理学療法士は国家資格であり、社会的にも安定していると言われています。 しかし、一方では理学療法士の人数が増え、就職先がなくなるのではないかという不安を持っている方もいるのではないでしょうか。ここでは理学療法士の現状と将来性について説明していきます。 理学療法士を取り巻く現状 最近では「理学療法士は飽和状態になってきている」という言葉をよく耳にします。現在、毎年1万人前後の理学療法士が誕生しています。日本理学療法士協会に所属する理学療法士の人数は、増加傾向であり、現在は12万人を超えています。2010年の記録では約6万6000人であり、10年で倍以上の増加です。 一方で、20代で就業した理学療法士の就業率は、約90%以上となっています。理学療法士の雇用状況は比較的安定していると言えます。しかし、理学療法士の人数が増えれば、自分が希望する施設への入職は、競争率が上がることで難しくなると思われます。 また、人数の増加に伴い、理学療法士の質の低下が問題となっています。希望する職場に入職するためには、理学療法士としての知識や質を高めることが大切です。 理学療法士に将来性はあるの? 日本の65歳以上の高齢者は、3617万人で、総人口に占める割合は28.
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