第32回:その部品交換必要?機械式駐車場の修理工事にまつわる話 修理工事は交換工事 その部品交換、本当に必要? マンションにおける機械式駐車場の維持費は掛かります。しかも建物の大規模工事と並んで機械式駐車場の大規模修繕工事は高額の費用となります。 そこで、「修理工事編」「メンテナンス編」「交換工事編(大規模修繕計画)」の3回に分けてコラムにしていきそれぞれのテーマについて解説して参ります。今回は「修理工事」について解説致します。 「修理工事」は主に部品の交換の事を指します。この部品交換の必要性・透明性は管理組合の方が最も知り得たい情報の一つだと思いますが、如何せん内容が専門的で分かりにくい部分であります。今回は、部品交換で最も多い「チェーン交換」、「リミットスイッチ交換」、「落下防止装置交換」、について解説します。 チェーン交換について まず、吊りチェーン、バランスチェーン等に使用されるローラーチェーンについて解説します。 「経年劣化」は曖昧 「経年劣化によるチェーンの交換を要します」とよくメンテナンス報告書等に記載され、目にする事があると思いますが、これは曖昧です。機械式駐車場メーカーの言う耐用年数も根拠が曖昧です。しかも屋内・屋外を区別していない場合が多いと思います。 (屋内・屋外によって使用環境が異なり、チェーンの耐用年数も違います。) チェーン交換はいつするのか?
機械式駐車場パレットの劣化現象 マンションの機械式駐車場のパレットは塗装仕上げの場合と、亜鉛メッキ仕上げでその耐用年数は大幅に異なります。 初期のモデルは殆どが塗装仕上げにため、3年から5年位でパレットの上端の発錆・腐食が見られるようになります。 長期修繕計画で3年毎くらいに塗替えが行われていれば良いですが、殆どの場合発錆から腐食に至るような時期に塗替えが行われいます。 パレットの上端はt=3. 2mmの平板又は縞鋼板でできていますが、最も腐食が起こりやすい箇所は前輪と後輪のタイヤの位置です。 車重により鉄板に僅かな凹みができるため、水が貯まると乾きにくい状況です。特に縞鋼板は水の掃けが悪いため錆びやすく、地下ピットのパレットは腐食に至るケースが多い様です。 仙台は近年冬期間に道路での融雪剤の使用が多くなり、車輪や泥除けに付いてきた物が落下すると次第に凝縮され、特に腐食を促進させるケースが多い様です。 パレット上端の発錆 後輪車止の腐食 後輪廻り床の腐食 ケレン後の状況 機械式駐車場パレット補修塗装の工程 最も大事な工程はサビの除去ですが、ケレン3種と呼ばれる電動工具を使用する作業で、活膜(生きている塗膜)は残して脆弱部を全て落とす作業です。 通常はカップワイヤーという金属の回転ブラシで落としますが、腐食が進んでいたり錆の層が1. 0mm以上有るような場合にはハンマーを使って打撃を加えます。 但し、住宅地のなかで大きな音が出るとご近所からクレームになることもあり、事前の告知などにより近隣対策には十二分な対策が必要です。 また、作業の際にはケレンカスの飛び散りや塗料の飛散が考えられるため、工事期間中は全ての車輌を移動して頂く必要があります。 塗装仕様は2液タイプの速乾タイプのエポキシ錆止めを塗布し、2液ウレタン樹脂塗料(強溶剤系)2回塗りで仕上げます。 塗膜厚が付いて錆止め剤は乾きにくいため、地下ピット内での塗装作業は速乾性の錆止め剤が有効です。 パレットの上端・下端・ゲート枠・メッシュフェンス・縞鋼板周辺部を3回塗りで仕上げ、古くなったナンバーシール等を張り替え、管理組合様の竣工検査を経て工事は完了します。 なお、縞鋼板・平板は腐食すると完全なケレンは困難で、錆止めを塗布しても再び発錆が進みやすく止めることは出来ません。 浸透性の錆止め剤の併用などもある程度有効ですが、腐食が進んだ場合には早めに溶接による鉄板の重ね張りを選択したほうが良いと思われます。 また、機械式駐車場の場合ケレンカスの飛び散りや塗料の飛散が避けられず、施工に際しては全車両を移動して頂く必要があります。 作業は天候に左右され易く降雨後の作業は制限されるため、工程は充分な余裕を持って計画したほうが良いでしょう。 1.
【無料進呈中! 】プロが教える「機械式立体駐車場解体 最強ガイドブック」第二版 駐車場の解体の検討にあたって設備の寿命は気になるところ。点検業者から更新の見積書が届いてから気付いたのでは遅すぎます。管理組合の理事の皆さまが見極めるためのチェックリストも最後に添付しています。 点検業者から更新工事の見積書が届いたら寿命? 機械式立体駐車場設備に、いずれは寿命が来てリニューアルが必要なことは理解できます。それでは、いったい何年の耐用年数を見込んでおけば良いのでしょうか?
実際には、貨物の商品事故などについて、会社にばれたら運行停止処分になったり、特別講習を受けなければならないから、それであれば、数千円程度の弁償であれば、会社に秘密にして自腹で弁償するという方もいらっしゃるでしょう。 その当否はさておき、法の理屈からすれば、決して従業員が全責任を負わなければならない訳ではないことを理解しておいてください。 もしもあなたが今、勤務中に起こした物損事故により破損した車両の修理代金を全額請求されているとしたら、それは不当ですから、今一度会社と話合いをするべきでしょう。 就業規則に特別な規定があったらどうなるの?
運送会社で働いていますが、入社時、事故時には保険が効くと説明されたのですが、後で、自損事故には入っておらず、その場合はドライバーが支払うと言われました。 入社時には雇用や内容の契約書も出されておらず、事故をしたら数百万円払うのかと怖くなりました。 仕事中に事故をした場合、ドライバーが支払わないといけない事は有るのでしょうか? 2018年09月18日 ボーナスカット? 教えて下さい。 私は運送会社の中間管理職ですが、最近ドライバーの事故が多く、社長よりドライバーの運行管理をよりいっそう引き締めるように通達があり今後、会社に損害をあたえる様な事故があれば私達、管理職の賞与をカットすると言われています。昨日ドライバーの単独事故があり、本当にに賞与をカットされた場合に会社に対しては従うしかないのでしょうか? アドバイス... 2011年09月10日 荷物の延着未着の関節損害 運送会社経営しております。 先日社員が事故を起こしまして、荷物を破損させてしまいました。荷物は保険にて原価で賠償しますが、その荷物が届かなかったので職人が待ちぼうけになったから半日分日当を払えと言われました。 保険会社は荷物事故とは関係ない関節的な損害は保証外だと言われました。たしかにそんなことに賠償していたらキリがないと思うので荷主に言ったら... 2018年11月28日 依頼前に知っておきたい弁護士知識 ピックアップ弁護士 都道府県から弁護士を探す 見積り依頼から弁護士を探す