12月に出した新刊 「リーダーが育つ 変革プロジェクトの教科書」 では、僕らがお客さんとやっている「育つプロジェクト」とはいったいどんなプロジェクトなのかを最初に示した。 1章では 住友生命さんとやった青空プロジェクト (携帯端末づくりを通じて、営業職員さん達の仕事を抜本的に変えるプロジェクト)の事例を、なるべく生々しく書いた。書いた当人としては「大きな会社だし、ここまで書いても大丈夫かな?」というくらい筆を滑らせたのだが、寛大にも、ほとんどそのまま本にさせていただいた。なので読んだ人にはイメージはバッチリ伝わると思う。 もう一つ、育つプロジェクトのエッセンスとも言うべき10の原則をまとめ、2章に掲載した。多くのプロジェクトをやり、振り返りミーティングで「どうしてこのプロジェクトでは人が成長したのか?」を議論してきた集大成とも言える。 先日、本に登場していただいた住友生命の岡本さん(1章、10章)と NHN JAPAN の柏木さん (14章)と白川とでやった座談会でも、この10原則について話した。「俺はこれが大事だと思う」「いや、こちらも!」と結構盛り上がった。 皆さんは普段、どれを大切にしているだろうか?そしてあまり実現できてない要素はどれだろうか?
そういう意味で、「仕事ができない人が悪い」という考え方は間違っています。 確かに仕事ができる人とできない人がいるのは事実です。 肝心なことは、なぜ仕事ができないのか?ということを冷静に分析し、どうすれば仕事ができる人に育てることができるのか?を考えて決してあきらめないことです。 なぜあきらめてはいけないのかというと、 仕事はチームワーク だからです。 どれだけ個人の能力が高くても、ひとりでできることというのは限られています。一人でできる仕事だけで満足してしまうと、いずれ「仕事ができる人」もどこかで必ず成長が止まる日がくる。 だからこそ、 仕事ができるひとは仕事ができない人を育てることで、大きな壁を乗り越えることができます。 まとめ 仕事ができる人は仕事ができない人の人生観や価値観まで把握できてはじめて、相手が今どの段階にいるのか、次のステップに進むために何が必要なのかが見えてきます。 自分の基準から離れることができた時はじめて、できない人を育てられるようになります。 そんなこともできないの?部下を育てられない上司ほどダメ出しする 部下が育たないのはワケがある 職場で上司に渋い顔で「そんなこともできないの?」と言われたことはありませんか?
なぜ間違った行動をしたのか?