ヒトの腸内には約1000種類もの細菌が存在し、複雑な微生物生態系が形成されています。これは、いわゆる腸内フローラと呼ばれ、ヒトの健康に大きな影響を及ぼしていることが知られています。これらの腸内フローラを構成する細菌は、病原菌などの一過的に腸内を通過する細菌と区別して、腸内常在菌と呼ばれます。これらの腸内常在菌は、出生すると間もなく母親や周囲の環境から伝播し、年齢と共にその種類や数が変化していきますが、成人ではそれらは概ね安定しており、その間はヒトとの良好な"共生関係"が築かれていると考えられます。 一方で、病気にかかると腸内常在菌の構成が破綻する場合があることも明らかになってきました。したがって、腸内常在菌との良好な"共生関係"を維持することが健康にとって重要であると言えるでしょう。 "腸内常在菌"の関心度 「腸内常在菌」の関心度を過去90日間のページビューを元に集計しています。 健康用語関心度ランキング
(コリネバクテリウム属) Corynebacterium spp. はグラム陽性桿菌で通常、人の皮膚、粘膜、腸内に常在します。 C. diphtheriae (ジフテリア菌)を除く Corynebacterium spp. は病原性が弱く、感染症を起因することはまれです。しかし、C. jeikeium(以前は Corynebacterium group JK)については、1970年に重度の感染症例が報告され 18) 、1976年に敗血症が報告され 19) 、多くの抗菌薬に耐性を示す病院感染起因菌として注目されるようになりました 20) 。好中球減少症患者において敗血症、心内膜炎を起因する例が多く報告されており 21) 、また、腹膜透析患者において腹膜炎 22) 、血管カテーテルやペースメーカーなどの体内挿入人工物を有する患者において菌血症 23) 、時に手術部位感染 24) や肺炎 25) を起因することがあると報告されています。 C. jeikeiumは欧米においてヒトの皮膚、特に腋窩、鼠径・直腸周辺から頻繁に検出されており、グリコペプチド以外の抗菌薬において多剤耐性を示すと報告されています 26) 。日本においてもC. jeikeiumの検出 27)28) や肺炎、敗血症の発生 29) が報告されています。 Acinetobacter spp. (アシネトバクター属) Acinetobacter spp. はブドウ糖非発酵グラム陰性桿菌で、21種類に分類され、 A. baumannii、A. johnsonii、lcoaceticus、A. hamolyticus、A. junii、A. Iwoffii、A. radioresitens などがあります30)。臨床的に重要な菌は A. baumannii で、 Acinetobacter spp. 臨床分離株のうち約72. 常在菌とは 看護. 9%がumanniiであったとする報告もあります31)。 Acinetobacter spp. は通常、環境や土壌に広く生息し病院のみならず家庭の洗面台など湿潤な室内環境から検出されますが、しばしば健常人の皮膚にも常在します。健常人に対しては病原性が弱い菌ですが、重い基礎疾患を有し人工呼吸器を使用している患者において肺炎、血管カテーテルを挿入している患者において菌血症を起因することがあり、外傷感染、手術部位感染、尿路感染、敗血症、髄膜炎、心内膜炎、腹膜炎などの起因菌ともなります32)。 A. baumannii は、染色体性のセファロスポリナーゼを産生して多くのセファロスポリンに本来的な耐性を示し、薬剤修飾酵素の産生や薬剤透過性の低下によりアミノグリコシド、フルオロキノロンなどに多剤耐性を示すこともあります 32) 。また1985年にはスコットランドでプラスミド性のβ-ラクタマーゼを産生してカルバペネムに耐性を示す A. baumannii が検出され 33) 、有効な抗菌薬がほとんどない A. baumannii の拡散が欧米で問題となっています 34) 。日本においても Acinetobacter spp.
* 新型コロナウイルス感染予防で手洗いした後はたっぷり保湿を!
ジョゼ
優しい人には愛がある、モテる、人が寄ってくる、動物に好かれる、素直。 さまざまに特徴がありますが、世の中には本当に優しい人がいます。 本当に優しい人は、人同士でのみ理解して伝わり合うものを持ち、「強い」という明確なさまがあります。 ここでは、本当に優しい人の強さから、優しい人の詳細をお伝えします。 本当に優しい人とは? 本当に優しい人の特徴とは? 本当に優しい人が強い理由とは?
どうもジョぜです。 みなさんお元気ですか? 一ヶ月あまり更新していませんでしたが、僕は元気です。 JOYHOUSEのメンバーも確認できている限りではみんな元気です。 それぞれの勤め先で年度末の忙しさにかなり絞られているとのこと。 なんとか乗り切って綺麗な桜を拝めるようにがんばっていきましょう! さて、本日は・・ 「強い人は皆優しい」 という言葉について。 先ほど、 井上雄彦先生 の 「バガボンド」 を久しぶりに手に取り、読んでいたのですが、 その中で、 吉岡一門 と 武蔵 が、 "一乗寺下り松の決闘" の前日、 ばったりと顔を合わせるシーンが描かれています。 そこに武蔵とは昔馴染みの 沢庵 という坊主が偶然通りかかる。 ・・・・ シーンは切り替わり、 武蔵と沢庵は寺の一室で酒を酌み交わしている。 その時に、沢庵が武蔵に向けて上の言葉をかけた。 「武蔵・・・優しくなった」 「強くなっているんだな」 「強い人は皆優しい」 腕っ節の強い人間、頭脳明晰な人間は世の中にたくさんいると思う。 大勢いるから、自ずとそういう人たちに接したり、対峙することもでてくるだろう。 その時、この人には敵わないなという思いをさせられ、劣等感を感じることもある。 しかし、「この人は立派な人間だな」「尊敬に価する」と思うことはそう多くはない。 "能力が秀でている人間"と"敬意を自然と引き出させる(尊敬される)人間"の違いはなんだろうか?