損益分岐点分析を知っている経営者の方は多いでしょう。 損益分岐点は、固定費と変動費を区分(固変分解)していなければ分析できません。 この記事を読むことで、固定費・変動費について次のことがわかります。 固定費・変動費の意味 固変分解する必要性 固変分解の方法2選 固定費と変動費を理解することで、あなたの経営判断に役立つより深い会計情報を入手することができるでしょう。 1.固定費・変動費とは?
************ きょうの執筆後記 ************ 昨日は、8月申告法人の決算業務。 その後にあたらしいセミナーの検討。あたらしいことを考えるのは楽しくてよいですが、時間がもっともっと欲しい今日この頃。 スポンサードリンク
スポンサードリンク 損益分岐点を計算したいけど、変動費と固定費ってどうわければいいの?
事業収益の監視に役立つ損益テンプレート 損益テンプレートを使用して会社の収入と支出を監視することにより、生活を楽なものにしましょう。損益計算書、損益分岐点分析、損益計算書テンプレート、財務比率を含む貸借対照表など、必要なものはすべてすぐに利用可能です。 損益テンプレートは、安心と透明性のために必要なときに必要な情報を提供します。収益と費用を損益計算書テンプレートに追加するだけで、月単位または年単位での会社の利益および前の期間からの変化率を計算できます。 Excel の損益テンプレートは使いやすく、あらゆるビジネスに合わせて数分で設定できます。会計学位は必要ありません。 損益テンプレートにアクセスして内容を変更し、会社名とロゴを含めることで、マネージャー、パートナー、投資家、および金融機関と共有するプロフェッショナルな外観のドキュメントを作成できます。無料の損益テンプレートをダウンロードして、今すぐ会社の財務の追跡を開始しましょう。
固定費と変動費を計算する 固定費と変動費の計算では、売上原価や販売費及び一般管理費といった費用を固定費と変動費に分ける作業が必要です。これを固変分解と言います。 会計で集計された費用は固定費と変動費の区別がなく集計されているため、一つずつの費用を固定費と変動費に分ける作業が必要です。この固変分解にはいくつかの方法がありますが、ここでは中小企業庁のホームページにも紹介されている勘定科目精査法を紹介します。 勘定科目精査法とは、業種ごとに発生する費用を勘定科目によって固定費と変動費に分ける方法です。例えば、卸売業における販売員の給与手当は固定費、支払運賃は変動費というように勘定科目によって固定費と変動費を分けます。この方法で分けた勘定科目ごとの固定費と変動費の合計額を下図のように計算します。 図2 固定費と変動費の集計 詳しい固定費と変動費の区分は以下のウェブサイトを参考にしてください。 2. 限界利益率を計算する 固定費と変動費の計算ができたら次は限界利益率の計算が必要です。 限界利益率=限界利益÷売上高=(売上高-変動費)÷売上高 このように分解すると既に集計できている売上高(1, 500万円とします)と変動費合計で計算することができるので、以下のようにエクセルに計算式を入力します。 図3 限界利益率の計算 既に説明した通り、以下の計算式を入力することで限界利益率を求めることも可能です。 限界利益率=1-(変動費÷売上高) 3. 損益分岐点を求める 損益分岐点となる売上高は以下の計算式で求めることができるため、エクセルには下図のような計算式を入力します。 損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率 図4 損益分岐点売上高の計算 この3つのステップによって簡単にエクセルで損益分岐点売上高を計算することができます。 グラフを作ることも可能!
回帰分析を使って損益分岐点売上高を算出する(1/2) - YouTube