飼い主さんから「リンパ腫を治療するべきでしょうか?」と言う質問はよく受けます。初期で見つかったリンパ腫は自覚症状がほとんどありませんが、この病気は悪性腫瘍です。ほとんどの場合は、急速に進行して全身の臓器に障害を起こして死亡します。早めに診断を確定し、治療を開始することが重要です。 猫のリンパ腫は完治する?
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犬の脾臓腫瘍(がん)の原因、症状、治療法
腫瘍科とは
腫瘍とは、身体に過剰に増殖した組織塊のことを言います。
悪性腫瘍は、癌と肉腫があり、それを総称して <がん>とよびます。
中年をを過ぎたワンちゃん、猫ちゃんには、がん(悪性腫瘍)のリスクがあります。
がんは治るのか?
犬のリンパ腫|原因・症状・かかりやすい犬種や年齢・治療法などを腫瘍科認定医が解説 | ペトコト
正常なリンパ球は免疫細胞で、ウイルスなどから体を守る働きをしています。この細胞は全身を巡りながら、いくつかのポイントに集まって仕事をしています。よく知られているポイントは「リンパ節」で、その他「胸腺」「消化器」「皮膚」なども挙げられます。
リンパ腫は、このリンパ球の腫瘍ですが、日頃からリンパ球の集まっている上記の部位(リンパ節、胸腺、消化器など)によく発生します。その発生部位によっても治療法が異なりますので、どこにできるかによって「解剖学的分類」がされています。 解剖学的分類ってなに? リンパ腫は発生する場所の違いにより、いくつかの型に分類されています。猫では、
前縦隔型(胸の中に塊ができるタイプ)
多中心型(体中のリンパ節が腫れるタイプ)
消化器型(腸に病変ができるタイプ)
皮膚型(皮膚病ができるタイプ)
などがみられます。
幼猫での猫白血病ウイルス(FeLV)感染に関連した前縦隔型や、多中心型は、2~4歳の若齢発生が多いグループです。老齢発生のものは消化器型リンパ腫(腸や腹腔リンパ節が腫れるタイプ)が最も多く、これは 嘔吐 、食欲不振などで来院した際に検査によって腹腔腫瘤が発見されます。
猫免疫不全ウイルス(FIV)感染猫の老齢期にも、消化器型リンパ腫がみられます。
解剖学的分類
頻度
年齢
FeLV陽性率
前縦隔型
20〜50%
若齢
80%
多中心型
20〜40%
50%
中枢神経型
5〜10%
<10%
消化器型
15〜45%
中高齢
30%
皮膚型
<5%
腎孤立型
5%
重症度はステージで分類することができます。犬と同じくWHO分類を使用するのが一般的ですが、猫では解剖学的分類がさまざまのため、以下の臨床ステージング分類も参考にされます。ステージが高いほど予後が悪い(生存期間が短い)と言われています。
「猫のリンパ腫の臨床ステージ分類 Mooney, 1986.
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そうすることで、 比較的軽い症状のまま 治療に向かうことが 出来るかも しれませんよ。 リンパ腫の症状をステージ別に解説! それでは、リンパ腫を患うと どのような症状を発症するのでしょうか。 症状は 腫瘍の 出来る場所 によっても 異なる ようですね。 ここからは、主に現れる症状を ご紹介していきます!
また、獣医師や病院によっても
癌治療の方法や考え方はさまざまです。
少しでも納得できない、悩む
ところがあるのであれば
セカンドオピニオンを受ける
ことが大事です。