小口径鋼管杭工法とは、軟弱層が比較的厚く、通常の処理では難しい場合に行われる工法です。 小口径鋼管杭工法を地盤内の支持層にまで入れ、支持杭として利用します。 この記事では小口径鋼管杭工法の概要や特徴について紹介します。 小口径鋼管杭工法とは 小口径鋼管杭工法とは、軟弱層が厚く通常の混合処理が難しい場合に行います。 小口径鋼管を支持層まで打設し、支持杭として利用します。 杭を回転し貫入させるので、振動や騒音が少ないのが特徴です。 小口径鋼管杭工法のフローと特徴一覧 1. 準備 交通整理、養生などを行います。 2. 材料の荷受け 杭材を搬入します。 杭材が荷崩れし内容、枕木などを用います。 3. 鋼管杭 施工と施工管理. 機械にセット 専用の機械に杭を固定します。 地面と垂直に杭を立てます、 4. 圧入 機械の重さを利用し、杭を回転させながら設定深度まで到達させます。 5. 接手溶接 杭の継ぎ足しが必要な場合は、次の杭を溶接します。 6.
ここから本文です 発行年月 2009年9月 港湾空港技術研究所 資料 1202 執筆者 菊池喜昭,水谷崇亮,森川嘉之 所属 地盤・構造部 地盤・構造部長 要旨 本稿では,まずはじめに,現在の技術水準を示すため,現在の考え方に基づく設計施工の流れを示した.次いで現在の開端杭の支持力に関する設計法の課題を示した.これらを背景に,開端杭の先端支持力の発現メカニズムに関する検討を行なった.さらに,近年の載荷試験方法の動向について紹介し,杭の支持力推定に用いることのできる載荷試験方法についてまとめ,施工管理までを含めた載荷試験結果の利用法をまとめた.以上の検討結果と付録A,Bに示した杭の施工に伴うトラブルの実態調査結果に基づき,新しい杭の支持力推定手法の考え方を提案した. 本研究の主たる結論は以下のものである. 1)N値を基本とした現在の日本の杭の先端支持力推定手法は,根入れ長が50 mを超える杭に対しては適用が困難である. 2)開端杭の先端抵抗は,杭実質部の先端抵抗と杭先端から杭径のほぼ2倍までの区間の杭の内周面摩擦によって発揮されているようである. 3)動的荷重を載荷する杭の載荷試験方法が普及してきており,その簡便さから,杭の支持力推定や杭の施工管理に新しい杭の載荷試験を活用できる. 4)以上の検討結果から,杭の載荷試験をより積極的に活用した杭の設計施工の考え方を示した. 鋼管杭施工管理士の検定試験の内容を解説【合格率は4割くらい】. 尚,本稿は,独立行政法人港湾空港技術研究所,社団法人日本埋立浚渫協会,鋼管杭協会(現 一般社団法人鋼管杭・鋼矢板技術協会)の3者で平成18年から平成20年まで実施した共同研究の成果を中心に取りまとめたものである. 全文 (PDF/4. 6MB) 発行年一覧を表示/検索 条件を入力して検索する ページの先頭へ戻る
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