やっぱり山口と言えば「外郎(ういろう)」 出典: よい子さんの投稿 外郎(ういろう)といえば名古屋が有名ですが、全国各地に外郎を名物としている土地があります。もともと外郎は足利時代に大陸から薬として入ってきたという説があります。それが「外郎餅」として全国に広がり、山口にも大内時代、つまり一般的にいう「室町時代」頃に入ってきたされているのです。 好みはそれぞれですが、ちょっと外郎が苦手という方にも「山口の外郎は味が違うね」といわれることが多いのが山口県の密かな自慢。水分のない名古屋外郎と、水分がかなり多い宮崎の青島外郎の中間くらいの堅さです。外郎好きな方はもちろん、ぜひ苦手な方も騙されたと思って一度食べてみて下さい。外郎のイメージが必ず変わりますよ!
The following two tabs change content below. この記事を書いた人 最新の記事 Tokuyamap編集長3年目突入!横浜出身・東京育ちの都会っ子ですが脱東京を目論み、徳山に移住をしてみました。得意分野はwebマーケとEC通販というバリバリのIT女子です。 地元者とは違う目線で街の魅力を見つけていきます。 おみやげ街道徳山新幹線口店とのコラボ企画、 「おみやげ街道で購入できる山口土産をTokuyamap編集部が ご紹介」 の第1弾は… 御堀堂の外郎(ういろう) です。 この企画の趣旨 神奈川県出身のTokuyamap編集長箭内を中心に、「お土産を買う県外のお客様」視点で気になる商品をピックアップいたします 御堀堂の外郎(ういろう)をご紹介 基本情報 御堀堂の外郎、お味は白あん・黒あん・抹茶の3種類 原材料 砂糖、 小豆、小麦粉、黒糖、抹茶、本 わらび粉、加工澱粉 賞味期限 製造日含む11日間 真空パックになっているので、生菓子でも比較的日持ちがします。店頭に並ぶのは製造から2~3日後なので購入時は1週間ほどの賞味期限となります。 価格 普通形1本:205円(税込) 小形5個入:648円(税込) 普通形5本入(箱入):1, 123円(税込) 小形15個入(箱入):1, 728円(税込) メーカーさんにインタビュー 神奈川出身の私は、山口県で「外郎」のイメージがありませんでした。山口県の外郎はどのように発祥したのでしょうか? 御堀堂専務取締役田中さん(以下田中さん) :90年以上前の話になるのですが…山口県の外郎は古くて、江戸の中期には間違いなくあったと記されています。一説によると室町時代からあったともされています。 Tokuyamap編集長箭内(以下箭内) :江戸時代に食べられていたとは歴史を感じますね。御堀堂さんの始まりもその頃でしょうか?
地方のアンテナショップを巡って東京で旅気分!
山口のお土産、そして名産として有名なのが、外郎(ういろう)です。外郎というと、名古屋の名物なのではという声も聴こえてきますが、実は山口の外郎も有名なのです。山口には、古くから続く老舗の外郎店がいくつかあります。その中でも、特に有名なのが、御堀堂(みほりどう)の外郎です。 山口の外郎(ういろう)よりも有名なのが、名古屋の外郎と言われていますが、どのような違いがあるのか気になる人もいらっしゃるでしょう。どちらの名産でもある山口外郎と名古屋外郎の違いは、食感となります。その食感の違いについてご紹介します。 名古屋外郎の食感とは? 名古屋の名産である外郎(ういろう)の食感は、もっちりとした食感です。名古屋の外郎は、うるち米粉を使用しているからです。うるち米粉は、風味、そして、歯応えが必要な生菓子などに使用されており、名古屋の外郎の食感は、このうるち米粉の特徴の食感となります。 山口外郎の食感とは?
御堀堂の生外郎 山口県民には定番ですが、外郎には「生外郎」という大人気銘菓があるのです。一般的な外郎は、ビニール製の袋に密封され、竹の皮を模倣した包み紙に包まれていて、中を開けると柔らかい外郎が出てきます。それを取り皿に乗せて、少しずつ切り取って食べるのも、そのままワイルドにかぶりついて、思い切りほおばるのも、お好みの食べ方ができます。 生外郎は一般的な外郎と製法はほぼ同じですが、日持ちはしません。真空パックされず、一般的な外郎よりも小ぶりなものが多いです。多くの外郎メーカーがその味に挑戦して、各メーカー独自の試行錯誤を重ね、より柔らかくより程よい甘さと素材の香りがする生外郎を目指しています。 生外郎の柔らかさは通常の外郎とは比べ物にならない柔らかさ。まさしく生という表現が似合う味なのです。いつもの外郎も嬉しいけれど、お土産や贈り物でもらうともっと嬉しい味です。しかしお土産に向かない大きな理由があります。生、という名前の通り、鮮度がすぐに落ちてしまうのです。 生外郎は真空パックされていないため、日持ちがするという利点を犠牲にして柔らかさとおいしさを最大限に生かしています。通販でも販売されておらず、作り立てを店頭で購入しないとまず手に入りません。そのため生外郎は地元民のためのご馳走ともいわれています。手に入れるためには、山口県に行くか、行く人にお願いするしかありません。 味が変わる?