上記のように、血小板は通常15万~37万個/μLが正常であると言われています。血小板には血液凝固作用がありますので、基準値を下回ると止血作用に影響が現れます。 血小板が8万~10万個/μlの場合 血小板減少症。出血した時、血が止まりにくくなります。 血小板が5万個以下の場合 いつのまにか皮下出血していたり、自然と鼻血が出たりします。皮下出血とは俗にいう紫色の斑点のあざを指します。あざは毛細血管の出血を伴う事から、些細な刺激でも出血しやすくなっている状態を示します。 血小板が少ないと、歯みがきをしたとき、歯ぐきから出血をしたり、便や尿に血液が見られることがあります。女性の場合は月経の量が増えることもあります。また、怪我をしたときや鼻血が出た時などに血が止まりにくくなります。そして更に症状が進行すると、さらに出血しやすくなる傾向になります。血小板が非常に少ないと、消化管からの出血を起こして多量の血液が失われたり、大きな刺激がなくても命に係わる脳内出血などが起こることもあります。 血小板が少ないときには何が起こっている?原因は?
まんがで知る「血友病」1 ファクターレンジャー の主人公そら君と、従兄弟のかい君はともに血友病患者です。二人が 血友病 について公園で話をしているようです。 次のページへ(血液が固まりにくい病気・血友病2(まんが)) 血友病について 血友病は、 出血した時に、血が止まりにくい・固まりにくい病気 です。 内出血が起きやすく、青あざができることもあります。 血友病のタイプは、 血友病A と 血友病B があり、それぞれのタイプで治療薬が違います。血友病の患者さんは、血友病A、血友病Bどちらのタイプの治療薬(製剤)が必要なのかを知ることがとても重要です。 血友病はきちんと治療をすれば、健康な人と同じような生活も可能です。 もっと詳しく 「血友病ってどんな病気? (タイプや重症度)」テキスト解説 血友病基礎講座 血友病 Q&A(病気や症状、治療について) 血友病のさまざまな治療法 血友病の症状(出血) 血友病患者さんやご家族へのインタビュー
精液に血が混じるとき、泌尿器科では、一般的に次のような診断を行います(※1)。 診察:精巣や精巣上体に異常がないかを診察する 直腸診:前立腺や精嚢に異常がないかを診察する 検尿:血尿が見られれば、膀胱や腎臓に異常がないかを超音波検査で調べる。この結果次第では、CTやMRIなどで腫瘍がないかを調べる 採血:中高年の場合、前立腺がんの可能性があるかを調べるため、PSAという腫瘍マーカーの血液検査を行う 精液に血が混じるときの治療法は? 前立腺や精巣上体に炎症が見られた場合は、抗生物質や抗炎症薬を投薬して治療を行います(※1)。 ただし、前述したとおり、精液に血が混じる原因はわからないことが多いのが実情です。一番多いのは、具体的な治療は行わず、経過観察となるケースです。 なお、精嚢に溜まった血液は、何度かに分けて排出されます。そのため、精液に血が混じらなくなるまで、1~2ヶ月ほどかかることもあります(※1)。 精液に血が混じる=不妊の可能性も?
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」 心臓マッサージをしながら、わたしはおっさんの顔を見ることができなかった。ほんとうは表情を確認しながらやるべきとは思ったが、怖かった。もしも呼吸が止まったら…と考えると怖かったのだ。 おっさんの心臓を押すたびにおっさんの口からなにか音が聞こえてくる 。なにかはわからないがとにかく生きてる! おっさんは生きてる! わたしは『 振り返れば奴がいる 』で織田裕二が石黒賢に心臓マッサージをしているシーンを思い浮かべながら、おっさんの心臓を押し続けた。 塾が終わったのだろう、子どもたちや塾の先生が出て来た。けっして人通りが多い道ではないが、通行人も集まって来ていた。 わたしはその中のひとりに救急車が来た時の誘導をお願いした。まわりの人の顔を見るよゆうはなかったが、みんなが協力してくれていることに安心した。 そんな通行人の中に、驚いた表情をしてこちらを見てる息子の姿を見つけた。 そう言えば、もともとは息子を驚かせようとして塾に迎えに来たんやったな。うむ、息子はビックリした顔をしているな…。 わたしは見ず知らずのおっさんの心臓マッサージをしながら不謹慎なことを考えていた。 呼吸止まるな! 心臓マッサージ(胸骨圧迫)はどのようにするのですか?|AEDで助かる命|心臓病の知識|公益法人 日本心臓財団. このおっさんのことを思っているのではない。 いくら人命がかかっているとは言え、このおっさんに人工呼吸するのは無理や。わたしは必死で心臓を押した。 死ぬな! これも、このおっさんのことを思って願っているのではない。むしろ自分のことしか考えてない。 自分が心臓マッサージしているおっさんがその最中に死ぬようなことがあったら、今日ゆっくり寝られへん。いや、きっと明日も寝られへん。 遠くの方で救急車のサイレンの音が聞こえてきた。 早くして!! 119番をかけてから数分で救急車は近くまで来ているのに、めちゃくちゃ長く感じた。 頼む、早く!! 別のおっさんが救急車を誘導してくれている。雨が降る中、そのおっさんは自分のカバンや傘は置いたままにしてる。 救急車が到着するなり、救急隊員が担架を持って飛び出して来た。めちゃくちゃ安心した。おっさんは呼吸してる。呼びかけにはまったく応えないが生きてる。 おっさんは生きてる!! おっさんはすぐに救急車に乗せられた。 救急車を誘導してくれたおっさんが声をかけてくれた。「お疲れさん。」「いえ、こちらこそ助かりました。」そんなやり取りをした。 その後、救急隊員、警察から軽く状況を聞かれて答えた。 安心がコーフンに変わったわたしは息子に一部始終を話しながら家に帰った。息子もコーフンしていた。 この記事のまとめ 今回は「 見ず知らずのおっさんに心臓マッサージをした夜のできごと 」についてお話しました。 いろいろな「たまたま」が重なったことで、わたしとおっさんの運命が重なりました。 できることなら、もう二度と心臓マッサージをしなければならないような場面には出くわしたくありません。 おっさん助かったらええな。 data-matched-content-ui-type="image_card_stacked" data-matched-content-rows-num="3" data-matched-content-columns-num="3"