企業の採用担当者は日々多くのメールをチェックしているので、「誰から届いた」「どんな内容のメールか」を件名で分かりやすく伝える必要があります。件名が分かりづらいと、本文を読んでもらうことすら叶わない可能性もあるようです。 履歴書をメールで送るときのマナー 履歴書をメールで送るときは、「PDF形式で保存する」「パスワードをかける」「応募からできるだけ早く送る」を意識しましょう。以下でそれぞれ詳しく解説します。 履歴書ファイルをPDF形式で保存する 履歴書をメールで送るときは、PDF形式で保存するのが望ましいでしょう。 PDF形式は、文字化けや改変の恐れが少なく印刷もしやすいため、履歴書送付の際は最も一般的な保存形式 といえます。ExcelやWordで作成した履歴書を、PDF形式に変換し保存する手順は以下のとおりです。 1. 「ファイル」をクリック 2. 「名前を付けて保存」の「参照」を選択 3. 「ファイルの種類」のなかにある「PDF」を選択 4. 「保存」をクリック ファイル名に明確な決まりはありませんが、一般的には「履歴書_氏名」と記載 します。ほかのファイルに埋もれてしまわないよう、採用担当者がひと目見てすぐに「どのようなファイルか」を明記する必要があるからです。 なお、パソコンのバージョンや設定によっては、上記の方法でExcelやWordの履歴書ファイルをPDF形式へ変換できない場合もあるので、事前に確認しておきましょう。 履歴書ファイルにパスワードをかける 履歴書には個人情報が含まれるため、メールに添付する際はパスワードをかけることをおすすめします。必須ではないので、かけていないことで評価が下がるわけではないですが、 かけるほうが「万一のセキュリティを意識できる人」といった印象を与えられる可能性が高い でしょう。 ただし、完成したPDFファイルにパスワードをかける場合、専用の圧縮ソフトがないと設定できないこともあるようです。 ここでは、履歴書ファイルをPDF形式に変換すると同時にパスワードをかける方法と、圧縮ソフトを使う場合の手順をそれぞれ紹介します。 【PDFへ変換するときにパスワードを設定する場合】 2. 履歴書をメールで送る方法とマナーを紹介!例文を見て作り方を知ろう!. 「名前を付けて保存」を開く 3. 「ファイルの種類」から「PDF」を選択 4. 「ツール」の「全般オプション」で「読み取りパスワード」を入力 5. 「OK」をクリック 6.
企業によっては、履歴書をメールに添付して送るようにと指示されることがあります。しかし、履歴書は重要な個人情報を含む書類なので、いつものように添付して送ることはおすすめできません。必要とされるマナーとセキュリティ対策について解説します。 目次 履歴書をメールで送るときの3つのマナー 履歴書を完成させるときの注意点 メール本文の書き方 丁寧かつ迅速が履歴書送付のポイント 採用担当者から履歴書をメールで送るように指示を受けたときには、単に履歴書をメールに添付すればよいわけではありません。どのように送るかによって、あなたの社会的常識やセキュリティに対する意識などがチェックされる可能性があるのです。次の3つのマナーを守り、メールを送信するようにしましょう。 できるだけ迅速に送る パスワード設定でセキュリティ対策 メール本文は簡潔にする 1. できるだけ迅速に送る メールで送るようにとの指示を受けたときは、できるだけ迅速に対応しましょう。紙の履歴書しか用意していない場合などは履歴書作成に少々時間がかかりますが、その場合は、一言メールでいつ頃に送れるのか伝えておくことが大切です。 履歴書を送るようにとの指示が、電話ではなくメールで届くこともあります。すぐに反応できるように毎日こまめにメールボックスや迷惑メールのボックスを確認する習慣をつけておきましょう。 2. パスワード設定でセキュリティ対策 履歴書には大切な個人情報が記載されています。万が一、間違ったメールアドレスに送った場合に備え、必ずパスワードを設定してから送信するようにしましょう。パスワードを設定することで、セキュリティに対する意識が高く、機密情報を適切に扱えるという評価につながることもあります。 なお、パスワードは別のメールで送るようにしましょう。誤送信した場合に備え、できれば履歴書を添付した最初のメールが開封されたのを見届けてからパスワードを送るようにしてください。 パスワードの設定方法 Macでメールを送信する場合には、標準機能でパスワード設定が選択できます。忘れずにパスワードを設定し、控えを取ってからメールを送信するようにしましょう。 一方、Windowsではパスワードを設定する標準機能はついていません。WordやExcelで履歴書を作成し、PDFファイルへ変換する際にパスワードが設定できるため、以下の手順で忘れずに設定するようにしてください。 履歴書のファイルを開き、「名前をつけて保存」を選択する ファイルの種類として「PDF」を選択する Wordの場合はオプションタブから「ドキュメントをパスワードで暗号化」を選択、Excelの場合はツールタブから「全般オプション」→「読み取りパスワード」を入力する 保存して完了 3.
「名前を付けて保存」から「保存」をクリック 上記はExcelでパスワードを設定するときのの手順です。Wordの場合は1~3まで同じ手順ですが、その後「オプション(その他のオプション)」で「ドキュメントをパスワードで暗号化する」を選択し、「パスワード」および「パスワードの再入力」に入力します。最後に「OK」をクリックすれば完了です。 【すでに完成したPDFファイルにパスワード設定する場合】 1. パスワード設定ができる圧縮ソフトをインストール 2. 新規フォルダを作成し、履歴書のファイルを格納 3. 履歴書ファイルを格納したフォルダを右クリック 4. 「圧縮」を選択し、「(pass)」をクリック 5. メール 履歴書 送り方 バイト. パスワードを入力し「OK」で完了 パスワードは英語と数字を混ぜる 英語だけや数字だけよりも、両方を混ぜたパスワードにするほうが複雑になり、より安全です。また、失念しないよう設定前にパスワードをメモしましょう。念のため、自分が設定したパスワードで、履歴書ファイルを問題なく開けるかどうかを確認するのも大切です。 履歴書ファイルにパスワードをかけたら、「 履歴書をメールで送るときの書き方 」を参考にしてメールを送信しましょう。 応募から2~3日以内に送るのがベター 履歴書は応募から2~3日以内、可能であれば約束した後すぐに作成してメールで送るのがベター。採用担当者を何日も待たせると、「採用しても仕事が遅いのでは?」「メールをきちんとチェックしていない?」などとネガティブなイメージを与えてしまうこともあります。 また、メールは応募先企業の就業時間内に送るよう心掛けましょう。深夜や早朝などに送ると、一般常識がない人だと思われる可能性があります。また、使用する履歴書のサイズに迷ったときは、「 履歴書用紙のサイズに意味はある? 」を参考にしてください。 履歴書をメールで送るとき顔写真は必要? 顔写真は、応募先企業から「不要」と言われない限り必要 です。履歴書メールに顔写真を添付するやり方は主に2つあります。1つ目は、事前に自分でスマホやデジタルカメラなどで撮影した写真データを自分のパソコンに取り込む。2つ目は、写真館やスタジオで撮影した写真データを、自分のパソコンに取り込む方法です。プリンタで証明写真そのものをスキャンする方法もありますが、画像が乱れる可能性があるため、画質の調整を行う必要があります。 パソコンに保存した顔写真は、手書きの履歴書と同様で「顔写真貼付け欄」に添付。顔写真はトリミングして、サイズを合わせてから履歴書へ貼り付けましょう。履歴書メールに顔写真を添付する手順は、「 履歴書をメールで送るとき写真はどうする?添付方法を詳しく解説!
では、実際に履歴書をメールで送る場合の、正しい書き方について見ていきましょう。メールは「件名」のほか、「宛先」「あいさつ」「内容」「締め」「署名」の5つの項目に分けて本文を書きます。志望動機は履歴書に書きますので、メールの本文には記載しません。ここでは一項目ずつ、書き方について確認していきましょう。 件名 件名は短く、わかりやすく書きます。端的に、用件と応募者の名前だけを書くのがおすすめです。 宛先 本文の最初に宛先を書きます。法人格、会社名、部署名、担当者氏名の順に書きましょう。 応募先の企業の正式な名称を調べて、誤字などの間違いがないようにします。 あいさつ 「お世話になっております。(氏名)です。」と書き出します。 内容 できるだけ簡潔に用件を書きます。基本的には、以下の3点を書いておけばOKです。 ・メールに履歴書を添付していること ・履歴書ファイルにパスワードを設定していること ・後から送るメールでパスワードを通知すること 締め メールを締めくくる言葉として、相手に履歴書を確認してもらうことへの感謝を伝えます。 「お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。」といった文面がおすすめです。 署名 最後に署名を入れます。 応募者本人の氏名、住所、電話番号、メールアドレスを記載しておきましょう。
メールで履歴書の送り方 完全マニュアル!
」のコラムで詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。 スマホで履歴書を作ってメールで送る方法 パソコンがない場合はスマホのアプリを利用して履歴書を作成し、メールで送る方法があります。基本的にスマホには、WordやExcelが搭載されていないので、 履歴書作成のアプリを使うか、Web上の履歴書作成サービスを利用しましょう 。コンビニで印刷できる機能が付いているアプリを選べば、プリンターがなくても簡単に印刷できます。Web上のサービスを利用すれば、名前や職歴を入力するだけで履歴書が作れるので、ぜひ利用してみましょう。 履歴書の作り方やメール送信の仕方に不安がある方は、就職・転職エージェントを活用するのも一つの手です。就職・転職支援サービスのハタラクティブでは、専任アドバイザーが一人ひとりに合った企業紹介を行うのが特徴。また、履歴書の書き方や面接対策、面接日程の調整など充実したサポートをすべて無料で行います。履歴書の作り方でお悩みの方は、ぜひハタラクティブへご相談ください。
保育学生さんのなかには、履歴書をメールで送る方法について知りたい方もいるかもしれません。メールを送るときのマナーや書き方などがわかると就活に役立つかもしれませんね。今回は、履歴書をメールで送るときの基本構成やポイント、履歴書をファイル化する方法と履歴書に添えるメールの例文などをご紹介します。 aijiro/ 履歴書をメールで送るのはどんなとき?
青色申告特別控除 所得金額から65万円または10万円を控除することができるという税制措置です。対象者は、青色申告者のみとなっています。先ほどの専従者給与と同様に、青色申告者は税金に関するメリットを多数享受できます。 控除額が65万円になるか10万円になるかは、以下の条件を満たすかどうかによって変わります。 ・不動産所得もしくは事業所得が生ずる事業を営んでいること ・正規の簿記の原則により記帳していること ・正規の簿記の原則により記帳した賃借対照表と損益計算書を確定申告書に添付して、控除額を記載して期限内に提出すること これら全ての条件を満たした場合には、65万円の控除が受けられます。条件を満たしていない青色申告者は、10万円の控除となります。 ぜひこの条件を満たして、65万円の青色申告特別控除を受けられるようにしましょう。 2. 中小企業投資促進税制 機械装置等の対象設備を取得や製作したときに、取得価額の30%の特別償却または7%の税額控除を適用することができるという税制措置です。特例措置ですが、平成30年度末まで適用期間が延長されることになりました。 対象者は、従業員1, 000人以下の個人事業主と中小企業者等となっています。このうち、個人事業主と資本金3, 000万円以下の中小企業は特別償却または税額控除の選択ができますが、資本金3, 000万円超の中小企業については特別償却のみ認められます。対象となる事業は、製造業、農業、サービス業など多岐に渡るので、ご自身の事業が該当するか確認してみましょう。 特別償却または税額控除を適用できる設備には、指定がありますので注意してください。たとえば、1台160万円以上の機械や装置、合計70万円以上のソフトウェア、車両総重量3. 5トン以上の貨物自動車などが該当します。 この特別償却と税額控除のどちらがお得かについてですが、特別償却は、経費に算入できる減価償却費を前倒しできるというものであるのに対し、税額控除は、税額から控除額分を減らすというもので異なる性質を持ちます。場合によってどちらの減税効果が大きいかは変わってきますので、自分の事業の状況や見通しに応じて選びましょう。 ☆ヒント 専従者控除および専従者給与という、個人事業主の方が利用できる税制措置について見てきました。また、青色申告特別控除などその他の税制措置も紹介してきましたが、特例の措置などを含めるととても多くの税制措置が設けられています。一般的な税制措置から、専従者控除のように見逃しがちな税制措置まで、様々な制度に精通した税理士をビスカスでは紹介しています。節税に関して興味がある方は、お気軽にご相談ください。 Youtube動画でポイントを解説中!
年間の給与が38万円以下の場合は、「配偶者控除」や「扶養控除」で38万円を控除した方が得と言えます。詳しくは こちら をご覧ください。 ※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。 確定申告に関するお役立ち情報を提供します。 確定申告ソフトならマネーフォワードの「マネーフォワード クラウド確定申告」。無料で始められてMacにも対応のクラウド型確定申告フリーソフトです。
税金の仕組みや計算方法を解説 ・ 株式投資における長期保有銘柄の選び方。成功させるコツは? ・ 配当金生活を優雅に楽しみたい!配当の高い銘柄の探し方と注意点 ・ なぜ決算が良くても株価が下がる?伝説のトレーダーが教えるファンダメンタルズのポイント ・ 高級腕時計は投資として成り立つのか?有名4モデルの価格推移を検証!
専従者に関する給与や控除の取り扱いについて、控除を受けるための適用要件や控除額の計算方法をもとに、 白色申告 と 青色申告 の違いを見ていきたいと思います。 専従者控除と専従者給与とは 生計を一にしている配偶者やその他親族が、納税者本人が経営している事業へ従事する際に、納税者がこれらの人に対して給与を支払うことがあります。 白色申告において、これらの給与は必要経費に参入することはできませんが、事業に従事している家族の人数、配偶者なのかそれ以外の親族、その所得金額に応じて計算される金額を 事業専従者控除 として必要経費とみなすことができるようになります。 白色事業専従者控除を受けるための条件は、下記の通りとなっています。 条件1. 白色申告者が行なう事業に事業専従者がいる なお、事業専従者とは、下記の3つの条件のすべてに該当する方を指します。 ・白色申告者と生計を一にする配偶者やその他の親族である ・その年の12月31日時点で15歳以上である ・年間で6か月を超えて、その白色申告者が行なう事業に従事している つまり、たとえ親族だとしても、別生計であったり、14歳以下の子供であったり、「ときどき手伝いにくる」といった程度の人については事業専従者として認められないということです。 また、事業専従者控除の対象者は 配偶者控除 や 扶養控除 の対象外となりますので、注意が必要です。 条件2.
専従者として認められるための条件を満たせば条件に上限はありません。 15歳以下が受けられる控除は何かないのか? 専従者控除は受けられませんが「 扶養控除 」を申請することによって節税が可能です。 扶養控除に該当する条件などについては 「確定申告における扶養控除について」 のページをご確認ください。 離婚した場合は専従者控除を受けられるのかどうか? 専従者として認められるための条件を満たせば結婚状態の条件に制限はありません。 開業した最初の年の専従者の条件(6ヶ月以上の規定について)はどうなるのか? 開業の日から2ヶ月以内に専従者届け出を申告すれば6ヶ月以上の規定は免除されます。 同じ金額の給与で人を雇用した場合、どの程度税金の金額で差が出るのか? 個人事業主 であっても人を雇用することは節税のメリットがあります。しかし、十分に検討が必要です。 まず、従業員を雇用した場合は、事業主は源泉徴収義務者となり、従業員の給与から所得税を源泉徴収して税務署に納税する必要があります。 また、パートやアルバイトを含めて従業員を一人でも雇用すれば、業種・規模の如何を問わず、労働保険(雇用保険と労災保険)に加入しなればなりません。さらに、常勤の従業員が5人以上いる場合には、 社会保険 (健康保険と 厚生年金 )の適用事業所となり、社会保険に加入しなければなりません。この様に考えると個々のケースでどちらが有利かは一概には言えません。 まとめ 生計を共にしている配偶者、またはその他の親族が、青色申告事業納税者が経営する会社で働いている場合に一定の条件を満たす場合、上記の方々に支払う給与を必要経費として計上することができます。この青色申告者の専従者控除制度を活用し、うまく節税対策を行いましょう。 よくある質問 青色事業専従者給与として認められる条件は? 青色事業専従者控除・事業専従者給与について解説. 「青色事業専従者に払われた給与であること」や「青色申告者と生計を共にしている配偶者、またはその他の親族であること」をはじめとする7つの条件があります。詳しくは こちら をご覧ください。 青色事業専従者給与に関する届出・変更届出書の出し方は? 所得税法第57条に則り、青色事業専従者給与額を必要経費に算入しようとする年の3月15日までに、納税地を所轄する税務署長に提出する必要があります。詳しくは こちら をご覧ください。 専従者控除を使うと損する場合は?