4 まとめ ・相続後一定期間内に第三者に合理的な価額で売却している場合には、当該売却価格により評価する。 ・逆に売却価格の方が高い場合であっても、原則的には路線価方式又は倍率方式により評価する。 ・相続税が発生している場合、取得費加算の特例も適用する。 【 参考条文 】 第二十二条(評価の原則) 特別の定めのあるものを除くほか、相続、遺贈又は贈与により取得した財産の価額は、当該財産の取得の時における時価により、当該財産の価額から控除すべき債務の金額は、その時の現況による。
不動産を売却する際には売却価格を決めなければなりません。しかし、実際にはどのようにして決めればいいのでしょうか。今回はその方法の一つとして、固定資産税評価額から売却相場を求める方法についてご紹介していきます。 また、売却相場から実際の売却価格を決めるコツや、さらにそのような相場にまつわる注意点についても取り上げていきます。ご自身の不動産をこれから売却しようという方は是非参考にしてみてください。 固定資産税評価額の決まり方とは? 最初に売却相場を求める根拠となる固定資産税評価額がどのようにして決められているのかについてお伝えします。固定資産税評価額ですが、固定資産評価基準に基づいて毎年1月1日現在における土地や家屋の所有者を自治体の担当者が個別に訪問・調査し、最終的に市町村長が決定していきます。固定資産税評価額は3年に1回のタイミングで見直しがおこなわれます。 固定資産税評価額を決める際の根拠となる評価基準については土地の他に住宅や店舗、事務所、工場などの家屋ごとに決められた方法があります。例えば、宅地の評価には 市街地宅地評価法(路線価方式)やその他の宅地評価法(標準地批准方式)となっています。家屋については評価時点で同じ建物を新築した場合の再建築費を点数化して「建物の再建築費評点数」を算出します。そして評点1点あたりの価額を乗じ、損耗などの補正をおこなって算出していきます。 固定資産税評価額からの売却相場はどのように求める? 土地売却の相場については「固定資産税評価額」から算出することができますが、実際には以下の計算式を用いることで求めます。 「土地の売却相場=固定資産税評価額÷0. 7」 土地の固定資産評価額は実勢価格の7割程度を目安に定められています。そのため固定資産税評価額から売却相場を求めるには上記の計算式のように固定資産税評価額に0. 不動産の査定価格はどうやって決まる?査定額は売却価格じゃない?!. 7を割れば算出できることになります。ただし、この計算式から算出された売却相場を大きく上回る売却価格で売買が成立する場合もあります。固定資産税評価額から求められる売却相場はあくまで参考程度にとどめておくといいでしょう。 ここで上記の計算式を使った事例をご紹介しておきます。 【計算の事例】 固定資産評価額3, 500万円の土地の売却相場を算出する場合 3, 500万円 ÷ 0. 7 = 5, 000万円 そもそも固定資産税評価額はどう調べればいいの?
TOP > 土地を高く売る > 土地評価額とは?自分で計算する方法と売値との違いが生じる理由 【更新日】2020-10-13 土地の価値はどのようにして計算すべきでしょうか?