腰椎 固定 術 再 手術 ブログ

Sun, 02 Jun 2024 16:36:00 +0000

Widows (2018) 犯罪に手を染めていた夫をなくした妻たちが奪われた金を取り戻す話で、原題はまんま「未亡人たち」。寄せ集めの素人集団である彼女たちが無事お金を手に入れられたのは、正直運が良かった部分が大きいし、いつ失敗してもおかしくなかったので見ていてひやひやしました。でも彼女たちは脅されて命が危ない、金がないと生活が立ちゆかないだけでなく、夫たちはクズだったけど、自分たちはそうじゃないというのを証明したかったのかも。 にしても、脅され自分の命がないと知って300万ドルを強奪する計画を立てるヴェロニカ(ヴィオラ・デイヴィス)や、自分の店を持ち切り盛りしているリンダ(ミシェル・ロドリゲス)に比べると、アリス(エリザベス・デビッキ)の生き方のなんと脆いことよ。夫が持ち帰ってくる、出所が分からない怪しい金であるのをあえて問わず、そこそこいい暮らしをさせてもらった生活が破綻したとたん、その先どうやって生きていけばいいのかが分からない。おまけに母親はいわゆる毒親で、そのきれいな顔で金のある男をひっかけてまた前と同じ暮らしができるようにしなさいって迫ってくるだなんて、まったくどうかしてるよ! 娘をなんだと思ってるんだ。 で、彼女たちの計画と並行して地元で票を集めて選挙に勝ちたい政治家ジャック・マリガン(コリン・ファレル)とジャマール・マニング(ブライアン・タイリー・ヘンリー)の駆け引きも展開されるのだけど。マリガンもまた、引退後も絶大な権力を持つ父親トム(ロバート・デュバル)との確執があり、新しいやりかたで票を集めたい息子に対し、お前のやり方は間違ってる、とごちゃごちゃ口をはさんでくる父親は時代遅れで鬱陶しいだけで。 ヴェロニカたちが金を盗んだのはそのマリガン家の金庫からなんだけど、在宅していたトムがアリスを撃ったことで反射的にヴェロニカはトムを撃ち殺してしまう。大物政治家の家で起きた強盗殺人事件なら、みっちり捜査して犯人はあっという間につかまりそうなものだけど(現場には撃たれたアリスの血も残ってただろうしね)、でもその捜査はおそらくジャックが手を回して穏便に終わらせたんだろうな、という予想。彼にとっては、事件にまきこまれた父親は気の毒だけど殺されたのはちょうどよかったわ、くらいの気持ちじゃない? ヴェロニカたちに金を要求していた男も、死んだと思ってたけど実は仲間を裏切って生きていたヴェロニカの夫(リーアム・ニーソン)も死んで、ちょっと都合よすぎな展開ではあったけど、彼女たちは数百万ドルを手に新しい人生のスタートを切れました、なお話でした。まぁ晴れ晴れした気持ちにはならんけど。 にしても豪華キャストだなって思っていたら、さらにまさかアリスの夫役でジョン・バーンサルが出てきてびっくりでした。計5分も出演してなかったけど、でもうれしいよねこういうの。 関連記事 ロスト・マネー 偽りの報酬 (2021/07/28) レディ・プレイヤー1 (2018/08/26) Running for Grace (2018/08/17)

  1. ロスト・マネー 偽りの報酬 2枚組ブルーレイ&DVD | HMV&BOOKS online - FXXF-86600

ロスト・マネー 偽りの報酬 2枚組ブルーレイ&Dvd | Hmv&Amp;Books Online - Fxxf-86600

神配信映画 2019年11月30日 年内に観ておきたい作品編 連載第5回(全7回) ここ最近ネット配信映画に名作が増えてきた。NetflixやAmazonなどのオリジナルを含め、劇場未公開映画でネット視聴できるハズレなしの鉄板映画を紹介する。今回は年内に観ておきたい作品編として、全7作品、毎日1作品のレビューをお送りする。 『 それでも夜は明ける 』の監督が描く未亡人たちの強奪計画 『ロスト・マネー 偽りの報酬』(C)2019 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

ときます。そう・・・ ハリーは生きていたんです 。 映画の冒頭は、ハリーとヴェロニカのベッドシーン。いかにも二人は愛し合っています!的な始まりだったけど、ハリーは、ヴェロニカが200万ドルもの返済を迫られるような事件を起こしただけじゃなく、死んだということにしちゃってバックレていたわけです。 そんなことないんじゃない?と思いたいけど、ハリーは血も涙もないヤツだったことが後にわかります。 計画通りには行かなかったものの、何とか現金強奪に成功し、4人の女たちが分かれた後、ヴェロニカはハリーが使っていたアジトに戻ると、そこにハリーが現われます。 なんと!ハリーは、 金を寄こせ 、と言った挙句、ヴェロニカを殺そうとまでしちゃうんですよ。サイテーな男です。 黒人であるヴェロニカは 「白人の女と人生やり直そうってわけ?」 と言います。このシーンは、お互い心に何某かのわだかまりがあったんだろうな、と感じます。 二人の間のひとり息子が亡くなったことで、すでにその時、二人の関係は壊れていたのだろう、と察することもできます。 うわべは上手くいっているようでも、お互いに不満を口にはしていなくても、心の中にある澱は溶けることなく少しずつ固くなっていたと思われます。 ただ、溜飲が下がったのは、殺されたのはヴェロニカではなく、逆襲に合ったハリーだったこと。 ざまぁーみろ! です。 その後、リンダもアリスもそれぞれが抱えていた悩みは解決し、新しい人生を歩むことになります。 感想 スティーブ・マックイーン監督は、丁寧な描写に定評があるようですが、確かに今作も丁寧に描かれていますが、個人的には丁寧に描かれているがために、前半は若干退屈にも感じました。 盛り上がってくるのは中盤を過ぎてから。そこまでは、事件の背景や二人の市長候補者の様子なども描かれています。 親子の確執、黒人差別、女性差別、男女のプライド、貧困など、登場人物の様々な事情や思いが錯綜します。 クライムサスペンスドラマとはなっているけど、確かにサスペンス的要素はあるものの、女性をターゲットにした人間ドラマって感じでしょうか。 親が亡くなっても、人生そのものがひっくり返るほどは変わらないけど、連れ合いが亡くなると、男女を問わず良しあしは置いといて、人生リセットするほど環境が変わるのかもしれない、とも感じました。 例え連れ合いであろうと、その人の全てを知ることはできないし、知ればいいってもんでもないと思っているけど、相手によって自分の人生が大きく振り回されないよう、心しておかなくちゃいけないかもしれません。 リーアムさん、アクションなくてラクチンだったかしらん?ね?