(高等部1年 女子)
※上記の著作権は宮川俊彦にあります。 ※無断での転用・転載を禁じます。 ※出典:読書感想文おたすけブック ————————————————————————————————————————————————————————————————————— ふしぎの国(くに) のアリス ルイス・キャロル・作 永田萌・絵 さくまゆみこ・訳 / 小学館
器を切った後 アンタークの破片が入ってなくて落胆したな?」 フォス「うっ」 ボルツ「あのやり方ではいつか撃ち抜かれるぞ 僕と組めばその欠点をカバーし 新しくより効率的な戦闘にできる 」 強くなったフォスの力を最大限活かせるのは自分の戦闘スキルだと確信したボルツはフォスにペアになるよう要請しますが、フォスは気がかりなことがありました。 それは ボルツとペアを外されることになる、ダイヤモンドの感情 です。 「という訳でボルツと組もうかなあ」 ダイヤの苦悩を知っているフォスは悩みますが、勇気を出してその夜、ボルツと組みたいとダイヤに言いに行きます。 ダイヤはフォスの言葉を聞いた瞬間固まり、その後フラフラとベッドに倒れ込むように入ってしまいました。 予想以上のダイヤのショック状態にうろたえたフォスは無かったことにしようと思い直しますが… フォス「なーんちゃって では」 ダイヤモンド「ボルツをよろしくね そうよね あなたの今の輝きを あのこが見逃すわけない それにフォスに変わってみろと言ったのは僕なのだから 仕方ないわ ちょっと変わってる弟だけど おねがいね」 フォス「……うん あいつヘンだもん どうせうまくいかないよ」 ダイヤモンド「コラ! 弟の悪口言わないでよ!そこに座りなさい!
」 フォス「変わりたいとは 常々思っております でもそうそう無理だからお手軽な方法訊いてんじゃんかよ! やっぱなー上から上からだわー もう全然話になんない ダメだ」 ダイヤ「うん、ダメなの ごめんね ほら今もフォスを怒らせちゃったし、ね、ダメな所たくさんあるの」 私たちがよく知る宝石のダイヤモンドといえば非常に高い硬度で知られています。 硬度は宝石たちにとっては月人と戦う際の戦闘能力でもあり、ダイヤモンドは硬度が最強の十でした。 最強の硬度でありながら、役立たず扱いされている主人公のフォスにも謙虚で優しいダイヤモンド。 そんな完璧にみえるダイヤですが、ある存在により深く苦しんでいました。 それは二十八人の宝石たちの中で、金剛先生に次ぐ 最強の戦士・ボルツ です。 ダイヤとフォスのピンチに颯爽と現れ、二人を助けたボルツの背中を見ながらダイヤはこう言います。 「すごいでしょ?