【中1国語】月夜の浜辺の定期テスト対策予想問題です。 ■中原中也 30歳の若さで死去したが、「月夜の浜辺」のほか、生涯で350篇以上の詩を残す。処女詩集『山羊の歌』、第二詩集『在りし日の歌』といった作品が有名。 ■月夜の浜辺の特徴 詩の文体と形式は、口語自由詩であり、第六連からなる。七音の言葉のまとまりを多用していることから、すみきった月が海辺を照らし、辺りに人影もない月夜の浜辺の様子や「僕」のもの悲しく繊細な心を親しみやすくリズミカルに表現している。 月夜の浜辺の定期テスト対策予想問題 次の詩を読んで、次の問いに答えなさい。 月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際(なみうちぎわ)に、落ちていた。 それを拾って、役立てようと 僕は思ったわけでもないが なぜだかそれを捨てるに忍びず 僕はそれを、袂(たもと)に入れた。 月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際に、落ちていた。 それを拾って、役立てようと 僕は思ったわけでもないが 月に向ってそれは抛(ほう)れず 浪に向ってそれは抛れず 僕はそれを、袂に入れた。 月夜の晩に、拾ったボタンは 指先に沁(し)み、心に沁みた。 月夜の晩に、拾ったボタンは どうしてそれが、捨てられようか?
月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際に、落ちていた。 それを拾つて、役立てようと 僕は思つたわけでもないが なぜだかそれを、捨てるに忍びず 僕はそれを、 袂 ( たもと ) に入れた。 月に向かつてそれは 抛 ( ほう ) れず 波に向かつてそれは抛れず 僕はそれを、袂に入れた。 月夜の晩に、拾つたボタンは 指先に沁み、心に沁みた。 どうしてそれが、捨てられようか? 出典 [ 編集] 出典:東京書籍「新しい国語1」
ささやかであっても、どうしても捨てられない物に、出合ったことはありますか? なぜ、どのようにそれが宝物なのか、上手くは説明できないけれど、それを見つめるだけで心があふれるような…… 詩人・中原中也 は、そんな言葉にならないような心情さえも、素手ですくい上げて、ありのまま露わにしようとしました。この世でそれを貫くことは、きわめて稀有なことです。 これから中原中也の、 「月夜の浜辺」 という詩を紹介いたしますね。 月夜の浜辺 月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際 なみうちぎわ に、落ちていた。 それを拾って、役立てようと 僕は思ったわけでもないが なぜだかそれを捨てるに 忍 しの びず 僕はそれを、 袂 たもと に入れた。 月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際に、落ちていた。 それを拾って、役立てようと 僕は思ったわけでもないが 月に向ってそれは 抛 ほう れず 浪 なみ に向ってそれは抛れず 僕はそれを、袂に入れた。 月夜の晩に、拾ったボタンは 指先に 沁 し み、心に沁みた。 月夜の晩に、拾ったボタンは どうしてそれが、捨てられようか? 中原中也「月夜の浜辺」の解釈 「月夜の浜辺」 。まずは題からして詩的ですね。 「月夜」という天と、「浜辺」という地。天地の悠大な情景から見れば、中原中也という人はささやなかな存在です。 そんな中也が、月夜と浜辺のはざまで流離っていたときに、同じくささやかな「ボタン」が波打ち際に転がっているのを見つけます。 ボタンはかつて、洋服などの布地をつなぎ合わせるのに、役に立っていたかもしれません。ところが、布地そのものからこぼれ落ちてしまったのですね。 もう何もつなぎ合わせることがない、そもそも何物にも繋がっていない、ひとつきりのボタンです。 中也はそのボタンを手にしたとき、何を感じ取ったのでしょう。 他人から見れば、そのボタンはもう役に立たないボタンかもしれません。ところが中也から見れば、役に立つか立たないかということ以上に、存在そのものに惹かれる何かがあったに違いありません。 ボタンを月に放つことも、浪に放つこともせず、中也はそっと袂に入れます。 ささやかで、寂しくて、孤独なもの同志の、心の交流をここに感じることができます。 でも本当は、ありきたりの単語では、この心情を解き明かすことは出来ないのでしょうね。 言葉には決してできないような、夜空よりも海よりも深い思いが、この詩の裏に息づいていそうです。 亡き我が子・文也に捧げる詩?
『在りし日の歌』より << 前の詩に戻る 次の詩を読む >> 朗 読 解 説 「月夜の浜辺」は1937年婦人雑誌『新女苑』2月号に発表された。中也は2月15日千葉の中村古峡療養所を退院し、同27日市ヶ谷から鎌倉の寿福寺境内に転居した。 この詩はいつ書かれたかは分らない。ただこの海岸は鎌倉の由比ガ浜海岸ではないだろうか。精神が完全には癒えていない中也は、一人夜の浜辺を散歩している。月の光が彼の背と浜辺を照らしていて、小さな貝のボタンを光らせたのだ。詩人はそれを拾って着物のたもとに入れた。愛児文也が生きていた時上野の博覧会で乗った飛行機から眺めた橙光が、やはり貝ボタンの様に光っていたのを思い出したからである。在りし日の文也を偲んで、中也はこの1個の貝ボタンを捨てることができなかった。 「月に向ってそれは 抛 ほう れず 浪に向ってそれは抛れず」と。 ご感想 モンゴルとインドのハーフっsrst5 さん 2021/03/08 10:10:32 4え656dfy6xっymhktろ@jむ 感想を書き込む お名前(ペンネーム可) メール(ページには表示されません。省略可) ご感想
月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際(なみうちぎわ)に、落ちていた。 それを拾って、役立てようと 僕は思ったわけでもないが なぜだかそれを捨てるに忍びず 僕はそれを、袂(たもと)に入れた。 波打際に、落ちていた。 月に向ってそれは抛(ほう)れず 浪に向ってそれは抛れず 僕はそれを、袂に入れた。 月夜の晩に、拾ったボタンは 指先に沁(し)み、心に沁みた。 どうしてそれが、捨てられようか? ▶音声ファイル(※クリックすると音が出ます) <スポンサーリンク> ひとくちメモ それ、と知らないで読んでいれば、 それなりに、いい詩だなあ、 などと、 気楽に読んでいられる詩ですが……。 月夜の浜辺に落ちていたボタン、 となると、これは、 灰皿に落ちていた輪ゴム、 ほどの必然ではなく、 全くの偶然ですから、 そんな偶然は 文也以外の何者によってももたらされることはない、 と、詩人は思いたかったのでしょうから、 それは大事にしなければならない偶然です。 それを歌っているのですから、 やはり、これは、 文也の死を悼んだ詩でありそうですが……。 この詩は 「新女苑」の昭和12年2月号に発表されたのが初出で 制作は 文也の死んだ昭和11年11月10日以前と推定されています。 となれば ミステリーじみてくるのですが 「新女苑」に発表された詩が 「在りし日の歌」に収録される編集時期は 文也の死後であり 偶然にも 「月夜の浜辺」が 追悼詩としても成立すると見なした詩人が 「永訣の秋」の中に配置した、 と考えれば矛盾しないはずです。 中原中也が 文也の死以前に 文也の死を予感していた、 などと余計なことを考えるのはやめて 「在りし日の歌」の編集時に これを追悼詩の一群に投じた と考えることにしましょう。 « 言葉なき歌 | トップページ | また来ん春…… » 後 記 (2012. 04. 03) 蛙 声 (2012. 03) 春日狂想 (2012. 03) 正 午 (2012. 03) 米 子 (2012. 03)
まず注意を引かれるのは、情を示す部分と記述の内容の順番が、前の部分とは逆転していること。 以前は、捨てるのは忍びないという気持ちが先に言われ、次に抛ることができないという行動に言及された。 ここではその順番が逆転され、沁みるという動きが先になり、捨てられない気持ちが後に来る。 こうした順番の逆転は、単調さを避け、変化する部分により多くの注意を引くのに役立つ。 さらに興味深いのは、「指先に沁み、心に沁みた」という表現。 心にしみるという表現はごく当たり前であり、感情は心で感じるものだと誰しもが思っている。 中也は、そこに「指先」を付け加える。 なぜか?
13送検 宇野木工(株) H30. 11 労働安全衛生法第20条, 労働安全衛生規則第123条 木材加工用丸のこ盤に歯の接触予防措置を設けることなく、木材加工作業を行わせたもの H30. 11送検 (有)岡野商店 H30. 12 労働基準法第32条, 労働基準法第35条 運転者3名に対して、有効な36協定の締結・届出なく違法な時間外・休日労働を行わせたもの H30. 12送検 (有)共生工業 H30. 26 労働安全衛生法第100条, 労働安全衛生規則第97条, 労働者派遣法第45条 H30. 26送検 中川昭和 (株)柑橘屋 H30. 1 労働者7名の8か月間の定期賃金合計約300万円を支払わなかったもの H30. 1送検 鳴滝工業(有) H30. 2 労働安全衛生法第20条, クレーン等安全規則第29条 天井クレーンで、ハッカーを用いて玉掛けし、吊り上げた鋼板の下に労働者を立ち入らせたもの H30. 2送検 (株)神戸揚重 兵庫県神戸市中央区 H30. 12送検 タカオ(株) H30. この会社だけは入社しない方がいいと言う会社ありますか？またブラ... - Yahoo!知恵袋. 20 労働者6名に、36協定の延長時間を超えて、違法な時間外労働を行わせたもの H30. 20送検 (株)ムロオ H30. 21 労働基準法第32条に違反し、かつ、1か月当たり80時間を超える時間外・休日労働が複数の事業場において認められたもの H30. 21, 広島労働局長が指導 (有)宮本印刷 広島県府中市 H31. 11 労働者2名の6か月間の定期賃金合計約100万円を支払わなかったもの H31. 11送検 シモハナ物流(株) 広島県安芸郡坂町 H31. 12 労働者7名に、36協定の延長時間を超えて違法な時間外労働を行わせたもの H31. 12送検 (株)大和 岡山県総社市 H31. 4 労働安全衛生法第20条, 労働安全衛生規則第519条 深さ約5. 9メートルの機材搬入口(開口部)に、手すりを設ける等の墜落防止措置を講じなかったもの H31. 4送検 村上建設(株) H31. 7 車両系建設機械を用いて法面の掘削等の作業行わせるに当たり作業計画を定めていなかったもの H31. 7送検 マツダ(株) 広島県安芸郡府中町 H31. 18 労働安全衛生法第20条, 労働安全衛生規則第151条の7 フォークリフトを用いて作業を行うときに、立入禁止等の接触防止措置を講じなかったもの H31.
(有)静興建設 静岡県沼津市 H28. 10. 3 労働安全衛生法第20条, 労働安全衛生規則第158条 ドラグ・ショベルとの接触するおそれのある箇所に、労働者を立ち入らせていたもの H28. 3送検 (株)ASカンテック 静岡県藤枝市 H29. 1. 11 最低賃金法第4条 労働者1名に、1か月間の定期賃金合計約20万円を支払わなかったもの H29. 11送検 (有)竹善工業 静岡県御前崎市 H29. 3. 14 労働者3名に、1か月間の定期賃金合計約67万円を支払わなかったもの H29. 14送検 山竜 静岡県静岡市清水区 H29. 7. 3 労働者5名に、1か月間の定期賃金合計約47万円を支払わなかったもの H29. 3送検 平井工業(株) 静岡県静岡市葵区 H29. 18 労働安全衛生法第30条, 労働安全衛生規則第636条 関係請負人に対し、工事現場の組立中の足場について立入禁止等の作業間の連絡及び調整を行わなかったもの H29. 18送検 大木産業工作所 静岡県伊東市 H29. 19 労働安全衛生法第37条, クレーン等安全規則第138条 工場に設置する積載荷重1トン以上のエレベーターを製造するに当たり、労働局長の許可を受けていなかったもの H29. 19送検 DOWAメタ二クス(株) 静岡県磐田市 H29. 4 労働安全衛生法第20条, 労働安全衛生規則第107条 労働者に金属板圧延機の調整作業を行わせるにあたり、同機械を停止させていなかったもの H29. 4送検 ニッピコラーゲン工業(株) 富士宮工場 静岡県富士宮市 H29. 20 労働安全衛生法第20条, 労働安全衛生規則第130条の5 労働者に食品加工用粉砕機を使用させるにあたり、蓋、囲い等を設けていなかったもの H29. 20送検 (有)鈴秀建設 H29. 11. 1 運転中のドラグ・ショベルに接触する危険があったのに、誘導者を配置せず、労働者を立ち入らせたもの H29. 1送検 (株)AKAISHI 静岡県静岡市駿河区 H29. 9 労働基準法第32条 労働者2名に時間外労働・休日労働に関する協定で定めた延長時間を超えて時間外労働させたもの H29. 9送検 内藤建築 静岡県浜松市北区 H29. 12. 11 労働安全衛生法第21条, 労働安全衛生規則第518条 高さ3. 4mの梁上において、安全帯を使用させることなく労働者に作業を行わせたもの H29.
17送検 (株)ケイズコーポレーション R1. 6 労働安全衛生法第20条, 労働安全衛生規則第256条 溶接作業場所において、引火性物質を、点火源となるおそれのあるものに接近させたもの R1. 6送検 愛鷹山森林組合 R1. 12 労働安全衛生法第20条, 労働安全衛生規則第151条の103 車両系木材伐出機械を主たる用途以外の用途に使用したもの R1. 12送検 (株)ラピックス R1. 14 労働安全衛生法第20条, 労働安全衛生規則第147条 型打ち機に安全装置を設けていなかったもの R1. 14送検 (有)電研テックプロダクツ 静岡県榛原郡川根本町 R1. 19 労働者1名に、1か月間の定期賃金を支払わなかったもの R1. 19送検 青木信(株) 神奈川県平塚市 R1. 19 労働安全衛生法第20条, 労働安全衛生規則第104条 運転開始の合図を行わせることなく、飼料撹拌機の運転を開始させたもの R1. 19送検 (株)川島屋 R1. 5 労働者4名に、8か月間(うち2名は7か月間)の定期賃金合計約389万円を支払わなかったもの R1. 5送検 大和製罐(株) 東京都千代田区 R1. 19 労働安全衛生法第21条, 労働安全衛生規則第533条, 労働者派遣法第45条 転落のおそれのある洗浄槽の周囲にさく等を設けることなく、労働者に作業を行わせたもの R1. 19送検 (有)丸五商店 R1. 10 労働者5名に、3か月間(うち4名は1か月間)の定期賃金合計約80万円を支払わなかったもの R1. 10送検 新スルガ生コン(株) 静岡市御殿場市 ミキサー車の投入口(高さ約3m)で、要求性能墜落制止用器具を使用させずに労働者に作業を行わせたもの (株)M. V. P R1. 11 労働基準法第37条 労働者4名に、8か月間の時間外労働、休日労働及び深夜労働の割増賃金合計約115万円を支払わなかったもの (有)櫻家 R2. 3 労働基準法第120条 労働基準監督官が是正勧告した時間外労働に対する割増賃金の不払いに関して、虚偽の是正報告を行ったもの R2. 3送検 (有)コスモテクニカル R2. 7 高さ約16mの中学校の屋上の高架水槽の清掃作業を行わせる際に、墜落制止用器具を使用させなかったもの R2. 7送検 (株)ハリス 静岡県駿東郡清水町 R2. 20 労働者1名に、2か月分の定期賃金合計約20万円を支払わなかったもの R2.