ロッシーです。 「事実は小説より奇なり」 という言葉がありますよね。 「現実世界で実際に起こる出来事には、小説よりも奇妙であったり魔訶不思議なことがある」 という意味です。 確かに世の中には、小説顔負けの出来事が起こることもあるでしょう。 でも、毎日そんなことが起きるわけではありませんよね。 たま~にそういうことが起こることはあっても、多くの日常は平凡なものです。 だから、普通に考えたら日常よりも小説のほうが面白いと思いますよ。 日常生活が小説のように面白い人なんてほとんどいないでしょう? みんなが映画を観たり小説を読んだりするのは、少しでも平凡な日常を忘れて面白い世界に触れたいからなのではないでしょうか。 映画や小説のような人生を送っている人は、おそらく映画や小説に触れることはないでしょう。 別に日常を否定しているわけではありません。 日常なんていうのはそういうものだと思っていますし、それでいいと思います。 毎日がジェームズ・ボンドみたいな生活だったらしんどいです。 「毎日を小説や映画のように面白くすればいい」 という考えの人もいるかもしれません。 波乱万丈の人生にあこがれる。 それもひとつの考えでしょう。 ただ、実際にそれを実現できるかどうかはまた別の話です。 そのために多大な努力や犠牲を払うのであれば、面白い小説を読むほうがてっとり早いのではないでしょうか。 だから、今日も私は小説を読むのです。 Thank you for reading!
豆知識 2020. 10. 14 「マンデラエフェクト(効果)」 という言葉を知っていますか? 「あ、この景色見たことある!」「こんな経験したことあるような?」とデジャブがある一方で、「あれ、これってこうじゃなかったっけ?」とそうあるべきものがそうなかったとき、つまり 記憶違いのことを「マンデラエフェクト(効果)」 と呼びます。 マンデラエフェクトの由来 「マンデラ」と聞いて、誰かを思い出しませんか? そう、かつて 南アフリカで反アパルトヘイト運動の指導者として名を馳せた、黒人初の大統領となった人の名前 ですね。政治犯から南アフリカの大統領へ。 生涯を人種差別撤廃に対する運動にささげた彼ですが、 1964年には政治犯として終身刑 を受けています。27年間もの投獄生活を経て、1990年に解放。 さらに弁護士や大統領として活躍したのち、2013年に亡くなりました。 もか えっ、 2013年 ……? 思いのほか、最近の話です。 「あれ、ネルソン・マンデラってまだ生きてたっけ?」「80年代に獄中死しなかった?」 彼の訃報が報道された際の大衆の反応がまさにこれでした。中にはマンデラの葬儀さえ記憶している、というような人もいて、インターネット上はおおいにざわついたものです。 この現象から名付けられたのが「マンデラエフェクト(効果)」。「これってこうじゃなかったっけ?」と大衆が思い違いをしている状態です。 アパルトヘイト: 南アフリカで50年代~80年代まで行われていた白人至上主義(黒人蔑視)政策のこと。 マンデラエフェクトの実例 「マンデラエフェクト(効果)」は、なにも人に対するものだけに使われる言葉ではありません。たとえば、こちら。 【1】キットカット まず、チョコレート菓子の「キットカット」の英語ロゴを思い浮かべてみてください。 おそらく「Kit-Kat」という風に思い描いた人が多いのではないでしょうか? でも実は 「KitKat」 が正解。中にハイフンは入っていません。 もし 「Kit-Kat」と思っていたら、マンデラエフェクトが働いていた証拠 です。 【2】ケネディ暗殺事件 また、ケネディ暗殺事件が起きた瞬間の写真、または映像を見たことがあるという人も多いのではないかと思います。 その際に ケネディ元大統領が乗っていたオープンカーは6人乗り でした。ところが、 多くの人が4人乗りだったと記憶 していたそう。これもマンデラエフェクトの一種です。 【3】ピカチュウ ポケモン(アニメ版)では主人公最高のパートナーともいうべき存在、ピカチュウ。この ピカチュウのしっぽの先の色は黄色 ですが、中には 「あれ、黒じゃなかったっけ?」 と思っている人も多いのだとか。 「いやいや、黒でしょ!