・・・ということです。そういったことを、"Spurious Correlation"の笑えるグラフたちは、オモシロおかしく教えてくれます。 ■最後におまけ:"Spurious Correlation"のグラフたちは、何がおかしいのか? 今回紹介したオモシロおかしいグラフのような「疑似相関」がどうして見つかるのか、についてちょっとだけ推測してみましょう。 Vigen氏のお気に入り、ニコラス・ケイジさんのグラフを使います。 (再掲)「プールに落ちて溺死した人の数は、ニコラス・ケイジの映画出演数と相関がある」(黒が出演数、赤が溺死者数)(By Tyler J. 0)) なんの"裏"もないことを仮定した場合、このような数字の連動がある確率は、2. 風が吹くと桶屋が儲かる. 52%でした。おそらく相関関係のないデータばかりだと思えるのに、そんな確率の低い偶然が、3万事例も起こるというのはどういうことでしょうか? 「全然関係のない数字11年分のデータ」を適当に探してきて、「ニコラス・ケイジさんの1年間の映画出演数11年分のデータ」と組み合わせたときに2. 52%という低い確率のことが起こるまで延々と探し続けたとします。 延々と100回繰り返すと、その間に1回以上この偶然が起こる確率は、約92. 3%です。1000回やれば、99. 9999999992%とほとんど100%みたいな確率になってきます。 世の中には、100や1000どころではなく、膨大な数の統計データがあります。そこから面白そうなものを拾ってきて、延々と都合の良いところだけ組み合わせ続ければ、"Spurious Correlation"のように笑える偶然がいくつも見つかってくるはずです。 つまり、「偶然相関しているように見えるデータを積極的に拾っている」というのが、"Spurious Correlation"のグラフたちの「裏」事情だと思います。中には本当に何らか関係があるものも見つかるかもしれませんが。 ■笑いながら数字の見方を見直そう 以上、イグノーベル統計学賞の予想でした。 予想が当たるか当たらないかはさておき、是非"Spurious Correlation"を見に行って、統計学とのお付き合いの仕方を笑いながら考えてみてください。 私たちがデータを見て判断していることは、本当に正しいでしょうか? サイトのグラフとあまり変わらないものを根拠に、笑える(笑えない?
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0)) (リンクは削除されました) 「一人あたりのチーズ消費量は、ベッドシーツに絡んで亡くなった人の数と相関がある」(黒がシーツ、赤がチーズ)(By Tyler J. 0)) (リンクは削除されました) 「メイン州の離婚率は、一人当たりのマーガリンの使用量と相関がある」(黒がマーガリン、赤が離婚率)(By Tyler J. 0)) (リンクは削除されました) そんなわけないでしょうっ! 説明できる?☞『風が吹けば桶屋が儲かる』|【ことわざシリーズ:第5回】 - これ説明できますか?. と突っ込まずにいられない「疑似相関」が次から次にでてきて笑わせてくれます。 しかも、その事例数がモノスゴイんです。その数、なんと約3万。オモシロ事例集も、内容が数万事例という数になってくると、執念のようなものを感じずにはいられません。そんなクレイジーな(誉め言葉)ところもイグノーベル賞にふさわしいと思っております。 実際にサイトを見に行って笑っていただけると嬉しいです(最新版は掲載事例数が少ないですが、"old version"を見ればモノスゴイ数のグラフを見ることができます。 ■「相関関係」「有意差」という言葉の魔力 イグノーベル賞には、「考えさせられる」要素も重要なので、その話をさせてください。 私たちの周りは、たくさんの"相関"であふれています。 テレビやウェブサイト、中吊り広告、雑誌、行政の文書などなど、色んなところに「〇〇を食べている人ほど成績が良い」とか、「××を使っている人ほどダイエットに成功している」とか、「△△を消費しているほど病気になりやすい」とか、「□□は、災害の前兆だ」とか言う情報を目にしますよね。そこには、"Spurious Correlation"と同じようなグラフとともに、「統計的に有意な相関関係」という但し書きが添えられていたりすることもあります。 「統計的に有意」と言われると、「そうなのか」と信じそうになりますが、本当にそれで良いのでしょうか? 試しに、"Spurious Correlation"のグラフのデータに、統計的に有意な相関関係があるかを計算してみました。Vigen氏のお気に入りだという、ニコラス・ケイジさんのグラフでやってみます。 Excelを使い、「無相関の検定」という方法で、上記のように算出しました(※)。間違いがあったら教えてください。 ※『サイコロとExcelで体感する統計解析』石川 幹人著(共立出版)、及びこちらのページ(首都大学東京 大学教育センター 情報教育担当 & 学術情報基盤センター 情報メディア教育支援部門)を参考にしました。 11年間で、それぞれの年に「ニコラス・ケイジさんが映画に出た本数」と、「プールに落ちて溺死した人の数」との間に、実はなんの関係もないことを仮定します。その仮定のもとで、「取れたデータがたまたま偶然偏って」相関があるように見えてしまう確率(いわゆる"p値")を計算すると、2.
5万程度と、減っているように見える。実際「大学生」の数字としては6800人以上も減っている。 これは顕著な人数で、統計的に有意な割合に達していると十分判断することができるでしょう。 ではなぜ「コロナになると大学中退者が減る」のか?
私はプレゼンテーション研修の場で「8つのポイントにさえ気を配れれば、魅力的な話し方になることは、ほぼ間違いありません」と伝えています。 では、その8つのポイントとは何なのか? 1つづつ見ていきましょう。 1. 声の大きさ 声はある程度まで大きいほうがいいです。逆に、声の小さな人は印象面で損をする可能性が高まります。ほんの少し考えてみればわかること。声の小さな人って、どういう印象に見えますか?「元気がないなぁ」という印象か、「話している内容に自信がないのかな?」という感じがしませんか? プレゼンテーションにおいて、声の大きさはパワーやエネルギーの表れとして見られます。むやみにガナリ立てる必要はありませんが、聞き手からしてパワフルに感じてもらえるだけのボリュームは維持しましょう。 2. 話すスピード あまりに速すぎたりあまりに遅すぎるのは問題ですが、多少速いとか多少遅いくらいならば、プレゼンとしては問題ないです。ただし、話すスピードは話し手の印象を変えますので、自分の出したい印象に合わせてスピードをコントロールするという視点が必要でしょう。 話すスピードを上げると知的なイメージが出しやすい一方、落ち着きがないと受け止められるリスクがあります。ゆっくり話すとどっしり落ち着いた印象を出しやすいのですが、シャープなイメージは出しにくい。一長一短がありますね。 私の経験ではビジネスという場では、どちらかといえばゆっくり話すほうがうまく機能することが多い気がしています。というのは、話し手はついつい緊張してスピードが上がっていく傾向にあるから。ゆっくり話すことを意識するくらいで、話のスピードがちょうど良くなることが多いようです。 3. 教育実習での授業のコツ!生徒を惹きつける話し方がコレだ! | いつものようた. 強調 重要な箇所は、それ以外の箇所よりも大きな声でゆっくりと話す。少し表現を変えれば「重要な箇所は、重要っぽく話す」ということ。こうして強弱をつけて話すことによって、聞き手にとってわかりやすいプレゼンテーションになります。 また、強調を使って話すことによって、聞き手からの印象も良くなります。重要な箇所と重要でない箇所で強弱がつくわけですから、話し方が単調になるのを防いでくれます。 4. 間(ま)のあけ方 話している中の「、」や「。」に相当するところで、少し間をあける。この間を意識して話すのか、そうでないのかでプレゼンのわかりやすさや印象は大きく違ってきます。 私たちは話し手の立場にまわると、ついつい間を怖がってしまう傾向にあります。ほんの少しでも間があくと「何か話さないと」と考えてしまう。でも、その考え方は大きな間違い。 ゆっくり間をとって話したほうが、聞き手にとっては圧倒的に聞きやすいもの。そして、間をとって話すほうが、落ち着いて自信ありそうに見えるものです。 5.
「ダラダラと長くなってしまう」「緊張して上手く話せない…」といった悩みがつきないのが、「プレゼンの話し方」。資料作りももちろん重要ですが、それを上手くアピールできるかどうかも話し方次第ですよね。そこで今回は、聞く人を惹き付ける「プレゼンの話し方」についてのエントリーを集めました。 ■話が上手な人の特徴って? 話が上手な人と下手な人とでは、一体どんな点が違うのでしょうか? 「伝えたいことを明確に」 ▽ 説明のうまい人の特徴ってこんな感じ。 - かみんぐあうとっ 説明上手な人は、「伝えたいことがその人の中で明確」になっています。そのためポイントを絞って簡潔に話をすることができ、説明の間も迷うことがありません。また難しい用語は使わず、専門用語にはちゃんと説明もプラスするといった配慮も大切ですね。 緊張を抑えるには? 人を惹きつける話し方の人が向く仕事. ▽ スピーチの緊張感に打ち克つための小技3つ - 烏は歌う プレゼンの内容以外に「人前で話すこと自体に緊張してしまう」という悩みもありますよね。こちらのエントリーでは、そんな時の緊張感に打ち勝つ3つのポイントを以下のように紹介しています。 1. 演台などを、「軽くつかむ」 2. 脚は、肩幅程度に開き、重心を落とす 3. ほんの少しだけ、ゆっくり動き続ける 手足の震えや体のこわばりは声の震えにつながり、それを自覚することでさらに緊張が増してしまいます。何かをつかんだり重心を落としてどっしりと構えることで、できるだけ身体をリラックスさせてあげましょう。
本書は、超シャイだった関西の放送作家が実務を通じて獲得された話し方のノウハウ集である。本書の最大の魅力は、本書を読んだ5分後にさっそく実践できるほどの分かりやすさである。 ロジカルに考えながら、ネタ収集等の準備をする。そして話をする際には、タイミングを見計らいつつネタやテクニックを展開していく。その土台の上にお笑いの要素を盛り込むことで、インパクトのある会話が完成するのである。 個人的に特に参考になったのは、第5章の "雰囲気をつくる者が場を制す!" である。 話のうまい人や仕事のできる人は、 "空気を読み取ったら、会話を通じてつくり変えるのです。自分に有利な空気にしてから、周囲を出し抜きにかかるのです。" p. 118 漫才では最初から大声を出さずに、受けるネタを言わない。しかしその「捨てボケ」によって後のネタを相対的に面白くみせるように場の空気を設定しているのである。そして受けやすい空気ができたと判断した時点で、スイッチを入れて、しゃべりのテンションを上げ、ボケの精度も上げ、ツッコミやキレっぷりも大きくするのだ。p. 120, 121参考 考えてみると、自動車やバイクの運転と同じである。いきなりトップ・ギアを入れてもトップ・スピードにはならない。トップ・スピードをめがけつつも、コーナーでは減速をする。そしてようやく直線になったら、そこで一気にアクセルをふかし、ギアを変えてスピードを上げる。まさにトークにおいても、直線とコーナーの状況によってスピードを自在に変えることが成功の秘訣だと言える。 自動車のスピードとトークのスピードの決定的な違いは、自動車のは客観的数値で、トークのは主観的印象ということである。そのため、トークではわずかなアクションや一言でも、大きなスピードの変化を作り出せるのである。 そしてわずかなアクションで作業現場の空気を大きく引き締めたり緩めたりして、そこにいる全員の心理をコントロールしながら、仕事をまとめ上げるのである。そのような技術は芸能関係の現場に限らず、学校の先生や塾の講師もまさに駆使されており、多くの人に参考になる。 本書では「笑いの方程式」から具体的な実践方法、そして実践応用編までまとめられているが、上記を実践するだけでも会話のグレードがアップすると言える。
ビジネスシーンで顧客や上司を説得するとき、「論理的であることが何よりも重要」というスタンスで話をしていませんか?
!】 あなたはプロの演説家ですか? 売れっ子のミュージシャンですか? 恐らく、違いますよね。 今まさにそこに向かう途中か、もしくは、 まだ何処を目指しているかさえもわからない、 初歩の段階だと思います。 実はですね、 そんなあなたよりも多くの経験を積んでいるプロの方々でさえも、 本番やリハーサル映像を何度も見直して、 反省会をするものなのです。 「この台詞、 もっと動きを大きくした方が伝わりやすいかもしれないな」 「 この時はもっと皆さんに一歩近寄って話した方が効果的かもしれな い」 「この台詞でこんなアクションしなくてもいいんじゃない? 言葉が安っぽく感じるよ」 そうして、 その反省を活かして次回をより良いものへとしていくのです。 さて、プロでもこの様にして、 自分自身を客観的に見てダメ出しをしているのです。 あなたには、それが出来ていますか? 講話やスピーチで人を惹きつけることができる話ってどんなもの | 表現が苦手な方のためのお客様に届く伝わる表現のコツ. 人前で話す内容が決まったら、 今度は本番さながらに話しているあなた自身を撮影して観てご覧な さい。 今の時代は素晴らしいですよ。 お持ちの iPhone や スマートフォン で動画の撮影が出来てしま いますからね。 もし、まだ話す内容も何も決まってなくたっていい。 あなたの大好きな食べ物や映画について話しているあなたの姿だっ て構わない。 出来る事ならすぐにでも、撮影を始めてみてください。 そして、 ちゃんと手は胸の高さまで上げられているか? 大きなアクションで堂々となせているか?など、 確認してみて貰いたい。 問題見つけるのが早ければ早いほど、 解決出来る日も近いのですから。 時間は無限ではなく有限です。 「いつやるか?今でしょ」 林先生の言葉をお借りします。 それでは、また会いましょう。 ボイ ストレーナー の中平亮でした。 毎週木曜日の夜19時から渋谷で団体レッスンを行っています! 参加料金はお一人様5000円 開催場所は渋谷駅近くのセミナールームや カラオケボックス です。 参加人数や状況に応じて場所は変わります。 あなたが人前で堂々と話せる様になる為に行うレッスンです。 声に自信のない方、あがり症の方等、多くの方のご参加を楽しみにお待ちしています。
人を惹きつる話し方の条件 講演やセミナー、スピーチ、挨拶で、人を惹きつけることができる方がいますよね。上の写真の講師は、表情からも、楽しそうに話していることがわかりますよね。 どうしたら、惹きつける話し方ができるのでしょうか。相手の話に惹きつけられる時って・・・ 「うんうん。そうそう、わかる~!」 「あるある。」 「なるほど、そういう意味ね。」 「こんなことだったのか~。知らなかった。」 「今度、友達にもこの話してみよう。」 と思ってもらえる話には、共通点があります。わかりますか? それらの共通点は、ズバリ・・・。 「共感」と「気づき」 があるということです。 もちろん、これだけではなく、話の合間に笑えるような話を取り入れることも大切です。聴いている人が楽しむことができます。 でも、目指すところは「笑える話」をするのではなく、「共感」と「気づき」のある話ができるということです。それは、話の内容にきちんと伝えたいことを盛り込むということです。 相手が、あなたの話を「おもしろい」と思うのは、あなたの話が単に「面白かった」「笑えた」ということではなく、「ためになった」と思うからこそ「おもしろかった」と感じるのです。 「うんうん」「あるある」という感覚を引っ張り出そう! 聞いている人からすると、全く共感出来ない話だと、どんなに素敵な言葉を並べても、面白いとも何とも感じないのです。では「共感する話」とは、どんな内容なのでしょうか。 あなたは、これまでにたくさんの方々の話を聞いてきたことでしょう。その中に、心に残っている話や、面白かった話、よく理解できた話はどのようなものでしたか?
思ってる以上にゆっくり話す 一般的にいう「マシンガントーク」は、早口でとても聞きにくく、それでいて聞く手が受け取る情報の量が非常に多くなってしまうため、プレゼンテーションや営業トークには不向きです。相手に話を聞いてもらうときは、なるべくゆっくり話すようにしましょう。 具体的にどのくらいのスピードがいいのか、ですが、『ご自身でゆっくりだと感じるスピードからさらに1段階スピードを落とす』程度がちょうどいいのではないかと思います。 話をする側は、話の内容もわかっていますので、知らず知らずのうちにスピードが早くなってしまうことがよくあります。しかし、話を聞く側はそうはいきません。 話を聞きながら、それについて考え、理解をしていかねばならないので、話のスピードが早いとその理解に追いつかず、わからなくなったからもう適当に聞き流す、ということにもなりかねません。相手がしっかり理解しているかを気にしながら話を進めるようにしましょう。