状況証拠はほとんど揃っていたトリカブト保険金殺人事件 出典: 神谷力は消費者金融から多額の借金を抱えており、更にトリカブトやフグを購入していました。そして毒を抽出する実験器具まで押収されており、状況だけならば事件でそしてほぼ犯人と言われてもおかしくない状態でしたが、神谷力は巧妙な冤罪トリックを潜ませていました。 逮捕はしたものの、トリカブトの効果を遅らせたトリックが分からず 出典: 鑑定の結果、被害者の利佐子さんからトリカブト毒が検出され、トリカブトにおける毒殺であることは判明しましたが、巧妙な冤罪トリックはここに仕掛けられていました。 トリカブトは即効性の毒で、ホテルチェックイン後数時間後に苦しみ始めて亡くなるというのはあり得ないことでした。 トリカブトを買ったからってなんだ!私は冤罪だ!と主張 神谷力がトリカブト、そしてフグを購入していたことは警察も掴んでおりましたが、ホテルチェックイン後のアリバイもあり、神谷力は声高に冤罪を主張し続けました。 トリカブトもフグもそれぞれ観賞用とビジネスの為と主張し、司法は一時神谷力の主張に傾きかけました。 化学の力!トリカブトにフグ毒を混ぜれば効果を遅らせられる!
毒物検査は、通常、すべての毒物を一気にできるわけではありません。 各毒物を系統だてて少しずつしか検査することができないので、それ相応の検査試料が必要となります。 薬毒物の化学的検査は、髪の毛や尿からも検出できますが、血液からが最も検出しやすくなります。 大野曜吉氏は、組織学的にも体内に特徴が残らない毒物があるのでは?と様々な可能性を試していった結果、毒草トリカブトに含まれるアコニチンを検出することに成功します。 トリカブトの毒「アコニチン」は、耳かき1杯程度で人を殺すほどの威力があるとされています。 しかし、フグの毒・テトロドトキシンと混ぜ合わせるとトリカブトに含まれる毒・アコニチンを相殺してしまう性質を持詰ようになります。 時間が経つにつれてフグの毒・テトロドトキシンは体内から消失していき、トリカブトのアコニチンの毒性が発揮されるというわけです。 トリカブト保険金殺人事件の犯人は?
こんにちはkaznaoです。 2021年6月21日の 世界仰天ニュース で トリカブト保険金殺人事件 について 特集されます。 当時、法医学者だった大野曜吉先生が 真相を解明することに成功しました。 犯人はなぜ 沖縄 県で犯行を行ったのか? 動機 は何だったのでしょうか? 日本で初めて トリカブト 毒を使った 事件ではないかと言われています。 1986年に起きた事件から40年近くたった今 犯人・神谷力の謎についてまとめてみました。 トリカブト殺人事件を大野曜吉が真相解明! 【日本怪事件】トリカブト殺人事件、妻たちの不審死. トリカブト殺人事件と呼ばれ 日本中にトリカブト毒の恐ろしさを 記憶に残しました。 一体どんな事件だったのか まとめてみました。 犯人:神谷力元無期懲役囚 被害者は全て犯人の妻で 沖縄で事件が起きるまでに 3度の結婚をして 3人共犯人によって殺害されています。 1人目 看護師 恭子(心筋梗塞で死亡) 2人目 不倫女性 なつ江(急性心不全で死亡) 3人目 ホステス 利佐子(毒物で死亡) 犯人が1人目の妻と結婚したのが1965年で 3人目の妻と結婚し殺害した1986年までに 21年の間に3人と結婚し3人共 命を落としています。 3人目の女性が亡くなった時に 犯人が殺害を疑われましたが 完璧なアリバイ があったため 事件の解決は困難を極めていました。 スポンサーリンク 3人目の女性が亡くなった状況は? 3人目の妻と結婚したのは 1985年に2人目の妻が亡くなってから 半年もしないうちに 交際、結婚となった スピード婚 でした。 1986年5月19日に犯人と3人目の妻が 沖縄旅行を楽しむために 那覇空港に到着しました。 同年5月20日に妻の友人と合流しますが 犯人は急用が出来たと言って自宅に戻り 妻と友人は沖縄旅行を楽しんでいました。 犯人と妻は午前中に別れた のですが 妻に異変が起きたのは午後でした。 突然苦しみだし治療の甲斐なく 命を落としたのです。 妻の死に疑問を持ったのが 当時の琉球大学医学部助教授であった 大野曜吉先生 です。 大野曜吉先生のプロフィールは?
トリカブト保険金殺人事件とその犯人、神谷力のまとめ 出典: 人の良さそうな笑顔を見せているが、この男がトリカブト連続殺人事件の犯人、神谷力です 1986年5月20日に起きた、トリカブト保険金殺人事件についてのまとめ。トリカブトを使った殺人。その冤罪トリックとは? そして犯人、神谷力と言う男の生い立ちと学歴。父母兄といった家族が悪魔的天才神谷力を生み出す遠因となった……? 英名で「僧侶のフード」とも呼ばれるトリカブトは毒草として今や有名だね 日本ではこれを用いて保険金目当ての殺人を起こした事件が有名かな?
画像はThinkstockより 栃木・宇都宮市で、別居中の夫の焼酎に毒物「 リシン 」を入れ、殺害しようとした疑いで、33歳の妻が11月30日逮捕された。多くの謎に包まれており、事実の解明が待たれるところだ。 古来から行われている毒殺だが、 現場に多くの痕跡を残す刺殺や銃殺、撲殺などと比べて、毒殺は事実の解明は難しい 。昭和23年に帝国銀行の行員が毒殺され現金や小切手が奪われる「帝銀事件」もそうだった。画家の平沢貞通が逮捕され、死刑判決が確定したが、冤罪であるとの声が上がり、作家の松本清張も『小説帝銀事件』において、犯人は平沢ではないと、きわめて詳細に分析している。執行されないまま平沢は獄死したが、その後、捜査に携わった者らも、犯人は別の者であると明言した。 このように、 毒殺では冤罪が疑われるケースが多い 。直接証拠はないものの、そうとうに揺るぎない状況証拠で有罪判決が下されたのが、昭和61年に起きた「 トリカブト保険金殺人事件 」だ。犯人として逮捕された神谷力は、公判中と服役中に『 被疑者―トリカブト殺人事件 』『 仕組まれた無期懲役―トリカブト殺人事件の真実 』と2冊の本まで著して、無実を訴えた。 ■トリカブト殺人事件とは?
『神谷力の生い立ちは母親自殺で兄は市議会議員で共産党員という凄いものだった。』| — pekko39 (@pekko39) November 4, 2015 神谷力はサイコパス?その生い立ちが原因か 出典: 良心の呵責を持たないかのように被害者を手にかける、もしやサイコパス?! サイコパスな人間の特徴にかなり当てはまっている神谷力。やはりこの男はサイコパスなのか 筆者が個人的に見るに、神谷力はサイコパスと言われる人の特徴に多く当てはまっているように思います。同情を引くというのはどうか分かりませんが、それ以外は当て嵌まっているのでは?と思いますね。 被害者の利佐子さんも元はホステス、色んな人は見てるでしょうし、プレゼント攻撃はあったとはいえ、何か魅力的に映るものがあったのかもしれませんし、嘘は息を吐くようにという感じですし、被害者の友人からは不審がられていたので問題行動も当て嵌まります。 衝動的というのもやはり当て嵌まります。たしかに天才的な冤罪トリックは考え付いたものの、短期間に周囲で人が亡くなり過ぎで、どう考えても怪しまれます。そういったところは衝動的だったと思います。責められると逆切れもやはり、著作を出し続けて反論し続けていますし、良心の呵責が無いというのは言うまでもありません。 母は自殺、兄は共産党員という特殊過ぎる生い立ち…… 出典: 神谷力の父と兄は共産党員だった?! 母は不倫の末に自殺、父と兄は激しい選挙運動。歪む下地となるには十分か 神谷力がサイコパスのような人間になったのは、その生い立ちも関係しているのではと言われています。 神谷力の父は東北大学の教授を勤めるほどの人物で、知的水準は高い家庭だったと言われています。しかしその父は神谷力の手記に書かれている文によると、革新政党の活動家だったようです。 そして投獄され、母は寂しさのあまり、不倫に至ったが、不倫相手は遊び相手としか、神谷力の母のことを思っておらず、けんもほろろに追い返され、そのまま自殺したとのことです。 神谷力の兄も父と同じく共産党員だったらしく、神谷力の幼少期は激しい政治運動が行われていたこともあり、兄も相当な強硬派だったと思われます。 父も母も兄も、正直言って教育にあまりよろしくはない面々だったということは間違いないようです。 悪魔的天才の神谷力の学歴は意外にも……?! 出典: 悪魔的トリックを考えた神谷力の学歴は高卒?!