」( J Gen Intern Med. 2013 Feb;28 (2):223-309)によれば3ヶ月PPIを処方されていた人はなぜか全く関連がないような前述の病気になりやすいことが判明しています(どこか統計学的な間違いがありそうですけど、私は発見できませんでした)。 タケプロン・パリエット・オメプラールなどのPPIを服用している方、ぜひ主治医にこの副作用を聞いてみていください⋯主治医が勉強熱心か勉強不足か判定できますよ。 薬の常識・非常識
#報告事例 半数が消化器症状で、下痢・軟便が16件、内視鏡検査によりコラーゲン層形成大腸炎が確定された症例も1件ありました。 多くは逆流性食道炎に対する処方でした。 今回とりあげたランソプラゾールのほか、アスピリン、NSAIDs、チクロピジンなどの服用あるいは併用による、水様性下痢が主症状の コラーゲン層形 成大腸炎がよく知られるようになりました。基本的な定義は、大腸内視鏡検査と生検により、大腸粘膜上皮直下に10μm以上のコラーゲン・バンドが認めら れるものとされています。ほかにも、ラベプラゾール(商品名:パリエット)以外のPPI(プロトンポンプインヒビター)は添付文書に同様の症状について記載がありますが(頻度不明)、報告が多いのはやはりランソプラゾールのようです。 #原因は代謝阻害か !? PPIの薬物代謝酵素であるCYP2C19やCYP3A4の関わりが疑われています。発生機序について解明はされていませんが、PPIが大腸粘膜に存在す るプロトンポンプに作用することで、免疫反応に影響しているとの説があります。高齢女性で多いとの報告があり、当モニターでの下痢は男性6例、女性10例 でした。 主にチトクロームP450(CYP)2C19とCYP3A4によって代謝されます。⽇本⼈ではCYP2C19の酵素活性が低い⼈が18〜23%と多く、そのような患者では、ランソプラゾールの代謝はCYP3A4に依存します。そのため、ランソプラゾールとCYP3A4で代謝される他の薬剤(表1)を併用するとランソプラゾールの薬物代謝が阻害され、ランソプラゾールの血中濃度が高まることで下痢症状が発症すすと考えられる。 CYP阻害薬の例 トリアゾラム/アルプラゾラム/ブロチゾラム スボレキサント/シンバスタチン/アトルバスタチン ロスバスタチン/アゼルニジピン/ニフェジピン リバーロキサバン/エプレレノン/ニソルジピン 参考文献 副作用モニター 日経DI
タケキャブ錠10mg/タケキャブ錠20mg
タケプロンジェネリック15mg 胃酸の分泌を強力に抑えることで、胃潰瘍・逆流性食道炎を治療するお薬です。日本では「タケプロン」という薬剤名で販売されていますが、この商品はインドの製薬会社であるインタスファーマが製造するジェネリック医薬品です。日々飲み続ける胃の薬ですので、コストを抑えることができるジェネリック医薬品がおすすめです。 最安値を販売ページでチェック タケプロンジェネリック30mg 胃酸の過剰分泌を抑えて胃潰瘍や逆流性食道炎を治療する有名なお薬です。国内ではタケプロンというお薬名で販売されています。 ネキシウム(エソメプラゾール)20mg ネキシウム(エソメプラゾールマグネシウム)という医薬品は、ヘリコバクター・ピロリ菌の繁殖を抑制し、胃酸の産生を抑えることから、十二指腸潰瘍や胃潰瘍の発症を防ぐ効果が高くあります! ネキシウム(エソメプラゾール)40mg 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などを改善するプロトンポンプ阻害薬!
メーさん (薬局にて薬歴を確認中) この患者さん、タケキャブめっちゃ継続してるんですが、良かったんでしたっけ。レセプト大丈夫かしらん。 薬シカ 適応症によっては投与期間が決まっているケースもありますね。疾患名を確認するのと、10mgか20mgによっても対応が変わってきますね。 薬局側におけるタケキャブの長期処方とレセプトの対処についてまとめました。 タケキャブの添付文書の記載から長期処方について考察、レセプトはコメントを入れて対処するのが安全と言えそうです。 タケキャブの長期処方は適応と用量によっては可能 今日の処方でタケキャブ10mgが2ヶ月以上続きそう。どうっすか?