今日は ラウス・フルビッツの安定判別 のラウスの方を説明します。 特性方程式を のように表わします。 そして ラウス表 を次のように作ります。 そして、 に符号の変化があるとき不安定になります。 このようにして安定判別ができます。 では参考書の紹介をします。 この下バナーからアマゾンのサイトで本を購入するほうが 送料無料 かつポイントが付き 10%OFF で購入できるのでお得です。専門書はその辺の本屋では売っていませんし、交通費のほうが高くつくかもしれません。アマゾンなら無料で自宅に届きます。僕の愛用して専門書を購入しているサイトです。 このブログから購入していただけると僕にもアマゾンポイントが付くのでうれしいです ↓のタイトルをクリックするとアマゾンのサイトのこの本の詳細が見られます。 ↓をクリックすると「科学者の卵」のブログのランキングが上がります。 現在は自然科学分野 8 位 (12月3日現在) ↑ です。もっとクリックして 応援してくださ い。
これでは計算ができないので, \(c_1\)を微小な値\(\epsilon\)として計算を続けます . \begin{eqnarray} d_0 &=& \frac{ \begin{vmatrix} b_2 & b_1 \\ c_1 & c_0 \end{vmatrix}}{-c_1} \\ &=& \frac{ \begin{vmatrix} 1 & 2\\ \epsilon & 6 \end{vmatrix}}{-\epsilon} \\ &=&\frac{2\epsilon-6}{\epsilon} \end{eqnarray} \begin{eqnarray} e_0 &=& \frac{ \begin{vmatrix} c_1 & c_0 \\ d_0 & 0 \end{vmatrix}}{-d_0} \\ &=& \frac{ \begin{vmatrix} \epsilon & 6 \\ \frac{2\epsilon-6}{\epsilon} & 0 \end{vmatrix}}{-\frac{2\epsilon-6}{\epsilon}} \\ &=&6 \end{eqnarray} この結果をラウス表に書き込んでいくと以下のようになります. \begin{array}{c|c|c|c|c} \hline s^5 & 1 & 3 & 5 & 0 \\ \hline s^4 & 2 & 4 & 6 & 0 \\ \hline s^3 & 1 & 2 & 0 & 0\\ \hline s^2 & \epsilon & 6 & 0 & 0 \\ \hline s^1 & \frac{2\epsilon-6}{\epsilon} & 0 & 0 & 0 \\ \hline s^0 & 6 & 0 & 0 & 0 \\ \hline \end{array} このようにしてラウス表を作ることができたら,1列目の数値の符号の変化を見ていきます. しかし,今回は途中で0となってしまった要素があったので\(epsilon\)があります. この\(\epsilon\)はすごく微小な値で,正の値か負の値かわかりません. ラウスの安定判別法 覚え方. そこで,\(\epsilon\)が正の時と負の時の両方の場合を考えます. \begin{array}{c|c|c|c} \ &\ & \epsilon>0 & \epsilon<0\\ \hline s^5 & 1 & + & + \\ \hline s^4 & 2 & + & + \\ \hline s^3 & 1 &+ & + \\ \hline s^2 & \epsilon & + & – \\ \hline s^1 & \frac{2\epsilon-6}{\epsilon} & – & + \\ \hline s^0 & 6 & + & + \\ \hline \end{array} 上の表を見ると,\(\epsilon\)が正の時は\(s^2\)から\(s^1\)と\(s^1\)から\(s^0\)の時の2回符号が変化しています.
著者関連情報 関連記事 閲覧履歴 発行機関からのお知らせ 【電気学会会員の方】電気学会誌を無料でご覧いただけます(会員ご本人のみの個人としての利用に限ります)。購読者番号欄にMyページへのログインIDを,パスワード欄に 生年月日8ケタ (西暦,半角数字。例:19800303)を入力して下さい。 ダウンロード 記事(PDF)の閲覧方法はこちら 閲覧方法 (389. 7K)
(1)ナイキスト線図を描け (2)上記(1)の線図を用いてこの制御系の安定性を判別せよ (1)まず、\(G(s)\)に\(s=j\omega\)を代入して周波数伝達関数\(G(j\omega)\)を求める. $$G(j\omega) = 1 + j\omega + \displaystyle \frac{1}{j\omega} = 1 + j(\omega - \displaystyle \frac{1}{\omega}) $$ このとき、 \(\omega=0\)のとき \(G(j\omega) = 1 - j\infty\) \(\omega=1\)のとき \(G(j\omega) = 1\) \(\omega=\infty\)のとき \(G(j\omega) = 1 + j\infty\) あおば ここでのポイントは\(\omega=0\)と\(\omega=\infty\)、実軸や虚数軸との交点を求めること! これらを複素数平面上に描くとこのようになります. ラウスの安定判別法の簡易証明と物理的意味付け. (2)グラフの左側に(-1, j0)があるので、この制御系は安定である. 今回は以上です。演習問題を通してナイキスト線図の安定判別法を理解できましたか? 次回も安定判別法の説明をします。お疲れさまでした。 参考 制御系の安定判別法について、より深く学びたい方は こちらの本 を参考にしてください。 演習問題も多く記載されています。 次の記事はこちら 次の記事 ラウス・フルビッツの安定判別法 自動制御 9.制御系の安定判別法(ラウス・フルビッツの安定判別法) 前回の記事はこちら 今回理解すること 前回の記事でナイキスト線図を使う安定判別法を説明しました。 今回は、ラウス・フルビッツの安定判... 続きを見る
MathWorld (英語).