不妊治療専門病院やクリニック、産婦人科や婦人科の不妊科、大学病院や総合病院の不妊科などで受けられます。
男性の不妊検査はどこでできますか? 女性と同じ医療機関、または男性不妊を扱う泌尿器科でも検査ができます。
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【夫婦で妊活】お酒はNg?妊活中に避けた方がよい食べ物 - ブログ 男性不妊 妊活 不妊
いっしょに学ぼう! 監修:石原 理 (いしはら おさむ)
埼玉医科大学 産科婦人科学教室 教授(婦人科・生殖医療担当診療部長)/埼玉医科大学総合医療センター 教授
1. 妊活に大切なのは、2人で力をあわせること。
妊活には、女性の心がけだけでなく、パートナーの協力が不可欠です。意外と知られていませんが、不妊の原因は男性にある場合も多くあります。
男性不妊の場合は、約9割が精子をうまくつくれない造精機能障害で、ストレスや飲酒、喫煙、肥満、病気や薬が影響して起こることがあります。ストレスは、性欲の減退や精子数減少、精子の運動量低下などを引き起こします。喫煙は、精子の数の減少や質の低下、精子の運動量を下げます。お酒の飲み過ぎは、精子をつくる力を下げてしまいます。
男性も妊活の知識を身につけ、二人三脚で妊活に取り組んでいきましょう。
POINT 1 精子は、熱に弱い! 長時間、下半身を温めない方がベター。精子の数が減ったり、運動量が鈍ったりするおそれがあります。
やり過ぎ注意! ・ノートPCを膝の上にのせての作業。
・冬場、ポカポカの座席に座って電車通勤。
・こたつや電気毛布。
・熱いお風呂やサウナ。
POINT 2 下半身を圧迫すると…
血行が悪くなり、体に十分な栄養が行き渡らないと、精巣機能に影響を与えるおそれがあります。締めつけ過ぎに気をつけて。
見直そう! ・自転車やバイクでの長時間通勤。
POINT 3 運動と男性ホルモンの関係
運動は男性ホルモンの生成と関係があるといわれています。肥満予防のためにも、しっかり運動しましょう。
・運動は、面倒くさいという意識 まずはウォーキングなど軽めの運動から。 男性ホルモンの分泌を増やすとされる筋トレもおすすめ。
POINT 4 禁欲で精子は劣化!? 【夫婦で妊活】お酒はNG?妊活中に避けた方がよい食べ物 - ブログ 男性不妊 妊活 不妊. 新鮮な精子は運動率が高く、禁欲期間が長くなると劣化し、働きが悪くなるといわれています。新鮮な精子をつくるためには、適度に放出しましょう。
2. 夫婦で運動!一緒の時間を楽しみながら妊活
普段の生活で一緒にできる妊活のひとつが運動です。運動で女性は子宮や卵巣の働きが良くなり、男性は精子をつくる能力がアップすることが期待できます。
運動が苦手で「ちょっとハードルが高いな」と思うならば、エレベーターをやめて階段を使う、ひと駅前で降りて歩くなど、毎日ちょっとでも体を動かすことを心がけて。週末に2人でウォーキングするのもおすすめです。
体を動かすことが日常的になれば、三度の食事がおいしく食べられ、夜はぐっすり。生活リズムが整いやすくなり、妊娠しやすい体に近づいていきます。
2018 Jul/Aug;80(6):564-572
下のコラムで説明しているように、精子のDNAは構造上、血液中の活性酸素の影響を受けやすくなっています。また、男性も加齢に伴い、活性酸素を処理する能力が低下してきます。したがって、特に35歳以上で妊活を行っている男性の場合は生活習慣を見直し、より健康的な生活を心がける必要があります。
精子は構造上、活性酸素の影響を受けやすい! おたまじゃくしの形をした精子は、細胞核が外部とじかに接するような構造になっている。そのため、細胞膜や細胞質によって細胞核が守られている一般的な細胞よりも活性酸素の影響を受けやすく、遺伝情報を保存・伝達する役目を持つ細胞核の中のDNAも損傷しやすい。
一般的な細胞は細胞核が細胞膜に守られている
精子は細胞核が外部とじかに接する
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