付かず離れずという感じでしたね。ただ、自分がカッコイイと思うギタリストの多くはヴァン・ヘイレンの影響を受けている感じがします。そのことに気付いてからは、「やっぱり本家はすごい」と思うようになりました。 ――ヴァン・ヘイレン流のタッピングも練習しました? 多分したと思うんですけど、僕はタッカン(高崎晃の愛称)びいきだったんで(笑)。あとはドッケンのジョージ・リンチも好きでした。TOTOのスティーヴ・ルカサーとか、いろいろ聴いてましたね。 ――ハードロック、ヘビーメタルだけじゃなくて、すごく幅広いですね。 結局、「音楽が好き」というだけだと思うんですよ。ただ、10代、20代の頃は、「ロックをやる人はロックだけ」「ジャズをやるんだったらジャズのマインドで」みたいな感じがあって。「おまえのジャンルは何だ? ハッキリしろ」という雰囲気があって、ずっと違和感を感じてました。「いや、全部好きだし」っていう(笑)。今の若い人たちのほうがもっとジャンルっていう垣根なく自由にやってる印象がありますね。 ――音楽系の専門学校に通っていた時期は、どんな将来像を描いていたんですか? とりあえずギターでメシ食おうと思ってました。大学を1年弱で辞めて、専門学校に入ったので、もう後戻りできないなと。 ――大学に通いながらバンドをやる選択肢はなかった? 性格的に器用ではないんですよね。大学は商学部だったんですけど、簿記の授業を受けながら、「自分がやりたいことは明らかにこれじゃない」と思ってしまって。音楽を知りたいという欲求が高まっていたし、本屋で立ち読みしながら(笑)、知識を入れてたんですけど、どうしても限界がある。だったら、音楽の専門学校に行ったほうがいいなと。 ――在学中からギタリストとして活動していたそうですね。 はい。講師の方からギターの仕事をちょこちょこいただくようになって。バイトしながら、ときどきギターの仕事をするという感じで、スタジオミュージシャンと言えるようなものではなかったですけどね。 ――柴崎さんの名前が広く知られるようになったのは、WANDSのギタリストとしてデビューしたときでした。バンドでデビューするということはずっと考えていたんですか? 【☆新刊☆】バンドスコア 懐かしのJ-POPアーティスト・ソングス - セブンパークアリオ柏店 店舗情報-島村楽器. 実はあんまり考えてなかったんですよ。きっかけはBeingの「BADオーディション」で。雑誌の広告で知ったんですけど、オーディションに関わりのあるギタリストの一覧も載っていて、そのなかにスタジオミュージシャンの名前もあったんです。ミュージシャン部門に演奏音源を送ったら、WANDSの話が来たっていう感じなんですね。思っていたのとは違ったけど、プロとして始められるなら、やってみようと。 ――しかもミリオンセールスを連発するバンドになって。 そうですね。ビックリしました。 ■90年代と比べると、今の方が出したい音が出せるようにはなってる。ただ、いつまで経っても音色の追求の旅は終わらない ――これまでに柴崎さんは、第1期から第2期までのWANDSで上杉昇さん、abingdon boys schoolで西川貴教さん、そして第5期WANDSで上原さんというボーカリストと組んできました。ボーカリストによって、ギターのアプローチに違いはありますか?
いま名前が挙がった人たちで言えば、上杉と西川くんは、自分で方向性を決めて、牽引するタイプで。僕はそれを補佐しつつ、持っているアイデアをぶつけていくというか、広めの柵のなかで野放しにやらせてもらってる感じで(笑)。上原の場合は、成り立ちも特殊だし、誰に言われるわけでもなく、「自分が引っ張らないとダメでしょ」と思ってやってます。今後はどうなっていくかわからないし、それが楽しみでもありますね。3人とも強力なボーカリストだから、ギターがちょっとくらいハミ出してもいいというのは共通点ですね。 ――ボーカリストが強力だからこそ、ギタリストとしての個性も出せる? 【インタビュー】柴崎浩 [WANDS]、『BURN THE SECRET』ギターサウンドを語る「さらに多面的に」 | BARKS. そうですね。ウザめなギターというか(笑)、曲を聴いていて、「歌に集中したら、ギターがいきなり前に来た」みたいなところがあってもいいのかなって。個性を出そうって特別考えてるわけではないですけど、バランスとして、強力なものが一つだけあるより、ちょっとガヤガヤしていたほうがおもしろく聴けると思うんですよ。 ――確かにWANDSの曲を聴いていると、要所要所でギターがガーン!と出てきますよね。テレビの音楽番組でもすごく目立ってます。 それは嬉しいですね。いい演奏してるなと思われたいというのは、やっぱりあるので。 ――上杉さんとはWANDSを脱退した後、でも活動されました。90年代のオルタナティブ・ロックのテイストを取り入れたバンドでしたが、柴崎さんもオルタナに興味を持っていたんですか? 好きでしたね。上杉の影響も大きいですけど、ニルヴァーナ、サウンドガーデン、ストーン・テンプル・パイロッツ、パール・ジャムとかを聴いて、「かっこいいな」と思って。バンドによってはギターがちょっと下手だなって思ったけど、とにかくサウンドがカッコよかった。テクニカルなものを否定しているというか、カウンターカルチャー的なところもあって、すごく新鮮でした。と言いつつ、でもギターソロは弾いてましたけどね。 ――では、90年代のWANDSと現代のWANDSではどうですか? 20年以上経っているわけで、当然、ギターサウンドやプレイにも変化があると思うのですが。 そうだな……。90年代のWANDSで、思い描いてたギターサウンドを出せてたかというと、微妙なんですよ。自分のなかの理想を目指して、日々、試行錯誤していたというか。「こういう音にしたい」と思いつつ、「ちょっと違ったな」というのを繰り返してたんですよ。今のほうが、録音、サウンドメイク、楽器、機材などの知識も増えたし、演奏の腕も上がったので、出したい音が出せるようにはなってますね。ただ、いつまでたっても音色の追求の旅は終わらないです。 ――まだ理想の音には届いていない、ということですか?
」で使用。 ──使っている機材は違えど、何を使っても自分の好きな音に向かってしまう感じですか? 柴崎:そういうのもある気がしますね。それと、今と当時では時代があまりにも違うので出す音も時代の影響は受けてると思います。一方で、多分メロディっぽいものや歌う時のタイム感とかはそんなに変わってない感じ。「世界が終るまでは…」のイントロのメロディみたいなところとかは、変わってないように思いますね。 ──人でいうと"喋り方"みたいなものでしょうか。 柴崎:そうですね。しゃべり癖みたいなものと基本的なトーンっていうのは変わらないのかな。ピッキングのフォームとかは結構変わったと思うんですけど。 ──意識的に? 柴崎:ある時期からすごくピックを深く持つようになったんです。親指がすごくいっぱいはみ出てるというか、関節近くで持ってるみたいな。 ──親指の奥のほうで持つ感じですね。それはどうして? 柴崎:あるフレーズをコピーしているときに、その人がそういう握りだったので試しにやってみたら、そのフレーズはうまく弾けたんですよね。他のフレーズはその持ち方だと弾きにくかったりするんだけど、なんかそれが定着してきた。あと、速く弾くときのピッキングの仕方も相当変わってますね。前は、基本的にはオルタネイトピッキングが基本だったんだけど、今はダウンダウンとかアップアップとか、もっと流動的になってきました。 ──ピックはどんなものを? 柴崎:前はティアドロップでしたけど、今はマンドリンピックという小さいピックを使っています。 ──先がとんがって頭がハート形の? 柴崎:そうそう、すごいちっちゃいやつ。 ──落としませんか? 柴崎:すごい落とします(笑)。 ──それは何がいいんですか? 柴崎:手の中でコントロールしやすいというか、無意識に演奏中に持ち直したり変えたりするのが何となくしやすいっていうんですかね。 ──持ち方や当て方を、プレイによって細かく変えているんですね。 柴崎:はい、変えてます。 ◆インタビュー【2】へ
もっと強く抱きしめたなら / WANDS 「もっと強く抱きしめたなら」のコーラスの伴奏は58サウンドあります。 「もっと強く抱きしめたなら by 悠加(はるか)」「もっと強く抱きしめたなら by kyougoku」などのサウンドがあります。 「もっと強く抱きしめたなら」の他の人気パート: ボーカル ギター DTM 動画/画像 ピアノ ドラム その他 もっと強く抱きしめたなら WANDS コーラス 7/17の音楽の日 で 5期ver.
2020 - 08 - 09 図鑑 トウバナ 【塔花】 シソ科 2020/08/09 ジャパンスネークセンター 2019/05/03 土呂 2018/05/20 北鎌倉たからの庭 2018/04/21 浜離宮恩賜庭園 ●花後 2020/06/26 井の頭公園 【仲間】 クルマバナ 【似た花】 キツネノマゴ
詳しくはこちら
今月の精進料理教室は、9月9日、重陽の節句の日でした。旧暦ですと10月で、ちょうど菊の時期なので菊の節句ともいわれます。 重陽の節句は、今ではご存じない方が多いのですが、かつては五節句の中でも最も盛んだったといわれています。 中国では、奇数のことを陽の数、偶数を陰の数といい、陽の最も大きな数「9」が重なることから9月9日を「重陽」としました。この日は陽のパワーが強すぎるということから、邪気を払う行事が行われていたそうですが、後年、お目出度い日という考えに変化し、無病息災や長寿を祝う節句へと変化していきました。 今月はせっかくの重陽の節句ということでしたので、出早めの菊を使った和え物を。また群馬の名物料理「茄子の蒲焼丼」、夏の名残の素麺を使った千筋かんなどを作りました。どれも簡単に作れますので、ぜひ試してみてください。 1. 茄子の蒲焼丼 2. オクラととろろ昆布の味噌汁 3. 福袋煮 4. 北鎌倉「たからの庭」大正時代にタイムスリップした様な素敵な場所. 千筋かん 5. 梨と菊花のレモン酢和え ---------------------------------------------------------------- 1.