ナビゲーションの始まり
杉浦裕太研究室は人々のライフスタイルをより良くしようということを一つのテーマとして掲げています。身の回りのものや生活空間を軸に研究を行うので、研究の成果が目で見てわかりやすいというのは魅力でした。また、研究室内は2つのスペースに分かれていて、実験スペースでは生活空間のような場所で研究の実証などを行う一方、デスクでは研究の内容をまとめるなど使い分けています。学部4年生から大学院修士課程1・2年にかけての3年間を過ごす場所はとても大切です。過ごしやすさというのも研究室を選ぶポイントのひとつでした。 また教員を目指すという私の希望を考慮して、研究サポートをしてくれる環境も心強いです。学部生時代は教育実習などで研究室に行けない期間が生じてしまったため、杉浦准教授から研究計画のアドバイスをいただき、時間的にも精神的にも配慮をしていただきました。現在は中学・高校の非常勤講師として働きながらですが、授業や研究の時間を調整し、両立を図っています。 杉浦研究室では早い時期から研究に取り組むのも特徴です。他の研究室は4年生の9月くらいから研究を始め場合が多いですが、杉浦研究室は4月末から始めるので研究を早く進めることができて、4年生の間に国際学会に参加することもできました。 国際学会ではどのようなことをしましたか? 2020年2月の初めにオーストラリアで開催されたTEI(Tangible, Embedded and Embodied Interaction)というインタフェース系の学会に出ました。私は Work-in-Progress という括りで参加し、デモンストレーションを行って来場者と1対1で話したのですが、いろんなアイデアがもらえてとても刺激になりました。それと同時に、自分の英語力の乏しさを実感して改めて英語の必要性を認識しました。しかし、研究にあたり論文を読む中で自ずと鍛えられる部分もあります。研究室にいる留学生とは英語で会話をする機会があり、ミーティングでも英語で発表することも多いです。そのため、入学前からそれほど心配する必要はないと思います。私自身は現在授業や論文を読むのもすべてiPadを活用しているのですが、スライド資料に直接書き込みをする、論文でわからない英単語が出てきたらすぐに翻訳検索するなど自分なりに工夫しています。 卒業後は、やはり夢である教員の道に進むのでしょうか?
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