定する場合や神経の異常による筋力の低下を除いて、 一般の方に筋力低下が起こることは 稀であると考えています。 変形性股関節症の痛みが、 「変形による痛み」 とされているのなら、変形を取り除かない限り痛みは無くなりませんよね? 治療法は変形を取り除く手術しかない。と思いませんか? でも多くの医師が手術をせずに経過を観察するでしょう。 何故か?