Back Number( バック・ナンバー) 黒い猫の歌 作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏 生まれたままじゃ生きてくのに不便で 数えきれない物や人に染まってゆく もともとの色が見えなくなった事も 忘れるくらい何度も繰り返し 本当の自分はどこにいるんだ 僕らしいって何色なんだ 足して混ぜて出来たものが 綺麗な色じゃなくても あの家の屋根に登ったところで 見渡せるのはせいぜい隣町くらいで もっと高いとこに登らなきゃ見えないのかな 一人ひとつずつもらえるわけじゃないのか 本当の自分はどこにいるんだ もっと沢山の歌詞は ※ しかめっ面で迷いながら 長い事探してるけど 誰かが隠しているのかい 格好悪い思い出と忘れたくない時間 同じ絵の具で描いているだけじゃなく どこか似てるよ 自分らしさなんてきっと 思いついたり流されたり 探し続けて歩いたその 足跡の話だから 本当の自分はここにいるんだ 今までにこれからを重ねて 赤も黄色も青も全部 混ぜて僕だけの色を
黒い猫の歌 生まれたままじゃ生きてくのに不便で 数えきれない物や人に染まってゆく もともとの色が見えなくなった事も 忘れるくらい何度も繰り返し 本当の自分はどこにいるんだ 僕らしいって何色なんだ 足して混ぜて出来たものが 綺麗な色じゃなくても あの家の屋根に登ったところで 見渡せるのはせいぜい隣町くらいで もっと高いとこに登らなきゃ見えないのかな 一人ひとつずつもらえるわけじゃないのか 本当の自分はどこにいるんだ しかめっ面で迷いながら 長い事探してるけど 誰かが隠しているのかい 格好悪い思い出と忘れたくない時間 同じ絵の具で描いているだけじゃなく どこか似てるよ 自分らしさなんてきっと 思いついたり流されたり 探し続けて歩いたその 足跡の話だから 本当の自分はここにいるんだ 今までにこれからを重ねて 赤も黄色も青も全部 混ぜて僕だけの色を
今週末8月6日に、3DCGアニメ映画『ルドルフとイッパイアッテナ』が公開されます!今作は、岐阜で暮らす飼い猫だった黒猫ルドルフの"東京"での冒険を描いた物語。都会の街のボス猫イッパイアッテナと出会ったことで"ノラ猫"としての生き方を少しずつ教わっていくルドルフは、一体どのように成長していくのでしょうか…。 そんな映画『ルドルフとイッパイアッテナ』主題歌は"back number"の「黒い猫の歌」です。同曲はデジタルシングルとして8月1日にリリース、併せて歌詞も公開スタートいたしました。やはり人気のback number、デイリーランキングで初登場1位に君臨!尚、歌詞の中には<猫>というワードは出てきませんが、ボーカルの清水依与吏さんは「旅をする生き物の代名詞」としてタイトルに入れたとコメントしておりました。では、その歌詞を今日のうたコラムでご紹介いたします! 生まれたままじゃ生きてくのに不便で 数えきれない物や人に染まってゆく もともとの色が見えなくなった事も 忘れるくらい何度も繰り返し 本当の自分はどこにいるんだ 僕らしいって何色なんだ 足して混ぜて出来たものが 綺麗な色じゃなくても 「黒い猫の歌」/back number "黒"とは最初から何にも染まっていないようなイメージがありませんか? でも実は、絵の具の三原色を全て合わせてゆくと黒になるそうなんです。一方で、"白"は黒の対語であり、光を全て合わせた色。人間の心も、この世に生まれた瞬間、すべての光を浴びて"真っ白"だった状態が、<本当の自分>や<僕らしい色>を探し求めて、いろんな色を合わせていくうち徐々に"黒"へ近づいてゆくのかもしれません。歌詞中の<足して混ぜて出来たものが 綺麗な色じゃなくても>とはその黒になってゆく過程を描いているのではないでしょうか。 自分らしさなんてきっと 思いついたり流されたり 探し続けて歩いたその 足跡の話だから 本当の自分はここにいるんだ 今までにこれからを重ねて 赤も黄色も青も全部 混ぜて僕だけの色を しかし"黒"に近づいてゆくことは決して間違いではないことを、この「黒い猫の歌」は教えてくれます。何故なら、自分がどんな色に染まり、どんな色と混ざり、今どんな色であろうと、<自分らしさ>はそうやっていろんな色に触れてきた<足跡>から出来上がるものであるからです。そう考えると"黒"とは他者や自分自身と本気で向き合って生きて来た証のようですね…!